F+S Flash
(Vol.182)



============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第151弾】
  板垣 幸一 / サンテック          <東京>
  松本 博司 / サージェント         <東京>
  廣末 浩之 / Wisdom & Will        <広島>
【コラム/『【経営者に贈る言葉】<第16回>』】      <寄稿>
  営業利益を出せるか否か    野村 修一/NOMURAコンサルティング
【セミナー/『超高速開発が企業システムに革命を起こす』】(7/8開催)
  自社にどんぴしゃりの情報システムを導入するために開発前にすべきこと
【コラム/『こんな上司が新入社員を潰す』】日経ビジネスONLINE要約
  大切なのは普段の距離感、変化を素早く察知  湊 伸悟/ビジネスコーチ
======================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第151弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
 http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#flash

1)板垣 幸一 / サンテック        <東京>

ほとんどクリスマスだけの御参加です。
社長になられてからはほとんどお会いしていませんが
たいへん真面目な方なので上手くやられているようです。
人生、良い風が来た時は流れにまかせるのも良いものかもしれません。

<ご本人からの一言> 

(株)サンテックの板垣と申します。
サンテックと聞いて前社長の城戸を思い出す方が大勢いらっしゃるかと
思いますが、2011年4月に城戸から経営を引継ぎ現在に至っています。
F+Sには殆ど参加していないのですが、西嶋さんから自己紹介の執筆を
依頼されましたので、簡単に自己紹介&会社紹介をさせていただきます。

1958年11月2日生の55歳、花の中三トリオ(森昌子、桜田淳子、山口百恵)
ジャイアンツの原監督と同学年です。
血液型:O型、家族:妻、長男(大学3年)
長男は鳥人間サークルに入っているので、今年も彦根まで応援に行く予定です。

大宮生まれの(ほぼ)大宮育ちで、盆栽で有名な盆栽町に住んでます。
まだ趣味として盆栽は始めてませんが、60代になったら始めようかと
思っているところです。近くには盆栽園や盆栽美術館があり、2017年には
第8回世界盆栽大会も開催される予定で、少しづつ観光客も増えてきました。
盆栽に興味のある方はぜひ遊びに来てください。

私がIT業界に入ったきっかけは、高3の時に読んだ旺文社の「蛍雪時代」か
学研の「高三コース」でした。プログラマーという職種に何となく憧れ、
大学の数学科を出ると良いと書かれていたため、その通りに某大学の数学科に
入学しました。'81年に卒業し、念願かなって独立系のソフト会社に入社
しました。その後先輩に声を掛けられ'88年にスピンアウト、'89年
サンテック設立と同時に転籍して現在に至ります。

プログラマーになってからは、産業用ロボット、鉄道信号、生産管理、
自動券売機などいろいろなソフトを開発してきました。
一番の思い出は、つくば万博で自分が関わった
ロボットが動いているのを見た時でしょうか。

個人の紹介はこのくらいにして、続けて会社の紹介を少しだけ。

(株)サンテックは、1989年6月28日設立、もうすぐ25年になります。
三洋電機自販機事業部の50%出資の会社としてスタート、'94年三洋電機の
100%子会社、'08年にMBOを実施し独立会社となりました。

拠点は、埼玉県さいたま市、群馬県高崎市、東京都千代田区の3ヵ所に
あります。高崎では主に制御系の仕事、東京では主に業務系の仕事を行って
います。
私共サンテックでお手伝い出来るような事があれば、気軽にお声掛け下さい。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

2)松本 博司 / サージェント        <東京>

この方も、ほとんどクリスマスだけの御参加です。
最近は何をしているのか、ようやく分かりました(*^_^*)。
カートレースが趣味だったとは知りませんでした。
一度お手合わせをしてもらおうかと・・・。

<ご本人からの一言> 

皆様、ご無沙汰をしておりますサージェント株式会社の松本でございます。
(一部の方には、はじめまして!かもしれません。)
今回は近況報告をさせて頂きつつ、弊社の業務内容を書かせていただきました。

最近は、過去に増して「貧乏暇無し」状態です。
少しは景気が上向いているといっても、まだ弊社のような零細企業では
実感が湧かない状況です。

さて、早いもので弊社も11年目に突入しております。
事業内容は相変わらず海外製品の発掘や日本市場開拓を行っていますが、
会社設立時は北米の会社をサポートするのがメインでしたが、
現在はイスラエルの会社のサポートがメインになっております。

今は、(1)モバイルデバイス、コンテンツ、アプリケーションの管理、
デバイスのリモートサポート機能を持ったトータル・モバイル管理サービス、
(2)特定ツールで作成されたアプリの.NETへのマイグレーション
サービスの日本市場への参入活動をしています。

(1)については、ネットワークに繋がるモバイル機器やコンシューマ機器を
診断したり、リモートサポートする事も可能ですし、機器のサポートを現場で
行うCEさんをアシストするモジュールを半製品で準備しております。

また、弊社のパートナーさんとの協業で、モバイル・デバイス向けの業務用
アプリの開発も行っており、先にご紹介した管理サービスやIT資産管理
サービスを統合したサービスをメニュー化するプロジェクトも進めています。
今は、多くのサービスがSaaSで提供されているので、各サービスの連携が
しやすく多くのレベルでのメニュー化をする事が可能になっています。

アプリの開発を依頼していただお客様が、2度、3度とビジネスの機会が
得られるような企画を立案するお手伝いもしておりますが、同時に
ご協力いただいているベンダーさんにもビジネスの機会がもっと得られる
ように、企画を海外へ展開するお手伝いをさせて頂く予定です。

皆様でモバイル関連のビジネスにご興味がございましたら、
是非ともお声がけ下さい。

プライベートでは、元々の趣味であるカートレースが時間が無い上に、
費用がかかりすぎて殆ど出来ていません。「ハンドルを握りたい病」が
出ていて、腕がむずむずしています・・・(笑)。
また、旅も好きなのですが、これまた時間の関係で日帰り温泉ぐらいしか
行けないので、今後は、仕事で国内外を飛び回る回数を増やしたいと
思っている今日この頃です。各地の美味しい物も食べたいですからね。

それでは、今後とも引き続き宜しくお願い申し上げます。

3)廣末 浩之/Wisdom & Will        <広島>

私がゴルフをドクターストップなので、残念ながらお目にかかれていません。
F+Sメンバーにも走っておられる方が多いです。
健康あっての人生です!クレグレも無理をなさらないように!。

<ご本人からの一言> 

こんにちは。広島で平成20年頃から参加させていただいています
廣末浩之と申します。といっても、毎回ゴルフだけの参加で、
少し申し訳なく思っていますが...1965年生まれで、先日49歳に
なった中年真っ盛りですが、気持ちはいつまでも若くチャレンジ精神を
持ち続けたいと思っています。

私は、もともと広島のソフトウェア開発会社でシステムエンジニアなどを
していましたが、平成18年に独立して、現在は個人事業主としてIT関連の
コンサルティング、プライバシーマークの審査員、システム監査等の仕事を
しております。

独立するにあたって、屋号を「Wisdom & Will」と付けています。
これは、業務改革等を支援するにあたって、知恵(Wisdom)と意志の力(Will)
をお客様と共に持ち続けたいという想いで名付けました。
まだまだ常に満足できる仕事が出来ているわけではありませんが、
少しでも理想に近づけるように日々奮闘しております。

趣味は、ゴルフ、スポーツ観戦、将棋、飲み食べ歩きといったものです。
ゴルフは、F+S広島ゴルフ会に参加させてもらっており、他にも誘われて
時々行くゴルフ場はとても気持ちよく楽しいものですが、腕前はまったく
上達しませんね(^-^;)

一度、ハンディキャップに恵まれてF+S広島ゴルフ会で優勝させてもらい
ましたが、それ以降はめっきりです。まぁ、練習はあまりしていませんが、
ゴルフ場は大好きですので、誰かゴルフのメンバーを探している時には、
声を掛けて頂けると嬉しいです。

また近年、体重の増加が切実な課題となってきましたので、
少しジョギングでもしようかと思い、2年程前より友人に誘われ、
広島の市民ランナーが参加する「ひろしま国際平和マラソン大会」に参加
しています。10Kmの部に参加して過去2年は、なんとか完走出来たので、
これからも継続して参加したいと思っています。

しかし、毎回レース後に皆で焼肉パーティーが恒例となっており、
当日の消費カロリー以上に飲食してしまっているので、
ダイエット効果はあまりないみたいです(^-^;
野球観戦、サッカー観戦もあまり回数は行けていませんが、
今年はカープ&サンフレッチェのアベック優勝の可能性もありますので
応援したいと思っています!

私が、独立して今まで仕事を継続してこられたのは、
「人の縁」によるものが大きいと思っています。
「F+S Forum」においても、一人では決して繋がりが持てなかった人たちとの
交流をさせていただくことが出来ました。
これからもまだまだ、仕事も遊びも充実させていきたいと思っていますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

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 *経営層や部門長のみならず実務管理者レベルまでの意識改革を実施
 *PDCAサイクルを通じた実施改善活動を継続推進する仕組みを構築
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■=== 【コラム/『【経営者に贈る言葉】<第16回>』】

                 野村 修一 nomura-con@outlook.jp
                NOMURAコンサルティング 代表

  〜!営業利益を出せるか否かが再生の分岐点である!〜 

◆今月の言葉:『営業利益を出せるか否かが再生の分岐点である』

経営者が会社を再生する時に留意すべきことがある。
大抵の会社には借金がある。その利息を引く前の営業利益が赤字であれば、
経営者は間違いなく資金繰りに頭を悩ませている筈である。
例え、無借金経営だとしてもその赤字の状態が続けば、いずれは倒産する
ことになる。

会社を再生させるには、最低でも営業利益はプラスでなければならない。
そこで大切なのが、従来の売上高80%を占める上位20%の会社が
取引を継続してくれるかがポイントになる。

「真の友は困った時に手を差し出す」と言われるが、真の取引先は、
こちらが経営難にある時にこそ、自らの如く支援してくれるものである。

◆今月のテーマ―『ランチェスターの法則』(4)

日本の中小企業・小規模事業者約420万社の内、8割近くが赤字と言われ
ている。10年以上売り上げが低迷、又は赤字基調から抜け出せず、
倒産又はもがき苦しんでいる企業が山ほどある。
その中で、あえなく沈没する会社は後を立たないが、懸命な想いで再起を
図っている会社も少なくない。
今回もそんな会社の経営者が目の前の荒波を乗り切る経営方策の拠り所とし
ている、お馴染みの『ランチェスターの法則』に焦点を当て、その内容を
探ってみたい。

【1.時間対策の重要性】

どんな会社であれ、限られた資源の中で唯一平等なのが「時間」である。
経営力は以下の公式によって表すことができる。

 ★経営力=経営資源(質)*人的資源(質)*時間の2乗

資金などの経営資源が低い場合や営業マンの能力が低く、人的資源が少ない
場合でも、時間だけは2乗に比例しているため、時間で補うことが利益を
上げる近道となる。

これは、戦略や戦術を考え、戦術も実行する社長自身の仕事時間が最も多く
なければならない。そこで、競争相手の2倍、3倍働くのなら、時間に
2乗が付いているために単純に2倍の時間を働くのではなく、√2をかけて
考えるとよい。

ランチェスター法則の計算式に落とし込むと、人の3倍働けば必勝の
パターンとされている。

また、従業員の仕事時間については、面談時間を増やすことを目標にすると
よい。面談時間とは、お客と直接会っている時間時間やお客活動にあたる
電話、FAX、メールをする時間やハガキを書く時間である。
競争相手の面談時間を情報収集し、競争相手の2〜3倍をこの時間にあてる
と、時間の2乗作用により業績がアップする。それと同時に、従業員の質を
上げるために、社長自ら従業員を教育する時間を多く取っていくと経営力は
格段に上がる。この教育時間も社長の仕事時間である。

【2.顧客戦略と顧客戦術】

顧客戦略の基本は、「お客に好かれる」「お客に喜ばれる」「お客に忘れ
られないようにする」ためである。そのためには、何よりもお客に不便を
かけたり、二度手間をかけたりしないことである。
特にお客との一番最初の接触になる名刺などは、お客のことを考えないまま
作られていることが多い。名刺には何の職業か、電話番号は見やすく大きいか、
覚えてもらえるよう顔写真や似顔絵が入っているかなど、お客にとって
不便な部分を解消することから始まる。

顧客戦略には、電話やFAX,お礼ハガキなどのほか、お客に喜ばれる
サービスなどがある。電話はどの時点でかけるか、FAXやハガキの
タイミングや回数など、仕組みに落とし込んでいくことが戦略にあたる。

顧客戦術とは、電話のかけ方やFAX、手紙のパターン化など、従業員が
作業する際の仕組み作りに当たる。しかし、いきなり従業員に命令しても、
従業員は何のためにこれらのことを行うかが理解できない。
そのために必要なのが教育と訓練になってくる。教育と訓練は、あらゆる
戦術に対しても必要で、販売戦術では、地域対策の重要性から絞り込んだ
客層の知識、商品の知識も必要になってくる。

顧客戦術に関しては、お客作りの重要性を教育し、実際の作業は訓練する
形になる。こうした教育と訓練の割合は3対7となり、教育を担当する
責任者は、従業員100人までの会社では当然社長の役目になる。

以上です。
次回も引き続き、『ランチェスターの法則』をご紹介しますので楽しみに
してください。

◆おわりに

『君子は想定外の困難に遭遇すると「これ位、大したことない」と言うが、
小人は「もうだめだ」と言う』

知人A氏は有名大学を卒業、一流企業に入り順風満帆の人生だったが、
管理職になったある時、部下のミスによる顧客からのクレーム、上司の
パワハラ等に耐えきれず、退社してしまった。
一方、知人B氏は家が貧しかったこともあり高校卒業後、中堅企業に入社。
様々な試練を克服し、同社の役員として牽引している。

「苦労は買ってでもせよ」と言うが、正に目先の楽ばかり追いかけていると、
不運に出会うや否や脆くも崩れてしまうばかりである。

最後までお読みいただき有難うございました。
ご感想・ご意見がありましたら、お気軽に上記メルアドにお願いします。
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■=== 【セミナー/『超高速開発が企業システムに革命を起こす』(7/8)】

                    細野秀主/ドリームIT研究所
                    hidekazu.hosono@dream-biz.jp

皆様 お世話になります。
ICT経営パートナーズ協会、パートナーの細野です。
本日のご案内は、超高速開発に関する本とセミナーのご案内です。

先月、一般社団法人ICT経営パートナーズ協会から、
「超高速開発が企業システムに革命を起こす」という本を上梓しました。
(共著です)  http://www.ictm-pa.jp/

この6月4日には、業界団体や政府機関、IT企業やコンサルタント、
ITコーディネータなど、140名を超える多くの方にお集まりいただいて、
出版記念パーティを盛大に催しました。

『超高速開発』は、今後、ユーザー主体開発が進むにつれて、
企業や行政組織において、大きな潮流になりえるものとの期待が大きくなり
つつあります。皆様方にも是非お読みいただきたいですし、皆様方の
お知り合いにも是非お薦めいただければと思っております。

ICT経営パートナーズ協会では、この本の執筆に関係した著者を中心に、
超高速開発に関するセミナーを開催することにいたしました。
東京商工会議所様のご支援を得て、セミナーを開催します。
ITコーディネータ協会の後援もいただきましたので、ITCの方々には
研修ポイントも付与されます。

私の紹介で受講頂いた方には別途、今回お話しできない特別な資料を
差し上げます。?無料ですので、お時間のある方は、是非、東京商工会議所
のWebサイトよりお申込みください。
 ==> http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-57196.html

<セミナー開催概要>

日 程:2014年7月8日(火) 15:30〜17:00
タイトル:自社にどんぴしゃりの情報システムを導入するために、
     開発前にすべきこと
     〜誰でもできる超高速要求定義〜
講 師:木村 礼壮 ドリームIT研究所 CEO、
     (株)エスペラント 代表取締役。
     公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)
会 場:東京商工会議所ビル 1F クラウドワーク・スクエア
参加費:無料(ただし、限定30名)

情報システムの構築は、70%以上が失敗プロジェクトという統計がでています。
更に、60%以上の機能は、全く、あるいは殆ど使われないとの統計もあります。
そのような苦い思いを避けるための要求定義が必要です。
開発をする前に利害関係者間の意識合わせ、費用対効果の算定、現状の姿と
あるべき姿の作成、と色々と煩雑な情報を整理していかなければなりません。
そもそも、情報システムを開発する目的をどうやって設定すべきなのかという
問題もあります。それらを個人のスキルに頼っていませんか。
要求定義を3つのモデルに分けて考え、個人のスキルに依存せずに要求定義を
リポジトリ化していく方法論を超高速開発の関連性を含めて説明いたします。
今回お話しする手法はITだけではなく、多くの決定支援に役立てることが
できます。

◆超高速開発が企業システムに革命を起こす

必要な情報システムをスピーデイに開発し、柔軟に変えていくことのできる
手段として、超高速開発という考え方とそれを支える超高速開発ツールが
注目を浴びています。

ここでいう「超高速開発」とは、単にプログラムを自動生成する機能だけ
ではなく、業務のデザインから運用・保守工程をも含めたシステム・ライフ
サイクル全般にわたる生産性向上と継続的品質改善のやり方を意味します。

ユーザ企業はもちろん、今までプログラミングの知識がないという理由で
システム開発を対象外と考えていた経営指導の専門家の人達にとっても、
経営や業務知識をベースに情報システム開発が行える有力な方法になる
可能性があります。

2013年8月にソフトウェアの生産性を高める超高速開発ツールベンダ13社が
集まって、「超高速開発コミュニティ」が発足しましたが、
本書はそのコミュニティのまとめ役であるICT経営パートナーズ協会
(会長は元NECソフト社長・会長、元ITコーディネータ協会会長の関隆明氏)
のメンバーが分担して原稿執筆にあたりました。
また付録には、ベンダの寄稿による各社のツールの概要をまとめています。

<推薦のお言葉>
・独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
 ソフトウェア高信頼化センター(SEC)所長  松本隆明 氏
 「ビジネス環境の変化がめまぐるしい現代、手工業的なシステム開発を
 していては企業は勝ち残れない。この著には既存の枠にとらわれない
 先進的な開発手法への挑戦がある。」
・一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
 Executive Fellow(元副会長) 細川泰秀 氏
 「この「超高速開発」ツールは、従来のシステム開発手法に対する
 イノベーションである。各社の競争力向上のために、このツールの活用を
 ぜひ検討してほしい。」

 ★「超高速開発が企業システムに革命を起こす」
   http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P96270.html
   http://www.amazon.co.jp/dp/482229627X/
  関隆明 監修 一般社団法人ICT経営パートナーズ協会 著
  価格:2,700円(税込)、 ISBN:978-4-8222-9627-8
  発行元:日経BP社、 発行日:2014/05/19

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■=== 【コラム/『こんな上司が新入社員を潰す』】

                 湊 伸悟 sminato@businesscoach.co.jp
                    ビジネスコーチ(株) 顧問

既に初夏ではなく真夏のような日々です。
各企業の新入社員が入社して既に3ヵ月、
上司になられた方は、その扱いでたいへん悩ましい季節かもしれません。

    =======================
       〜 こんな上司が新入社員を潰す 〜
 「本気で叱れば思いは伝わる」は、下手をすればパワハラに
    =======================

不安と期待が入り混じった新入社員を、上司や先輩社員はどう迎え入れる
べきか。会社におけるメンタルヘルスの専門家、帝京平成大学現代ライフ
学部の渡部卓教授に聞いた。

渡部 卓(わたなべ・たかし)
 帝京平成大学現代ライフ学部教授、ライフバランスマネジメント研究所社長。
 2010年にライフバランスマネジメント研究所を設立。
 日本産業カウンセリング学会や日本ビジネス心理学会の常任理事を務める。

(聞き手は熊野 信一郎)日経ビジネス記者
 日経ビジネスONLINEより要約
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140331/262009/?P=1

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Q:新人が職場に配属される季節がやってきました。
  上司や先輩は何に気をつけるべきでしょうか?。

A渡部:良くないのが、「学生気分から抜け出させてやろう」とか、
「社会人として一人前にしてやろう」と考え、新入社員にプレッシャーを
 かけてしまうことです。
 職場の人間には悪気はなく、むしろ励まそう、育てようとしているのですが、
 それが良くない結果を生むことが多くあります。
 就職活動で初めて社会の厳しい現実に直面し、メンタル面で厳しい状況に
 追い込まれた学生も少なくないでしょう。
 今の多くの新入社員は、親世代のリストラといった、会社の仕打ちを見て
 育ってきました。
 だから、働くことにそのものに不安を抱いている。
 アンケートでは「定年まで働きたい」と言いながらも、
 心の奥底では会社で働くことに対して神経質になっているのです。
 そんなバックグラウンドがあるということを理解しておく必要があります。

Q:ガツンと言うと萎縮させてしまう。
 
A渡部:優秀とされる上司ほど、新入社員のちょっとしたことに対して
 “キレて”しまう傾向があります。
 自信と成功体験があるので、それをベースに強く叱ってしまうのですね。
 また成功した上司ほど、「本人のためと思って本気で叱ればわかってくれる」
 と思いがちです。 しかしこれは誤解です。
 ある調査では、管理職の約8割が「本気で叱ることが教育になる」と考えて
 いました。
 しかしながら、若手社員の過半数が、そうしたやり方を「逆効果」だと
 考えています。
 本人のためと思って厳しく叱ることが、合理的ではなくなっているわけです。

 面白いのは、管理職に「強く叱られてよかったと思う経験があるか」と
 聞いたところ、
 「ある」が3人に1人程度しかいなかったことです。
 「本人のため」というのは正論です。
 でもそれは、上司と部下の信頼関係があって初めて成立するもの。
 価値観も違い、まだ信頼関係も築けていない新入社員に対しては避けた
 ほうがいいでしょう。
 下手をすれば「パワハラ上司」のレッテルを張られます。

Q:変調示す「3つのA」
  とはいえ、時には厳しく注意しなければならない場合もある。
  どのように接すればいいのでしょう。

A渡部:私はよく管理職の研修などで「かりてきたねこ」というキーワード
 を紹介しています。

   「(か)感情的にならない」
   「(り)理由を話す」
   「(て)手短に」
   「(き)キャラクター(性格や人格)に触れない」
   「(た)他人と比較しない」
   「(ね)根に持たない」
   「(こ)個別に叱る」の頭文字です。

 新入社員に対して特に注意したいのは、「同期のAさんはできるのに
 なんでお前はダメなんだ」と、他人と比較して怒ることです。
 一昔前の企業や官庁では同期入社がたくさんいて、その中で比較され、
 競争することが当たり前でした。
 ただ、今の若者は他者と比較されることに慣れているわけではありません。
 必ずしも、奮起を促すことにつながらないでしょう。

 「個別に叱る」というのは、みなが見ている職場で注意するのではなく、
 個室に呼んで話を聞く、という意味です。
 そこで、「あなたには期待しているのにどうしたんだ」と、
 1対1でじっくり話す姿勢が大切です。

Q:新入社員のメンタルに問題がないかどうか、
  どのように注意すればいいでしょうか?。

A渡部:タイミングとしては、ゴールデンウィーク明けに変調が出やすい
 傾向があります。
 新入社員も最初の数週間は緊張感があるので、あいさつや受け答えも
 はきはきしている。
 それが、1カ月ぐらいが経過し、心身ともに疲労感が蓄積してくると、
 元気がなくなってくる。

 「3つのA」と言われる変調の兆候があります。
 まず、「アブセンティズム(Absenteeism)」と言って、
 遅刻や欠勤の常態化です。遅刻が多くなったり、アポイントをすっぽかし
 たりする。
 うつ病になった人の過去の欠勤のパターンを解析する研究では、多くの
 ケースでその初期に体調不良による休暇があることがわかってきています。
 2つ目のAは「アルコール(Alcohol)」で、飲み会で不自然に騒いだり、
 酒量が増えて顔つきがおかしくなったりするなどの兆候が出ます。
 ストレスを管理できない若者が、アルコールに逃げてしまうことがよく
 あります。
 最後が「アクシデント(Accident)。怪我や事故、忘れ物などです。
 うつ状態になって、イライラ感や焦燥感が強くなり、こうしたことが
 増えてしまう。

Q:様子がちょっとおかしいなと思った時の対処法は?

A渡部:最悪なのが、遅刻やミスをした新入社員を上から「バカヤロー」
 と叱り飛ばすことです。
 そこはぐっとこらえて、休日の過ごし方やプライベートの話などでいいので、
 とにかく「傾聴」すること。
 耳が門の中にある「聞く」ではなく、外に出た「聴く」です。
 実は、これができない管理職が多い。
 ビジネスの世界で実績を残しているマネジャーには、
 ふんぞりかえって人の話を聞かない人が多いんです。

 相手が話している途中でさえぎって、すぐに解決策を示そうと自分で
 話し始める。
 会議や商談ではロジカルシンキングだけでいいのですが、
 部下とのコミュニケーションはそれだけではだめです。
 我慢して、最後まで相手の話を聞く。それに慣れていないのです。

 傾聴するにはコツがあります。
 まず部下の言動にカッとなったら、椅子の下などで見えないようして
 手の指を1本1本折ってカウントするのです。
 右手で足りなかったら左手も使う。そうやって時間を置くと、
 少し落ち着いて対応できます。

 沈黙を恐れてはいけません。
 ビジネスの場では、商談でも会議でも沈黙の時間は敬遠しがちです。
 でも部下とのコミュニケーションでは、沈黙があってもいいから、
 とにかく傾聴する。
 怒るエネルギーを、聴くことに使うべきなのです。

Q:プライベートの悩みをどう引き出すか
  部下のプライベートには立ち入らない方がいいと考える上司も多い
  のではないでしょうか?。

A渡部:確かに最近はプライバシーの問題にうるさいですし、
 触れるべきではないと考えている管理職も多い。
 でも、若い部下の不調の原因が、仕事ではなくプライベートにある
 ということも多いんですね。
 実際、部下の私生活の話をうまく引き出す上司ほど信頼され、
 好かれているのではないでしょうか。
 さりげなく「両親は元気にしているのか」と聞いてみると、
 実は介護の問題を抱えたりしていることを打ち明けてくれたりします。
 その場で解決法を示す必要はありません。
 「それは大変だね」と悩みを聞いてあげるだけでもいいのです。

 睡眠不調と慢性疲労、食欲不振などの兆候も、こうしたコミュニケーション
 があればいち早く察知できる可能性が高まります。
 逆に、客先で仕事をすることが多いソフトウェアのエンジニアなどでは、
 上司と直接話す機会が少なく、うつ病になったり退職してしまったり
 することが少なくありません。
 上司は後になって「もっと話し合う機会を作っておくべきだった」と
 後悔するケースが多いんですね。
 本音で話し合えるワイガヤのある職場ほど、うつ病や新入社員の早期退職は
 少ない。

Q:怒ってもダメ、かといって放っておいてもダメとなれば、
  実に距離感が難しい。
 
A渡部:私は研修などで「2.5人称のつきあい」がいいと言っています。
 「おまえ」「あなた」でもなく、「彼」「彼女」でもない。
 その中間です。あまり近づきすぎると、新入社員にとっては負担になる。
 かといって、メールだけの会話や放ったらかしにしていると、
 悩みや変調に気がつかない。

 食事や飲みに誘うのもいいのですが、飲み会に頼るのではなく
 普段の関係が大切なのです。

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  問題の発見&整理から課題抽出への紐付け、解決への実行計画策定
   PDCAまでの全体の流れを学習していただく一日コースです
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 課題発見力(何をすべきかの本質を見極める力)と課題解決力を磨きます
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◆開催予定:  <最新情報はHPでご確認ください>

・東 京【第173回】8月27日(水)@<未定>
・広 島【第30回】 11月14日(金)〜15日(土)@<未定>
・名古屋【第44回】 未定(7月?)@新栄.「ガバチョ」<音楽の夕べ>
・大 阪【第62回】 未定(7月?)@梅田.「エスカイヤ駅前第3ビル店」

◆開催報告:

・広 島【第29回】 6月 6日(金)@立町「ラグーン」
              7日(土)@三原「本郷カントリー倶楽部」
  F+S=26名、ゴルフ=15名の御参加でした。

・東 京【第172回】6月25日(水)@恵比寿「ベリータ」
  F+S=28名、講演会=21名の御参加でした。
  講演会では、天賞堂が!日本初!というのが多いのでビックリでした。
  天賞堂の入り口にある天使の像、オヤジ達の知名度は低いようです(;_;)

 ★ <特別講演会> 6月25日(水) 17:30〜18:45  ★
 ★   『銀座で135年の老舗が問うブランド戦略とは?』   ★
 ★   〜「Japan Brand」、「Made in GINZA」へのこだわり〜   ★
 ★   江田 康雄 (株)天賞堂 取締役 マーケティング部長   ★

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: 5月から6月初めは悪いことが続きました。親しい方が亡くなっ
たり、自身の健康がすぐれなかったり、悪いことは続くものです。最近は良い
ことが全く近づいてきません(;_;)。と愚痴を言っていても仕方ないので前向き
に考えましょう!さて、第一四半期も終わりです。湊さんのコラムにもありま
すが、新入社員の配属の時期です。私の時は半年新入社員研修がありましたが
最近は短くなる傾向のようです。新入社員でも遊ばせておく余裕が無いという
ことなのでしょうか。上司や先輩との接し方が分からない新入社員と部下の指
導ができない上司や先輩が一緒に仕事をする訳なので問題が起きるのは当然で
しょうね。多くの企業や組織で人間力強化のための戦略が全く不足しているの
でリケンの様なことが起きるんです。あなたの会社や組織は大丈夫ですか??

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       http://www.tru-solutions.jp/tru-199.htm
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    ※当社の研修の特徴
      1)全て・・・考えるワークショップ型
      2)全て・・・気付きを促す自己変革型
      3)全て・・・実践に即結びつくコミットメント型
      4)全て・・・小難しい理論排除のシンプル型
    ※1社研修を御希望の場合は当社へお問い合わせ下さい。
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