F+S Flash
(Vol.189)



============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第157弾】
  小林 隆一 / ファインディックス    <大阪>
  福田 幸雄 / クラスイット        <広島>
  福井 五郎 / ハイエレコン        <広島>
【コラム/『組織のリスクマネジメントを考える』<第3回>】 <寄稿>
  「不正のトライアングル」について考える     高橋義郎/TML
【コラム/『経営者に贈る言葉』<第22回>】     <寄稿>
  経営者は寛容な心をもつべし   野村 修一/NOMURAコンサルティング
【コラム/『ERP導入の反省』】      <寄稿>
  「安く早く」と「BPR」は実現できた?    広川 智理/プラッサム
【新サービス紹介/『新入社員研修・無料コンサルティングサービス』】
  最適な研修会社を無料でアドバイス 井上 実/M&Iコンサルティング
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧くさい)
  東 京【第175回】1月28日(水):新年会『NEW YEAR's Party』
  広 島【第31回】 3月6日(金)〜7日(土):交流会+GOLF
======================================================================

本年もたいへんお世話になりました。
異常気象つづき、来年は火山が心配です。
多くの方々の御協力で今年も『F+S Flash』月一配信を終えることが出来ます。
新しい年!2015年未年!が、皆様にとって実り多き年となりますように。

 ★☆★ 各地の新規メンバー勧誘を是非ともお願いします ★☆★
 (F+S紹介==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Forum.htm)
   直近日程に参加できなくとも今後の御案内が可能な方へは
 今後の開催案内をお送りいたしますので事務局まで御連絡ください。

■=== 【F+Sメンバー紹介/第157弾】

1)小林 隆一 / ファインディックス      <大阪>

アシスト時代、部下からの報告は、M社の某事業部に厳しい怖い方がいる、
でした。パッと見は怖いですが話すと優しいです(*^_^*)
M社の同期入社と知ってから距離が縮まった気がします。
御一緒のアメリカ旅行は楽しい思い出です。
今回は強引に自己紹介を書いていただきました。

<ご本人からの一言> 

(株)ファインディックスの小林と申します。
西嶋さんとのご縁でメンバーに加えて頂いています。
西嶋さんとはアシストにおられる頃に知り合って、1992年には一緒に
アメリカへ視察旅行をした事もありました。
今回自己紹介の執筆依頼があり、簡単に自己紹介&会社紹介をさせて頂きます。

京都生まれの京都育ちで、子供の頃は野球に熱中しており、京都御所や
建仁寺の庭などをグランド代わりにして遊んでいました。

大学ではオペレーションズ・リサーチ(OR)を専攻し、「経営の意思決定を
科学的に立案し経営革新をしたい」と、今考えると冷や汗が出るような
偉そうなこと言って松下電器に入社しました。

結局配属されたのは、当時創設されたばかりのIT部門で、当初は製造事業場
の経営管理や生産管理、工程制御のシステム化を担当しました。
何とかORやAI、オープンシステムと言った新しい技術をシステムに
組み込み、省力化だけではなく、経営に直接貢献するシステム構築に孤軍奮闘
し、周りから変わり者扱いされた事もありました。
ただ1990年代になってその活動が当時の担当役員の目に留まり、本社に
新設された情報技術研究部の責任者に任命され、最先端の情報技術を研究・
導入するという得がたい経験をさせて頂きました。

2008年にパナソニックを定年退職後、ファインディックスの顧問に就任し、
若い人たちのパワーを感じながら楽しく仕事をしています。
少し会社の宣伝を・・・

2006年設立の若い会社ですが、東京、横浜、名古屋、福岡に拠点があり、
高い技術力と、お客様の立場での課題解決が評価されており、SIサービス、
組み込みソフト、制御システム等幅広くサービスを提供しています。
また、Google Appsの正規販売代理店もしていますので、ご用命のほどよろしく
お願い致します。

さて私の趣味ですが、
若かりし頃は、野球、サッカー、バスケット等走り回ることが大好きだった
のですが、年と共に体が言うことを利かず、今は将棋と旅行を楽しんでいます。
将棋は自己流ですが、2011年度の大学女流名人が大学の後輩で、
お願いして対戦した事があります。
平手では歯が立ちませんでしたが、駒落ちで何とか勝たせてもらいました。
今はコンピュータ将棋相手に日々研鑽し再チャレンジの機会を窺っています。

旅行は大学の友人達と行くことが多いのですが、おっさんばかりでは面白く
ないので、いつも数名の女性に参加頂き、学生時代に戻った気分で、
賑やかな旅をしています。
最近では、某航空会社のCAの方たちと秋田の温泉めぐりを楽しみました。

いつまでも気持ちだけは若く、人生を楽しみたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

2)福田 幸雄 / クラスイット       <広島>

F+S広島でたまたま近くに座ったので経験談をお聞きしていましたら
今回は書いてもらえなかった(書けない話か!?)ご苦労話が興味深かった
ので、自己紹介をお願いしました。
それにしても、F+S始まって以来の!同姓同名!
読みが同じで漢字が違う方はおられましたが、全て同じは初めてでした。

<ご本人からの一言> 

F+Sメンバーのみなさま、はじめまして。
(株)クラスイットの「福田幸雄」と申します。

11月14日に広島で開催された交流会と翌日のゴルフに初めて参加させて
頂きました。実はその時、アスカネットの「福田幸雄」社長が講演をされる
と言う事で世話人の福井さんから紹介を頂きました。
漢字も含めて同姓同名なのはネット等でよく知っていて一度名刺交換をして
みたいとの想いがやっと実現しました。

さて自己紹介ですが、まずは仕事の方から書きます。

私は、日立系のSIベンダーにて長年SE一筋でやってきました。
もちろんベテランになってからは現場だけでなくプロジェクトマネジメントも
多数経験し、PMとしてトラブルプロジェクトの応援に行く事も多く苦労も
しました。

応援で行くと今までのしがらみ等について遠慮が無いので「今のままだと
間に合わないので稼働日を延期しましょう」とか「今までの原因はXXXなの
で、この改善に本気で取り組まないといつまでも動きませんよ」とか平気で
言えるので結構お客様や社内にインパクトがありプロジェクトのリセットも
上手く行くケースが多かったように思います。

みなさんもプロジェクトがトラブルの時は、特効薬(劇薬?(笑))として
PMを替えるのもよいかもしれません。もっとも私自身の性格として思った
ことをストレートに言うのは昔からで、トラブルプロジェクトの代替PMは
誰でも良いという分けでなく生意気で押しの強い人でないと駄目なのかも
知れないですね(自覚しています・・・)

次はプライベートの話に移ります。

一つ目は大好きなゴルフの話です。11月15日のゴルフは、ハンディ18で
出場しましたが81でラウンドし、いきなり9アンダーで2位(初出場は
優勝なし)でした。最近のアベレージは92程度なのでハンディは適正と
思っていたのですが、この時に自己ベストが出るとは想定外でした。
今年の夏に83が出て自己ベストを更新し、先日のF+Sのコンペで81が
出て再度自己ベスト更新。還暦過ぎて1年に2度の自己ベスト更新で成長が
加速する自分がなんだか怖いです(笑)

もう一つ力が入っているのは和太鼓です。

始めてかれこれ10年以上になりますが、なかなか上手になれません。
F+Sメンバーの方には音楽系の趣味の方も多いと思いますが、
私は楽譜の音階は読めないので(リズムは読めます)太鼓が性にあって
います(笑)
先日、「けんみん文化祭ひろしま」の和太鼓部門に出場してきました。
3月に開催された予選的な催しで優秀賞を頂き出場資格を得たものですが、
本選はレベルが高く我々が主演するには躊躇いがありましたが、
これも勉強のうちと出演することにしました。
会場に着いて他チームの演奏を聴くと、とても上手だし派手なパフォーマンス
もあります。帰りの車中で自分達の演奏ビデオを見ながら「我々は地味
じゃね〜」と言いながら、少しへこんで帰ってきました。

翌日リーダーからメールが入っていました。審査員に知り合いの人がいて、
審査の時の事を教えてもらえたようです。
その審査員は「ほとんどのチームが見せる太鼓を目的でやっている中で、
古典的な和太鼓をじっくり聞いて心が温かくなって非常に良かった。
他の審査員も押してくれた方がいたようで表彰までは行かなかったけれど
好評だった」とのこと。

このメールでまた元気が出ました。
なんでもそうですが、人と同じ事をやっていたのでは目立たないと言う事
ですね。我々の地味さと(笑)ほんわか感が最近の派手な和太鼓を聴き
なれた審査員の方々に受け入れられたのは嬉しかったですね。

還暦を過ぎて昨年、孫が一人(現在1歳になります)出来ました。
子供の成長には目を見張るものがありますが、私も孫に負けないように
まだまだ成長を加速させながら仕事に遊びに全力で走り続けますので
よろしくお願いします。

あっ、最後に(株)クラスイットもよろしくお願いします。
プラチナメンバーが極上のITサポートを提供いたします。
これを言っとかんと社長に怒られる・・・(笑)
拙文に長々とお付き合い頂きありがとうございました。

2)福井 五郎 / ハイエレコン       <広島>

F+S広島の地元世話役として、今年もたいへんお世話になりました。
広島県情報産業協会の会長としても、ますます活躍の場を広げておられます。
来年はバンド再結成でメジャーデビューを目指しているのか?(*^_^*)?

<ご本人からの一言> 

本年はどうもありがとうございまた。
メールですでに届いている方にはダブりますが、クリスマスのご挨拶を兼ねて、
少し早いですが年末の挨拶とさせていただきます。

(下の絵が上手く表示できると良いですが)
・ . ・ ☆.・. . ^ .. ・ .
. ・ . . ・ ☆.・. . ^ ・
.・ ☆.・ o . ・ ・ ☆.
.2014 to 2015 ・.^ ・ . .
.. ・. ・ . 〇 ・.. ・.
. ☆ ・ o ☆ ・.・ ☆.
.・ . . o ・ ・ ・ .
.. __П . ^ ・ . . ☆
. /\ Ц\ .・ Д ・・.
./=愛=\___\ (・・) . .
++| П  | 田 | ( : ) . .
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今宵はXmas
また一年が過ぎ去って、
新しい年が始まる今
君の心に残る思い出は何?
今宵はXmas
みんな楽しんでいるかい?
近しい人たち、愛しい人たち
老いた人たち、若い人たち
Merry Xmas そしてHappy New Year
何の迷いもなく
新しい年が良い年であることを祈ろう
~~~~~~~~~~
ジョンレノン "Happy X'mas"

日本人3人が、青色LEDの研究開発でノーベル賞を受賞する快挙の年でした。
それぞれ特徴のある方々でしたが、天野先生の息子さんの、お父さんが
こんなにすごい人とは思わなかった、とのコメントが微笑ましかったですね。
日本人に乾杯です。

私はといえば、5月、6月と2回も入院しましたが、
10月21日には広島情産協の30周年記念式典を会長で迎えることができ、
感慨深い年でした。関係する皆様に感謝いたします。

先日、天才プログラマー認定者でユビキタスエンターテインメントの社長と
お会いしました。ザッカーバーグもビルゲイツもジェフペゾスもみんな
プログラマーから巨大企業を築いた。「ITの知識なくして、起業は成功
しない、文系の方々もプログラムの勉強を」と修道大学で講義されました。

プログラマ出身者としては意を強くしました。
今からでも遅くない事業を考えよう!というのが来年の抱負です。
それと、11月にひろしまケーブルテレビの「川島宏治のTHEひろしま
プラス1」に出演した時に、来年の抱負はバンド再結成と言ってしまいました。
昔の関係者の方々よろしく!

自民党が圧勝しましたが、他よりはましだとの評価でしょうか。
アベノミックス効果も先が見えない状況ですが、地方が広島が元気に
ならないと日本は良くならない!のも確かでしょう。

新しい年が、皆様の夢と理念を実現する実り多き年となりますよう
お祈りいたします。

★2014年も多くの方に自己紹介や近況報告を寄稿いただきました。

原稿集めに毎回苦労しております。
お忙しいところへのお願いで誠に心苦しいのですが
依頼が行きましたら、何卒ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

Vol.178 広島 森 英輔 富士通エフ・アイ・ピー
Vol.178 井戸 雅之 ユー・エス・イー
Vol.178 渋谷 茉莉 ジブラルタ生命保険☆
Vol.179 広島 沖 佑磨 IIJ
Vol.179 宮崎 章浩 ISID
Vol.179 葉山 奈津子 明成商会☆
Vol.180 渡邊 正之 ディスタント・ビュー
Vol.180 持田 敏之 NECネクサソリューションズ
Vol.181 酒井 富夫 セリングビジョン
Vol.181 柳堀 紀幸 アデクサ・ジャパン
Vol.181 広川 智理 プラッサム
Vol.181 広島 宮崎 健司 兼松エレクトロニクス
Vol.182 板垣 幸一 サンテック
Vol.182 松本 博司 サージェント
Vol.182 広島 廣末 浩之 Wisdom & Will
Vol.184 広島 北村 祥三 BCC
Vol.185 広島 竹田 邦雄 シリウス1
Vol.185 高信 勝二 タカプラン
Vol.185 衞藤 重豪 ベンチュリーコンサルティング
Vol.186 広島 福田 幸雄 アスカネット
Vol.186 細野 秀主 ドリームIT研究所
Vol.186 鈴木 弘一 ステラクラフト
Vol.187 広島 吉岡 宏 NTTネオメイト
Vol.187 中西 康治 エイジア
Vol.188 大森 信幸 ジブラルタ生命保険
Vol.189 広島 福井 五郎 ハイエレコン
Vol.189 広島 福田 幸雄 クラスイット
Vol.189 大阪 小林 隆一 ファインディックス

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
  ==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#flash

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  組織目標達成のための『勝率アップ・プロジェクト(Project-WIN)』
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ★☆★ 「組織の活性化」に必要なステップを確実に実施 ★☆★
      http://www.tru-solutions.jp/projectWIN.pdf
     組織の求心力強化とリーダーシップ強化への変革プロセス
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 *組織全体のビジョン・戦略をきっちり策定(選択と集中)
 *それを下位組織・関連組織へ賢く展開(合意とコミットメント)
 *経営層や部門長のみならず実務管理者レベルまでの意識変革を実施
 *PDCAサイクルを通じた実施改善活動を継続推進する仕組みを構築
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『リスクマネジメントを考える』<第3回>】<寄稿>

                       高橋 義郎
                   yosiro-t@cb4.so-net.ne.jp
                 高橋マネジメント研究所(TML) 代表
                   桜美林大学大学院 特任教授

一般社団法人企業研究会という異業種交流の集まりがある。日本を代表する
ような企業のトップやマネジメントに関わる幹部・中堅レベルの方々に加え
て、学界やコンサルティングの領域からも幅広く参加されている分科会活動
を展開している団体だ。私も「経営戦略担当幹部交流会議」という分科会で
研究協力員として参加させていただいている。

そこではほぼ毎月、タイムリーな話題について外部講師に講演をお願い
したり、メンバー企業から経営戦略や中期経営計画の状況を報告して
いただいたりしているが、それらの話題をリスクマネジメントやバランス
スコアカードのフレームワークで紐解いていくと、提供される情報を非常に
分かり易く整理できることに気が付き、大変面白い自己学習の場となって
いる。やはり、多くの経営戦略論には、リスクマネジメントとバランス
スコアカードが語る普遍性が当てはまるということなのであろう。

ところで、前回は、3つのリスク機能「戦略的リスクマネジメント機能」
「業務的リスクマネジメント機能」「危機管理機能(クライシスマネジメント)」
について触れたが、そのなかで自動車のエアバッグ問題と取り上げて、
品質リスクや調達リスクという業務的リスクがクライシスリスク(重大
クレーム発生)につながるケースを振り返ってみた。

今回は、個人の不正リスクについて考えてみたい。 

日経BPネットのウェブサイトに、『仕組みだけの「内部統制」には限界が
ある』という記事が掲載されている。
そのなかで甘粕氏は、不正対策には「防止」と「抑止」があるという。

防止とは、人が不正を働けないように物理的な措置を講じることだそうで、
一方、「抑止」は人の心に訴えかけて不正をやらないほうがいいと思わせる
ことだという。いずれにしても、仕組みをつくっただけではダメで、
日々、人間によるフォローが必要となることがポイントなのだろう。
人間が不正を犯すには、それなりの条件が整わなければならないはずで、
なぜ不正を働いてしまうのかという心理的なメカニズムの理解も必要だ。

D.R.クレッシー(米国の犯罪学者)が唱えた「不正のトライアングル」という
理論は、我々の良く知るとことであるが、この理論によれば、不祥事や
不正行為は、「機会」「動機」「正当化」という3つの要素を三角形の
それぞれの頂点に置いてみた場合、それぞれが大きくなり互いに重なり合う
状況になると発生する確率が高いというものだ。

たとえば、「機会」の一例としては、情報管理や金銭管理の権限がその人に
集中し、会社のチェックが十分でないケースがあるだろう。
「動機」については、借金に追われて不正をするしか解決策がないといった
ケースが考えられる。また、「正当化」では、デール・カーネギーの著書に
もあるように、人は悪いことをしても、心のどこかで自己正当化する心理が
あるということである。

ですから、会社である社員が不正を犯したとしても、それはその社員一人の
問題ではなく、会社の管理の仕組みの不備、上司による部下の日常ケア不足、
などの対応の不足も原因になるということに、私たちは注意したいところだ。
「不正のトライアングル」については、いろいろなウェブサイトが紹介して
いるので、詳細はそちらを参照されたい。

いずれにしても、上記に紹介した「不正のトライアングル」は、
私たちがよく目にする情報漏えいや企業不祥事の報道記事に照らし合わせて
みると、「何故そんなことをしてしまったのだろう」という解答を示唆して
くれる。しょせん人間の基本的行動や感情の原理は古今東西あまり変わらない
ようで、不正のトライアングルに例えられる普遍性が、当てはまるものなの
かもしれない。

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     戦略マップで活力と実行力のある組織作りを目指す
  事業計画、部門戦略の策定や見直しにBSCを活用しませんか?
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 ★☆★ 「バランス・スコアカード(BSC)の部門への適用効果」 ★☆★
    http://www.tru-solutions.jp/BSC_Proposal_management.htm
 求心力を高め、コミュニケーション強化でPDCAサイクルの
  スピードを上げ柔軟な対応が可能な組織としておく必要があります
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  経営戦略策定や方針展開にバランス・スコアカード(BSC)を活用し
  !ミドルマネジメントの意思変革促進と事業運営の実行力強化を!
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■=== 【コラム/『経営者に贈る言葉』<第22回>】

                 野村 修一 nomura-con@outlook.jp
                NOMURAコンサルティング 代表

◆今月の格言:『経営者は競合会社をも愛する
              寛容な心をもつべし』(松下幸之助)

上杉謙信と武田信玄といえば、有名な川中島の合戦をはじめ、何度も激しい
戦いを繰り返した宿敵同士である。ある時、それまで信玄の領地へ塩を供給
してくれていた今川氏と北条氏が信玄との紛争がもとで塩を送るのをストップ
してしまった。それで領民は非常に困る結果になった。

それを伝え聞いた謙信は、信玄に「北条があなたのところへ塩を送るのを
止めたというが、これは武将としては卑怯なやり方だ。戦場で勝敗を決する
ことこそ私の望むところで、塩については私の方から必要なだけさしあげ
ましょう」と書を送り、その通り実行したので、信玄はじめ領民も非常に
感謝したということである。

今日でも、国家間、政党同士、団体同士、企業同士の競争や対立がいたる
ところにある。競争も必要である。対立も必要である。しかし、指導者たる
ものは常にこの謙信のような、「一視同仁」、敵をも愛するというような
豊かな心を持ちたいものである。

◆特集:「経営者の役割」(5:顧客を拡大する)

日本の中小企業・小規模事業者約420万社の内、8割近くが赤字と言
われている。10年以上売り上げが低迷、又は赤字基調から抜け出せず、
倒産又はもがき苦しんでいる企業が山ほどある。その中で、あえなく沈没
する会社は後を立たないが、懸命な想いで再起を図っている会社も少なく
ない。
いままで、「経営理念・ヴィジョン」、「元気な会社」、「再生する会社」、「
孫子の兵法」、「ランチェスターの法則」をご紹介してきました。いよいよ
最終章ですが、今回は会社運営の要となる「経営者が果たすべき役割」の内、
<5:顧客を拡大する>について、そのポイントを整理させていただきます。

1)顧客なくして企業なし

経営環境が厳しくなればなるほど、業績の良い会社と悪い会社の差が出て
くる。業種、規模、社歴等に関係なく好不調に分かれ、しかもその格差は
どんどん大きくなりつつある。
不調な企業の経営者が、手を抜き、怠けているという訳ではないが、
企業の業績は最終的には財務数値として表現される。企業の利益の源泉は
売上であり、売上の源泉は「顧客」である。選ぶ権利は顧客にしかない。
顧客から選択されなければ、売上は上がらず、利益も出ないという当たり前の
事実を認識する必要がある。顧客の拡大とは、企業の将来の開拓であり未来の
創造を意味する。
経営者自身が最前線に立って、全力を傾注しなければならない。

2)顧客戦略の基本

企業の「顧客」とは、安定的に商品、サービスを購入してくれる「固定客」だけ
ではなく、購入の可能性のある「潜在顧客」も含めて考えるべきである。
しかし、「誰もが皆お客」という考え方ではなく、所得階層、年齢層、嗜好等の
観点から、「顧客層」を絞り濃み、的を絞った営業展開が必要になる。
顧客を、所得の状況、年齢層、性別、生活圏、自社との距離、趣味嗜好等々の
観点から分析結果に基づき、ターゲットを絞った営業活動を行っていくことが
必要である。

3)お客をセールスマンに

「満足したお客はセールスマンになる」の言葉通り、満足した顧客は企業や
商品のPRをしてくれる。
これは誠心誠意、仕事に取り組んだ結果である。その正反対に、「不満を持った
お客はマイナスのセールスマン」になる。企業の姿勢、考え方、社員の行動など
はすべてお客様にチェックされている。
業種や規模の大小には関係なく、常にお客さまのために何ができるかを
最優先で考えることが必要である。

以上です。
次回で『経営者の仕事』の最後(6.人材を育成する)について
整理させていただきます。

◆編集後記

『大企業であれ、小規模企業であれ、経営者は5Sを心掛けるべし』

企業の現場改善の考え方である5S(整理・整頓・掃除・清潔・躾)を
実践している会社とそうでない会社には業績にも雲泥の差がある。
きれいに整頓された職場では気持ちよく仕事ができ、無駄なミスも起きず
効率的であり、業績だけでなく社員の表情も比べようがないほどの違いがある。
これは工場だけではなく、オフィスでも同様のことである。

安倍首相が前回の就任時に「美しい日本を造る」と言っていたが、
それが具体化していれば今頃は、家庭、職場、地域、そして日本全体の
「見える(=環境)5S」から「見えない(=こころ)5S」への波が
広がっていたと思われるが如何かな?。

最後までお読みいただき有難うございました。
ご感想・ご意見がありましたら、お気軽に上記メルアドにお願いします。
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■=== 【コラム/『ERP導入の反省』】    <寄稿>

                         広川 智理
                     (株)プラッサム 代表取締役
                      http://plussome.co.jp/
   〜 ERP導入の反省 〜

1990年代後半から2000年代前半にかけて、大企業でのERP導入ブーム的な
ものが起きました。最初の大きなきっかけは、「2000年問題」で、
当時多くのプログラムが、プログラムの中で判断などに使う日付情報のうち、
年の情報を下2桁しかもっておらず、たとえば、1995年以降という条件で
処理をするときに、2000年は「00」年として扱い、1995年よりも前と
判断してしまうということが起きる危険が非常に高まりました。

しかし、日付を扱うプログラムは非常に多く、また1つのプログラムの中の
何カ所も日付を参照することが行われており、それら全てを漏れなく正しく
4桁に修正することは困難と考えられました。前の例ですと、「95以上」と
いう設定を「1995以上」としなければならず、「1195」と書き間違える危険も
隠れているということです。

その頃ちょうど、欧米のERP(Enterprise Resource Planning)システム
(パッケージソフトウェア)の日本での導入が始まった頃で、
古くなったシステムを手で1つずつ修正するよりも、欧米のベストプラク
ティスの詰まったERPパッケージに置き換えれば、比較的スムーズに
2000年対応ができるだけではなく、BPR(Business Process Reengineering)
もできるだろうと考えられました。

そこで、当時国内企業がERPを導入する際にその目的として謳ったのが、
「業務をERPに合わせることで世界のベストプラクティスを導入し、
BPRを実現する」でした。

「業務をERPに合わせる」がキーワードだったのです。

そして「今までのシステムはオーダーメイド(手作り)だったが、安く早く
作るために既製服(ERP)を買ってそのまま着る」という導入方針も
同じように叫ばれていました。ところがどうだったでしょうか???。

既製服の肩幅を直さないと業務に合わない、袖を長くしないと業務に支障が
出る、ボタンを増やさないと困るといった要求が現場から次から次に
上がってきて、結果的に既製服に大幅に手を加えてしまいました。
その結果、「安く早く」が「高く遅く」かつ「品質不安定」となってしまった
のです。

当時、ERP導入の際の目的の多くは「安く早く」と「BPR」でしたが、
それを実現した企業は非常に少なかったのではないかと思います。
そのため、導入費用が膨らみ、それに比例するように保守費用も増加して
しまいました。業務も大きくは変わっていません。
ERP導入の際に、現場の声をよく聞いた(聞きすぎた)こと、
ERP稼動開始のために多くの積み残しがあったことなども、
その後の保守運用費用(パッケージベンダー企業に払う年間保守料とは違い
ます)が軽くならなかった原因でしょう。

それはERP導入の「真の目的」が明確に設定されておらず、
社内での徹底も不十分だったのだと思います。

「安く早く」がもっともっと徹底されていれば、その後の運用も業務も
大きく変わっていたと思います。

いま改めて情報システム(IT)の要求定義で求められているのが、
この「真の目的」の明確化とその徹底です。
その徹底度合いが開発費用や、保守運用費用に大きく影響します。

 <著者略歴> 広川 智理 (ひろかわ ともさと)
 1977年に日本電気(株)入社以来、社内のIT部門に所属し、
 海外を含むNECグループ内の情報システムの開発、保守、運用を
 24年間にわたり担当。
 2001年より(株)ITR シニア・アナリストとして、
 各種リサーチやコンサルティングを実施し、常にユーザ目線での
 問題提起や課題解決への提言を実施。
 2014年4月に現在の(株)プラッサムを設立。

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     JUAS公開研修 2015年2月4日(金) 10:00〜18:00
    https://juasseminar.jp/seminars/  講座番号:4114167
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  問題は、目的と解決・改善への意志のあるところでのみ課題となる
  ★☆★ 発想力を磨く!「問題感知・課題発見力強化」研修 ★☆★
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 発想力(新しい視点で物事をとらえるアイディアを生み出す力)を養い、
 課題発見力(何をすべきかの本質を見極める力)と課題解決力を磨きます
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                        井上 実
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失敗することのできない新入社員研修を、どの研修会社に委託するか、
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研修会社には、それぞれ特徴があります。

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いる会社など。どこが自社に最適な会社なのかを選択するはたいへんです。

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 (F+S紹介==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Forum.htm)
   直近日程に参加できなくとも今後のご案内が可能な方へは
   今後ご案内差し上げますので事務局まで御連絡ください。

◆御案内しておりました「F+S東京クリスマス」に代わり
 1月に「新年会」として開催することにいたしました。

  <2015年度:新年会『NEW YEAR's Party』開催>

  1月28日(水)19:00〜21:30
    @赤坂「シャングリラ」  http://www.shangrila.tokyo.jp/
    (フリードリンク、食事付、プレゼント多数あり)

◆広 島【第31回】 3月6日(金)@交流会.会場未定
             7日(土)@懇親ゴルフ.会場未定

★今年は御講演でもお世話になりました。

・F+S東京( 2/ 5) 栗山敏さん/北海道情報大学
・F+S東京( 4/ 9) 中川善之さん/ジャパンラーニング
・F+S東京( 6/25) 江田康雄さん/天賞堂
・F+S東京( 9/ 3) 細野秀主さん/ドリームIT研究所
・F+S東京(10/29) 広川智理さん/プラッサム 
・F+S広島(11/14) 福田幸雄さん/アスカネット

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: いよいよ残すところ1週間で年が明けます。個人的には、悪くな
かった2014でした。と書くと、良かったように取られるかも知れませんが
良いこともなかった、が正解です。来年は!良いことが来てくれますように!
今年も異常気象、記憶に新しいところだけでも、8月の広島の大雨洪水に11
月の長野の地震や12月からの大雪、とキリがありません。東北震災の後遺症
で火山活動が活発化しています。きっと来年には何処かが大爆発しそうです。
青色LEDノーベル賞以外はあまり嬉しい話がなかった気もしますが、必ず、
良いことが来る!と信じて待つことにします。体力気力がないので、自分から
取りに行けない、ユックリ待ってますので、皆さんもヨロシクお願いします。
新しい年!2015年未年!が、皆様にとって実り多き年となりますように。

※年末恒例の東京駅「ミチテラス」も24日から始まりました。
 28日迄の5日間限定なので行くべし!綺麗ですよ!
 ==> http://www.tokyo-michiterasu.jp/

※読者が選ぶ2014年十大ニュース
 ==> http://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20141202-OYT8T50029.html

※火山情報(tenki.jp)
 ==> http://www.tenki.jp/bousai/volcano/yahoo_map

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     当社提供の<組織活性化・人材育成関連サービス>は、
       http://www.tru-solutions.jp/tru-199.htm
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    ※当社の研修の特徴
      1)全て・・・考えるワークショップ型
      2)全て・・・気付きを促す自己変革型
      3)全て・・・実践に即結びつくコミットメント型
      4)全て・・・小難しい理論排除のシンプル型
    ※1社研修を御希望の場合は当社へお問い合わせ下さい。
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