F+S Flash
(Vol.176)

============================= CONTENTS =============================
【F+S2013年/<活動総括>】
  総イベント数<22回>、延べ452名に御参加いただきました
  2013年のF+S東京!年間表彰!は、皆勤賞5名、精勤賞4名
【F+Sメンバー紹介/第146弾】
  藤川 英士 / ノイアンドコンピューティング  <広島>
  大澤 達哉 / NTTデータCCS       <東京>
【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】    <寄稿>
  サムスンに見るBSC的考察   高橋 義郎/高橋マネジメント研究所
【コラム/『!プロジェクトは「社長」で失敗する!<第2回>』】<寄稿>
  プロジェクトの成否を「QCDだけ」で判断して良いのか? 栗山 敏
【コラム/『【経営者に贈る言葉】<第10回>』】      <寄稿>
  ネズミの桶かじり、孫子の兵法  野村 修一/NOMURAコンサルティング
【商品紹介/『「i-PRODUCTS」&「i-Catchシリーズ」の御紹介』】
  活用方法のアイデアやパートナーを募集 鈴木 俊久/ノリタケ伊勢電子
【コラム/『大切な「ステークホールダー・マネジメント」#3』】
  先手必勝の「ステークホールダー・マネジメント」  西嶋 陽一/TRU
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧くさい)
  東 京【第170回】2月5日(水)@恵比寿.「ベリータ」
     <特別講演会>  5日(水) 17:30〜18:30   
      『ITプロジェクトと経営層の関わり方の実態と成功要因考察』
      栗山 敏さん / 武蔵大学総合研究所 奨励研究員
  広 島【第28回】 3月7日(金)@立町.「ラグーン」
     <懇親ゴルフ>  8日(土)@八本松.「広島東映カントリークラブ」
======================================================================

■=== 【F+S2013年/<活動総括>】

1994年スタートから<総イベント数394回/総参加者数10,752名>
となりました。これも皆様方の御協力のおかげと大変感謝しております。

また、2013年の「F+S Forum」も、おかげをもちまして
総イベント数<22回>延べ<452名>の方々に御参加いただきました。

残念ながら広島を除きゴルフコンペも特別企画も開催できませんでしたが、
名古屋、広島、東京では音楽イベントが開催できました。

東京では、4月には京都から西尾さん(インフォニック)に来ていただき
優雅に琴の演奏を聴かせていただきました。また、クオリカ様の御協力で
「ThinOffice」見学会+懇親会も開催いたしました。

広島では音楽系で、3月に西川さん(西川ゴム)と重吉さん(西川物産)が
デュオ「イノセントビーンズ」で、10月には吉田拓郎さん達がいた
「広島フォーク村」出身の「いちごの木」が40年以上の年季の入ったコーラスを
堪能させてくれました。

東京では初めての試みとして「特別講演会」を開催し好評な結果を得ました。
6月には桐谷さんと池永さん(明成商会)、9月には繁さん(本田技研工業)、
10月には高橋さん(高橋マネジメント研究所)に御登壇いただきました。

そして、最後を締めくくる12月クリスマスには、催眠術の「川上剛史」さんに
登板いただきました。

・活動総括==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Activities.htm

2013年度「F+S Forum」に御参加いただいた方々、また、
企画・運営に御協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

◆「F+S Forum」全22回開催 

2013年:総イベント数22回と延452名
 東京6回、名古屋3回、大阪3回、広島3回、
 ゴルフ(広島3回)、特別企画(1回)、特別講演会(3回)

 ★皆勤賞 F+S東京の全6回に参加されました

  ・広瀬 和市  (有)リベロ・ネットワークス 14回目
  ・中村 史夫                 7回目
  ・鈴木 弘一  (株)ステラクラフト      4回目
  ・吉田 奈美  (株)トランザクト      4回目
  ・伊藤 由起子 (株)ゼスト          2回目

 ★精勤賞 惜しくも1回欠席です

  ・桜木谷 孝夫 (株)NSP    4月欠席
  ・福元 健   EXSAC(株)  9月欠席
  ・岡本 賢次  (株)ハーツ    4月から参加(全出席)
  ・桐谷 泰弘  (株)明成商会   4月から参加(全出席)

◆F+Sメンバー紹介(31名)

本年も31名と多くの方々に自己紹介や近況報告を寄稿いただきました。
  ・東京14名、名古屋2名、大阪5名、広島10名

10数年ぶりに名前が出てきた方や勤務地や会社が変わっていた方など
最近はリタイヤ&悠々自適組も(*^_^*)時代と共に色んな変化があります。
お忙しいところの御執筆ありがとうございました。

毎度のお願いですが、原稿集めに毎回苦労しております。
お忙しいところへのお願いでたいへん心苦しいのですが
依頼メールが行きましたら、何卒ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

−−−−(掲載順/敬称略)−−−−
Vol.176 広島 藤川 英士 ノイアンドコンピューティング
Vol.176 大澤 達哉 NTTデータCCS
Vol.175 佐藤 守哉 デジタルガレージ
Vol.175 広島 至極 文人 広告通信社
Vol.175 広島 ☆石光 純子 ネクストビジョン
Vol.173 中西 勉
Vol.173 大阪 岡部 幸氏 オーピーエス
Vol.173 大阪 辻 常和 新川電機
Vol.172 繁 浩太郎 オフィスSHIGE(本田技研工業)
Vol.172 中川 善之 ジャパンラーニング
Vol.172 名古屋☆宮下 江里子 超海
Vol.171 今中 秀郎 日本電信電話
Vol.171 広島 影山 孝明 ハイエレコン
Vol.171 平柳 真一 D&T IT Service
Vol.170 広島 西川 泰央 西川ゴム工業
Vol.170 小柴 政士 ケイシステムズ
Vol.170 金安 照三 K・Bワークス
Vol.168 広島 滝口 哲郎 ネットシェア
Vol.168 岡本 賢次 ハーツ
Vol.168 桐谷 泰弘 明成商会
Vol.166 三浦 雅孝 OESF
Vol.166 大阪 中西 信吾 クエストコム
Vol.166 名古屋 藤社 彰 富士通
Vol.165 広島 宮原田 雄之 平和情報システム
Vol.165 広島 山田 敬馬 スキップショット
Vol.165 大阪 阪上 裕二 サーバインシステム
Vol.165 広瀬 和市 リベロ・ネットワークス
Vol.164 大阪 ☆西尾 裕美子 インフォニック
Vol.162 仲山 勉
Vol.162 広島 鴨野 青史 リバティ・ベル
Vol.162 広島 宮田 良幸 サンシステム
−−−−−−−−−−−−−−−−
┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  研修は受講させたのに効果が出ない理由は「実戦訓練不足」
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ★☆★ 好評の《「コーチング研修(実践編)」》提供中 ★☆★
       http://www.tru-solutions.jp/tru-102.htm
   コミュニケーション改善とリーダーシップ強化へ必須のスキル
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ・具体的な対象者のプロファイリング
 ・目標へ近づくため対象者視点からコーチングの成功要因を分析
 ・対象者に対する具体的なコーチングシナリオの検討・構築
 ・実践的なロールプレイで対象者の各種の反応に対応可能な話法の構築
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【F+Sメンバー紹介/第146弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
 http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#『F+S Flash』

1)藤川 英士 / ノイアンドコンピューティング   <広島>

楽器はともかくも、スキーでモーグルをやっておられたとは!
だからゴルフでも右へ左へギャップ越えが得意・・・なのでしょうか?!
新ビジネス展開、上手く行くと良いですね。応援しています。

<ご本人からの一言> 

東京の皆様、はじめまして。広島の皆様、毎度お世話になっております。
ノイアンドコンピューティング(株)の藤川英士と申します。
F+S広島は、メールを見返すと2006年くらいから参加させて
いただいるようです。日程があえば、ゴルフにも積極的に参加させて
いただいていますが、まったく上達しませんね。

2000年に30歳で起業して、13年も経ってしまいました。
当時は、ITベンチャーブーム真っ只中で、私もその異様な雰囲気の中で、
ついつい飛び出してしまいました。同じように立ち上がったベンチャー
企業は上場してでっかくなっているか、なくなっているかのどっちかですが、
弊社のように創業から同じような規模であいも変わらず続けている会社は
なかなか珍しいと自虐しています。

もともとは非常に多趣味だったのですが、起業してからはなかなか気持ちの
余裕がなく、今は仕事と子守の毎日です。

スポーツは、小学校から野球をやりました。
中学校も野球部、高校は新設校で野球部がなかったので、
陸上部に入り、短距離をやりました。選手が少なかったので100m,
110mハードル、4×100mリレー、高飛び、しまいには棒高跳びまで
手を出しました。
大学に入ると再び野球に戻って、理工学部の硬式野球部に所属しましたが、
2年生からはじめたスキー(モーグル)にはまってしまい、
年間20日間くらいスキー場に行っていました。
ちょうどバブル絶頂期で、「私をスキーに連れてって」という映画が
ヒットした頃です。

音楽は、80年代から90年代のロックが好きです。
高校のときには、周りがやっていたように私もバンドをしました。
洋楽系はパンクやへヴィメタ、邦楽はボウイとか尾崎豊が全盛で、
誰もアメリカンなロックをやる人がいませんでした。
貯めておいたお年玉で一応ストラトを買ってみたものの、
自己流で全くうまくならずに終わりました。

高校まで広島で過ごしたあと、大学から上京し、大学院へ進み、
就職して最初の勤務先は、横須賀でした。
何もないところでしたが、同期のメンバーと夏はキャンプに行ったり、
冬はスキーに行ったり、ロードレーサーとマウンテンバイク2台の
自転車を所有し、横須賀の道路を突っ走ったりしていました。
今思うと本当に楽しい思い出です。

さて、最後に仕事の話ですが、
創業からウェブ&モバイルソリューションをやっていて、
現在は自社製のモバイル向けミドルウェアを開発・販売が主力事業です。
3年前から、コンシューマー向けのサービスの開発を進めていて、
この春にはようやくリリースできそうです。
開発費は全部入れると1億円近くかかったと思います。
隠すことはないのですが、紙面の関係上、次回参加したときに
御紹介させていただければと思います。

引き続き、よろしくお願いいいたします。

2)大澤 達哉 / NTTデータCCS    <東京>

しばらくご無沙汰していたら体調も良くなかったようですね。
F+Sメンバーも皆お年頃なので!健康にはクレグレも御注意!ください。
特別企画の常連でしたが、その特別企画を今年は開催できませんでした。
暖かくなったら再度企画にチャレンジの予定ですので楽しみにしてください。

<ご本人からの一言> 

(株)NTTデータCCSの大澤と申します。昭和32年酉年生まれです。
F+Sには、(株)エフタイムの辻取締役に御紹介を頂き、2005年頃から
参加をさせて頂いたおります。地方開催は大阪と広島に1回ずつ参加を
させて頂きました。2013年は過去最低の出席率でした。

会社名の冠でお判りの通り、NTTデータ傘下ですがNTTデータの
100%出資ではありません。出資比率は、NTTデータ60%、
JXホールディングス40%です。
もとはJXホールディングス100%でしたが、2008年4月に
NTTデータが60%を取得し筆頭株主になりました。
JXグループは石油・非鉄金属を中心としたエネルギー・資源・素材企業で、
皆様の身近ですとENEOSのガソリンスタンドだと思います。

担当している仕事は、JXグループ各社向けSI案件の機器販売です。
現在はサーバーの提案が主ですが、声が掛かれば複合機・シュレッダー等
何でも扱っています。NTTデータ傘下になる前から顧客は変わりません。
名刺交換をしていて、「NTTデータさんには○○でお世話になっております」
と仰られてもさっぱり分かりません。(*^_^*)

誇れる様な趣味はありませんが・・・

1)野球観戦:
 父親がホークスファンでしたので物心が付いた時からのホークスファンです。
 毎年、聖地福岡迄観戦に行きます。2013年は最後に失速し4位という結果
 でした。3位ならば千葉マリンでCSと予想していた為、10月後半のスケ
 ジュールがポッカリと空いてしまいました。

2)落語鑑賞:
 月に8回位、若手を中心に観ています。神楽坂のバーが毎月落語会を開催
 しており、その顔付(出演依頼迄)を任されています。聴きたい落語家に
 出演依頼をし、聴きたいネタをリクエストしています。
 時々、若手落語家と呑むのも楽しみの1つです。縦社会に身を置く高座を
 降りた彼らと話をしていて一番感じるのは、[筋を通す]という事です。
 お願いの仕方・謝り方等一般社会でも参考になる事が多々あります。

3)歌舞伎鑑賞:
 毎月国立劇場の3階席からイヤホン解説を聴きながら観ています。
 落語家に歌舞伎を観ると落語がより面白くなるからと奨められました。

4)旅行:
 パスポートは切れたし、纏まった休みが取れないので国内中心です。
 再訪したい土地には忘れ物をする事にしています。函館は高校時代から
 30回以上訪れている大好きな土地の一つですが、夜景を見ていません。
 夜景が忘れ物です。2014年こそ函館山からの夜景を眺めるつもりです。

5)ゴルフ:
 F+Sゴルフは首都圏開催の他に、北海道・新潟・川奈・広島・宮崎に
 参加をさせて頂きました。プレー中は楽しいのですが、練習をしないので
 全く上達しません。50台が2つ並べば喜んでいます。

最後に小学生の頃は風邪が流行ると欠席の人の分迄給食が食べられるので
嬉しかった位、身体は頑丈でした。
20〜30代の毎晩梯子酒の影響が出始めている様です。
痛風・高血圧・不整脈で薬を4種類飲んでいます。
脳ドック・血管ドックも受診しました。
送られて来た血管ドックの結果には、「右半身40代・左半身80代」
という意味不明のものでした。

丈夫だと思って無茶をしている方、お気を付け下さい。

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 下期の計画見直しや中期事業計画の策定にBSCを活用しませんか?
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ★☆★ 好評の《「BSC活用キャンペーン」》実施中 ★☆★
    http://www.tru-solutions.jp/BSC_Proposal_management.htm
 求心力を高め、コミュニケーション強化でPDCAサイクルの
  スピードを上げ柔軟な対応が可能な組織としておく必要があります
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  経営戦略策定や方針展開にバランス・スコアカード(BSC)を活用し
  !ミドルマネジメントの意思変革促進と事業運営の実行力強化を!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】 <寄稿>

<2013年のタイトルバック(掲載目次)>
 −−−−−−−−−−−−
・vol.171『日本アイ・ビー・エム復活への経営戦略に見るBSC的考察』
・vol.170『早稲田大学の入試改革の取り組みに見るBSC的考察』
・vol.168『楽天の三木谷会長兼社長の経営に見るBSC的考察』
・vol.166『セブンイレブン終わりなき革新経営に見るBSC的考察』
・vol.165『演習課題ケースの電動バイク会社に見るBSC的考察』
・vol.164『俺の株式会社社長の坂本孝氏の経営に見るBSC的考察』
・vol.162『カルビーの松本晃会長の経営に見るBSC的考察』
 −−−−−−−−−−−−

 〜〜『サムスンに見るバランススコアカード(BSC)的考察』〜〜

                高橋 義郎 yosiro-t@cb4.so-net.ne.jp
                 高橋マネジメント研究所(TML) 代表
                   桜美林大学大学院 特任教授

先月末に開催された日本経営品質学会で、韓国企業のサムスンに勤務されて
いた方の講演を拝聴する機会があった。主なテーマは人材に関連する内容で
あったが、その講演の中に経営の意思決定を司る未来戦略室についての
話があり、大変興味深いものであった。その直後の日本経済新聞(12月
10日付)「ブランドビジネス」にサムスン電子を紹介する記事が出ていた
ので、改めてサムスンというグローバル企業のビジネスの凄味を知る思いが
した。以下はそのあらすじである。

「熱望されるブランドに飛躍し、世界5大ブランド入りを達成しよう」という
副会長のメッセージがサムスン電子の今年の創立記念日に語りかけられた
という。5大ブランドは同社の最高実力者である会長が掲げる2020年の
経営目標であり、同時期の売上高は4000億ドル(約40兆円)と
2012年実績の約2倍だ。なかなか容易ではない道であることを
副会長は説いたのだ。

他社製品に追いつき追い越す同社は「ファストフォロワー(迅速な追随者)の
立場で成功をおさめてきた。その軋轢から特許訴訟も続いているが、
シェアは拡大してきた。サムスンは低価格の汎用家電に頼る時代が長く、
知名度向上に力を注いできた。欧州での英サッカーの人気チームと
スポンサー契約をするなどしてサムスンの名前を広めた。

中国などアジアの家電量販店のテレビ売り場でも知名度が高まり、
日中韓のライバルに対抗して「似たような製品ならばサムスンを選ぶ」
ような知恵を絞ってきた。さらにブランド刷新を進め、CEO直轄の
グローバルマーケティング室が実行部隊となって製品やデザインや品質管理
といった部門の間で統一的な戦略を立案・実施する施策がとられた。
同室の出した答えが「革新と発見を通じて生活に可能性を提供する」であり、
昨年に設定したブランド理念となった。

グローバルマーケティング室は従業員教育も主導する。
消費者や取引先と接する社員ことブランド力に直結するという考え方だ。
昨年以降、世界で500人を職場の「リーダー」に指名し、理念の浸透を
図る。米インターブランドによると、2013年のブランドランキングで
サムスン電子は世界8位。米企業以外で最高位だった昨年から1つ順位を
上げた。新製品や新技術で新たな趣向で先手を打つ試みは始まっている。

そんなサムスンの経営をバランススコアカードの「4つの視点」にまとめて
みると以下のようになるのではないだろうか。読者の意見を待ちたい。

−−−−−−
<理想とする姿>
・熱望されるブランドに飛躍し、世界の5大ブランド入りを達成する。
<財務の視点>
・2020年に売上高4000億ドル達成
<顧客・社会の視点>
・マーケットシェアの拡大
・マーケットでの知名度の向上
・日中韓でのサムスンブランド指名率の向上
<プロセス変革の視点>
・ファストフォロワーからの脱皮
・新たな戦略のグローバル展開
・革新と発見を通じての生活に可能性を提供できる製品・サービスの実現
・独創的で消費者に役立つ商品の開発
・製品・デザイン・品質管理の部門的統一戦略の実施
・スポーツチームとのスポンサー契約や写真コンクールなどによる知名度向上への
施策実行
<学習と成長の視点>
・理念浸透やブランド力強化に直結するリーダーの育成と認定制度の実施
・ブランド刷新へのグローバルマーケティング室の設置とブランド理念の確立
−−−−−−
 (参考:日本経済新聞2013年12月10日付、
     日本経営品質学会2013年度秋季研究発表大会予稿集)

┏━<無料セミナーの御案内>━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ★第3回桜美林大学大学院経営学研究科「ビジネス戦略講座」開催★
http://www.obirin.ac.jp/postgraduate/topics/year_2013/7fl2960000069rtg.html
  ――――――――――――――――――――――――――――――
  演題:「中小企業のグローバル化と国際標準化戦略」
  ISOマネジメントの新潮流:経営品質やBSCによる経営の視点も含めて
  日時:2014年2月17日(月)13時30分〜16時30分
  会場:桜美林大学四谷キャンパス(JR四谷駅より徒歩数分)
  参加:無料、講師:高橋義郎/桜美林大学大学院特任教授
  申込:桜美林大学大学院経営学研究科 kaneyama@obirin.co.jp
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『!プロジェクトは「社長」で失敗する!<第2回>』】

現代においてイノベーション(経営改革)は経営トップが継続的に取り組む
べきテーマだが、そこには必ず情報システムの開発・変更が伴う。
言い換えれば情報システムを機敏に開発・変更できなければ、
トップにイノベーションのアイデアがあってもその実現が困難になる。
しかしながら「情報システム」の話になると急に現場まかせになり
「われ関せず」のトップが多いのも事実であろう。

  ● 【 情報システムを成功に導く経営者の支援行動 】 ●
   〜失敗する情報システム構築に共通する社長の行動〜
      栗山敏著、2013年7月24日発売、白桃書房

 ・著者紹介:昨年まで日本IBMに30年勤務し、顧客担当営業、
  コンサルタント、エグゼクティブセミナー講師(IBM天城セミナー)と、
  一貫して顧客接点業務に従事し、その間、多数のプロジェクトに関与

本書は情報システムプロジェクトに対する経営トップの意識変革、
組織の考え方、日常の関わり方(支援のあり方)について
具体的な知見が述べられており非常に分かりやすく書かれています。

なお、文中での<図表?>と表記されている内容は以下で参照ください。
 http://www.tru-solutions.jp/kuriyama_pictures02.pdf

       =================
       !プロジェクトは「社長」で失敗する!
       =================
〜第2回:プロジェクトの成否を「QCDだけ」で判断して良いのか?〜

                   栗山 敏 kurisan@d5.dion.ne.jp
                    武蔵大学総合研究所 奨励研究員
                    元・日本アイ・ビー・エム(株)

★プロジェクトの成否に関する従来の調査結果

今回は、プロジェクトの成否判定に従来から用いられてきたQCD基準が、
今日でも妥当性を持つのか?「完璧な」要件定義は可能なのか?という
哲学問答(禅問答)に取り組んでみたい。

プロジェクトの成否に関する代表的な調査は米国StandishGroupのもので
ある。<図表6>1994年に公表された初回の調査では成功率は16.2%
に過ぎず、52.7%が不成功、キャンセルが31.1%にも達すると報じ
られ大きな注目を集めた。同調査はその後も毎年公表されているが、
成功率が最も高かった2002年度ですら34.0%にとどまっている。

我が国でも日経コンピュータ誌が2回にわたって同様の調査を実施しているが、
成功率は2003年には26.7%、2008年には31.1%であった。
<図表7>

一方、プロジェクト・マネジメントの専門職の資格であるPMP(Project
Management Professional)の資格取得者数は、日経コンピュータ誌の2回の
調査における5年間で6倍以上に増加(2003年に4,123名、2008年
に25,580名、<図表8>)しているが、プロジェクトの成功率には
画期的な改善は見られない。筆者はこれをもって「だからPMPは無意味だ!」
などといった、世界中のPMPを敵に回すような論陣を張りたいわけではない。
むしろ逆で、「失敗の原因をプロジェクト・マネジャー(以下、PM)の
能力不足「のみ」に帰結させるな!今まですべてがPMの責任とされ過ぎて
こなかっただろうか!?」と主張したいのである。

PMやメンバー(ITベンダー、ユーザー企業双方)の能力不足がプロジェクト
の失敗につながるケースは確かに少なくない。しかし「PMやメンバーの能力
やスキルが向上すれば、すべての問題は解決する」という、逆説は成り立たない。
問題の構造はもっと複合的かつ複雑である、と言いたいのである。

PMやメンバーの能力に全責任を帰結させる論調からは、建設的な解決策は
期待できない。

★QCD基準の妥当性再考

前述の調査はいずれもQCDのすべてが当初の計画どおりに実行された
プロジェクトを成功と定義している(この評価基準を以下、QCD基準と呼ぶ)。
このことから、QCD基準で評価した場合、約7割のプロジェクトが成功とは
言えない、という認識は日米共通のものと考えて良いと思われる。

しかしこの結果からは、
1)そもそも、なぜQCD目標が達成できないのか?
2)そもそも、成功率が30%程度しかないプロジェクトへの投資は
  「適切な」経営判断、意思決定と言えるのか?
という疑問(問題意識)が湧く。

プロジェクトは本当にこんなに「失敗」しているのか?そもそも論じられて
いるのは「誰から見た」成功・失敗なのだろうか?それらを個々に論じてみたい
(ここからの論旨展開はやや錯綜して複雑になっているので、整理のために
<図表9>を作成した)。

・問題意識1)そもそもなぜQCD目標が達成できないのか?

まずこの問いは「QCD目標は適切に設定されている」という暗黙の前提に
立っている、と言える。しかし現実にはそうではないことは第1回で述べた。

「失敗学」の権威である畑村陽太郎氏(『失敗学のすすめ』講談社、2000年)
は失敗の原因を、未知、無知、不注意、手順の不遵守、誤判断、調査・検討の
不足、制約条件の変化、企画不良、価値観不良、組織運営不良の10種類と
した。これらを時間軸で分類すると、プロジェクト開始前の「計画や目標設定
の失敗」と、開始後の「変化対応の失敗」に分けることができる。

プロジェクトにおいて、達成不可能な目標値が設定される状況も含め、
そもそもQCD目標が不適切だったというのは前者の「計画や目標設定の失敗」
であり、目標が適切に設定されていたにもかかわらず達成できなかったという
のは後者の「変化対応の失敗」である。これらは峻別して論じられなければ
ならない。

まず「計画や目標設定の失敗」である。

「仕様が曖昧」という失敗の原因を、要件定義や仕様書作成に携わる
プロジェクト・メンバーの能力不足という、スキルの問題に帰結させる
見解が多く見られるが、それらは必ずしも正鵠を射ているとは言えない。
QCD目標が設定されるまでのプロセスには、既に述べたように予算制度の
壁や業務改革がもたらす不確実性が含まれている。
であれば、その目標の達成度で評価すること自体が不適切である、と
言わざるを得ない。

まず「なぜ目標を適切に設定することが難しいのか」こそが検討されねば
ならない。加えてこのような経緯と状況の中で設定されたQCD目標を、
一旦設定されたからには絶対に変更が許されないとする立場は、
現実から乖離していると言わざるを得ない。むしろ、当初に設定されたQCD
目標はあくまで仮のものとし、局面が進むごとにそれらを柔軟に見直していく、
柔軟な姿勢こそが求められるのではないだろうか。

次に「変化対応の失敗」であるが、

これは「QCD目標が適切に設定されていたにもかかわらず、その後の
諸般の状況変化に対応できず、目標を達成できなかった」ケースである。
適切な目標が設定されていたのであれば、それが達成できなかったのは
好ましくないことであり、その原因究明と再発防止策が厳密に実施され
なければならない。これは第3回のメインテーマであり、そちらで詳述する
が、プロジェクト途上で発生する様々な状況変化のすべてに、PM以下の
メンバーの能力と権限「のみ」では適切に対応できない、そこには経営者の
効果的な支援行動が必須である、という点だけここでは述べておきたい。

・問題意識2)そもそも成功率が30%程度しかないプロジェクトへの投資
 は「適切な」経営判断、意思決定と言えるのか?
 世の経営者たちはそんなに不適切な意思決定を繰り返しているのか?

まず明確化しておきたいのは、過去のQCD基準の調査はいずれも情報
システム部門の責任者やPMに対して行なわれており、経営者が当該
プロジェクトをどう評価していたかについての調査は存在しない、という
事実である。したがって現時点では経営者の判断は「不明」であり、
この問い自体が成立しない。

今後の論旨展開として、「誰から見た」成功・失敗なのかを論じ、プロジェクト
の成否自体の再定義を試みるのが第4回であり、その定義の妥当性と有用性を
事例研究に基づいて明らかにするのが第5回である。

この事例研究では筆者が同一プロジェクトに関して経営者とPM双方の成否の
評価を実地に調査し、かつ両者の評価結果が一致しないケースがあることを
「人類史上初めて」明らかにした。これはノーベル賞にも値する画期的な
研究成果であると筆者は自負している。

★今回の内容は次のように要約されるであろう。

従来プロジェクトの成否はQCD基準で評価されてきたが、そもそも
QCD目標自体が「適切に」設定されているとは限らないため、
QCD基準「のみ」で判断することには問題がある。
かつ「計画や目標設定の失敗」、「変化対応の失敗」双方に、PM以下の
メンバーだけでは解決が困難な要因が多々あり、その解決には経営者の
効果的な支援行動が求められる。
                         ・・・次回へ、つづく

 ※文中での<図表?>と表記されている内容は以下で参照ください。
  ==> http://www.tru-solutions.jp/kuriyama_pictures02.pdf

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  問題の発見&整理から課題抽出への紐付け、解決への実行計画策定
   PDCAまでの全体の流れを学習していただく一日コースです
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  問題は、目的と解決・改善への意志のあるところでのみ課題となる
  ★☆★「発想力を磨く!問題感知・課題発見力強化」研修 ★☆★
       http://www.tru-solutions.jp/tru-101.htm
   JUAS公開セミナー:2014年 1月17日(金) 10:00〜18:00
  https://www.juas.or.jp/seminar_appl/index.asp?SEMICODE=415214
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 発想力(新しい視点で物事をとらえるアイディアを生み出す力)を養い、
 課題発見力(何をすべきかの本質を見極める力)と課題解決力を磨きます
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『【経営者に贈る言葉】<第10回>』】

                 野村 修一 snomura501@hotmail.co.jp
                NOMURAコンサルティング 代表

  〜!ネズミの桶かじり!〜 

◆今月の言葉:『ネズミの桶かじり』

ある晩、一匹のネズミが桶の中に落ちた。ネズミは飛び上がって出ようと
もがいたが、桶が深くて出れなかった。そこで今度は、桶の側の木を食い
破って外へ出ようとかじり始めたが、木が厚くて食い破れそうもない。

あわてたネズミは別の場所をかじり始めたが、やっぱり駄目だった。
とうとう明け方近く、心身ともに疲れ果て、空しく死んでいった。
最初にかじり始めたところを続けていれば、外に通り抜ける穴ができたかも
知れないのに…。

これは日常的に経験することであり、特に中小企業の経営者は様々な
経営課題に対処する時に右往左往することなく、これと思って定めた施策に
注力することが大切である。

◆今月のテーマ:『孫子』の兵法(1)

日本の中小・小規模企業約420万社の内、約7割が赤字と言われている。
特にデフレ状況が続くなか、10年以上売り上げが低迷、又は赤字基調から
抜け出せず、倒産又はもがき苦しんでいる企業が山ほどある。
その中で、あえなく沈没する会社は後を立たないが、懸命な想いで再起を
図っている会社も少なくない。

今回からはそんな会社の経営者が目の前の荒波を乗り切る経営方策の
一つとして拠り所にしている、お馴染みの『孫子』に焦点を当て、
その理由を探ってみたい。

1.『孫子』とは?

『孫子』は今から約2500年もの昔に中国の孫武によって記され、以後、
中国や日本の歴史的名将たちや、ナポレオン、毛沢東、ホーチミン、
シュワルツコフなど幅広く活用され続けてきた。
『孫子』ほど世界中で愛読され、応用されている書物は世界に例を見ない。

例えば、世界最大のネット書店アマゾンでは2001年度の人文書ジャンル
の全米売上年間1位が『孫子』英語版であり、その後も上位をキープしている。
又、コンピュータや証券など変化が激しい業界で『孫子』が読まれている。
ビル・ゲイツは、自著は勿論、公開書簡でも『孫子』を引用しているし、
証券業界のロバート・アラン・フェルドマン氏、ソフトバンクの孫正義も
『孫子』を度々引用している。

今後とも日本など世界で愛読される中、『孫子』を企業経営やビジネスの
局面に応用しようとするビジネスマンは多くなることはあっても減ることは
ない。

2.『孫子』の考え方

『孫子』の考え方には下記2つある。

<1> 失敗した時にやり直しが出来るか

『孫子』が前提とした考え方は、戦争とは基本的にやり直しがきかないと
いうものである。「国は滅んでしまえばそれでお終いであり、
人は死んでしまえば生きて帰らないのだ」というように、
一度の敗北が致命傷になり、失敗に学んでの再チャレンジもできない。

『孫子』は一旦事が始まってからは、致命傷となる失敗を避けるために
下記3つを指摘している。
 1)ライバルと自分の実像を事前に把握すること。
 「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず(敵を知り己を知るならば、
  絶対に敗れる気づかいはない)
 2)勝てる算段がなければ戦わないこと
 「勝算無きは戦わず」(勝算がなければ戦わない)
 3)戦いを泥沼化させないこと
 「兵は拙速を聞く」(短期決戦こそ国益にかなう)

<2>敵は一人か複数か

『孫子』を理解するためのもうひとつの考え方が「ライバルの数」になる。
敵は目の前のライバルだけかと思っていたら、より強力な第3者が漁夫の利を
狙っている場合が多い。まずは、ライバルの数を確実に把握し、その上で
採るべき戦略を決めることが長期的な利益を得るためには必要不可欠に
なってくる。

『孫子』の採るべき対応は次の2つである。
 1)決して敗北しないこと。
 「善く戦う者は、先ず勝つべからざるを為して、以て敵の勝つべきを待つ」
 (むかしの戦い上手は、まず自軍の態勢を固めておいてから、じっくりと
  敵のくずれるのを待った)
 2)短期決戦で終わらせること
 ・「兵の形は水に象る」(戦闘態勢は水の流れのようであらねばならない)
 ・「能なるもこれに不能を示す」(できるのにできないふりをする)
 ・「卑にして奢らず」(低姿勢に出て油断を誘う)
 ・用なるもこれに不用を示す(必要なのに不要と見せかける)
 ・近くともこれに遼きを示し、遼くともこれに近きを示す(遠ざかると
  見せかけて近づき、近づくと見せかけて遠ざかる)
 ・「善く戦う者は、人を致して人に致されず」(戦い上手は、相手の
  作戦行動に乗らず、逆に相手をこちらの作戦行動に乗せようとする)

3.『孫子』の各篇

『孫子』の各篇概略をひとことで紹介すると、以下の通りである。
戦略から戦術に至るものが含まれている。これをビジネス局面を想定し、
リーダシップ、経営戦略,経営戦術、情報活用に再編成したものなど、
様々な試みが行われている.

1)始計篇
  戦争の重要性、開戦の見通しのつけ方、臨機応変の重要性を記したもの
2)作戦篇
  長期戦の醜さを指摘し、国力の損耗を回避する方策を記したもの
3)謀攻篇
  戦わずに敵を屈服させ、また戦闘になっても敗けないための基本原則を
  記したもの
4)軍形篇
  「不敗」や「当たり前に勝つ」ことの重要性を記したもの
5)兵勢篇
  「奇正」「勢い」など、勝利に不可欠な要素を記したもの
6)虚実篇
  「虚実」による戦い方、敵を手薄な状態に追い込む方策を記したもの。
7)軍争篇
  軍隊の行動特性や指針を記したもの
8)九変篇
  将軍が念頭に置くべき事柄を記したもの
9)行軍篇
  地形に応じた戦い方、敵軍の内情を察知する手法を記したもの
10)地形篇
  行軍篇より更に細かい地形ごとの対処法と部下の扱い方をを記したもの
11)九地篇
  地形における戦い方、そして部下を必死にさせるノウハウを記したもの
12)火攻篇
  火攻めと水攻めの方法、更に戦争という大枠についてまためたもの
13)用間篇
  戦争における情報の重要性と間者の運用ノウハウを記したもの

次回も引き続き『孫子』の兵法をご紹介しますのでお楽しみにしてください。

◆おわりに

言葉は心の反映であり、口に出して言わなくても表情に表れている。
君子はその表情を読み取り、相手の状態に応じた対応をするが、
小人は相手に構わず自分が話すことだけに夢中になるため、
相手と約束したことさえ簡単に忘れてしまう。

ビジネスにおいても、おしゃべりな経営者、おしゃべりな営業マンで成果を
出している人は稀である。相手に合わせるよりも自分本位になる人が
相手の信頼を得ることができないのは至極当然である。

最後までお読みいただき有難うございました。
ご感想・ご意見がありましたら、お気軽に上記メルアドにお願いします。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ☆★FACEBOOKにて「経営者に贈る言葉」を毎日発信しています。
    ご関心ありましたら、FACEBOOKから友達申請ください。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
      成功の鍵は、管理職の人間力強化による行動変革です
     「360度評価」による自己の改善課題への「気付き」
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  管理職の行動変革に最適な研修<私が変わる!組織が変わる!>
 ★☆★ 事業目標達成を推進『マネジメントスタイル』革新研修 ★☆★
      http://www.tru-solutions.jp/tru-103.htm
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  会社方針に基づく業務上課題の発見とその解決への自己課題の検討
   組織変革への引き金となる管理職の自己変革へのコミットメント
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【商品紹介/『「i-PRODUCTS」&「i-Catchシリーズ」の御紹介』】

       「i-PRODUCTS」&「i-Catchシリーズ」の御紹介

                  鈴木 俊久/ノリタケ伊勢電子(株)  
                    psuzuki@noritake-itron.jp

ノリタケ伊勢電子(株)の鈴木と申します。西嶋さんとの出会いは、
弊社ERP導入後の事例紹介のセミナーでご一緒させて頂いたのがご縁です。
不躾にも相談メールなどをお送りして失礼をしています。個人的には、
ギター、オーディオ、自転車、テニス、釣りとリフレッシュに暇が
ありません?
今回は、「製品の紹介をしてもいいよ」と言って頂きましたので性懲りもなく
お願いしてしまいました。

さて、ノリタケは、洋食器メーカーとしてご存じの方もあるかと思います。
我々は、電子部門の中でVFD(蛍光表示管)という表示デバイスの開発、
製造、販売を40余年にわたり行っています。約3年前から『i-PRODUCTS』
という、企画開発のチームを立ち上げてデジタルサイネージから着手
しました。まず、従来のコア技術を活かすところからデジタルサイネージに
着手し安心安全・防災防犯分野に展開しています。

世間では、デジタルサイネージというとLCDサイネージを指していること
が多く、お客様とお話をしていても「なんだ!動画は出ないのか?」とか
おっしゃられることがあります。
我々のコンセプトは、テキストメッセージ伝達と空間デザインを可能とする
事です。これを我々は"イルミネーションサイネージ"と呼んでいます。
送り手側のメッセージを記憶に残す効果とおしゃれな空間造りをお手伝い
するツールを提供したいと考えています。ところが一般的なサイネージでは
画像を使っても外見が家庭用テレビと変わらないものでは訴求力が低下する
と同時にお店や施設で特徴ある空間づくりも困難です。

その様な中で誕生したのが『i-Catchシリーズ』です。

商店舗や受付カウンターなどでポンと置いて直ぐに使えるi-Catch Flagから
建築物へ組込みを行うLiner、Mirrorのシリーズをはじめとするラインナップ
を準備しております。

東京スカイツリーの"すみだ水族館"、"渋谷ヒカリエ"のスイッチルーム、
アミューズメント店舗、さらには病院等で広くお使い頂いております。
活用方法によっては、工場現場で設備トラブルの表示用にも使われることも
あります。従来は、異常を示すパトライトだけでしたが、シーケンサと
組合せる事でトラブル内容が表示出来るので「メンテナンス時に準備をして
故障個所に向える」と好評です。

最新のモデルでは、ニュースや緊急地震速報を提供できるサービスを開始
しており安心安全・防災防犯への展開を開始したところです。
こちらはNHKさんと「i-Catch Roll+N」という製品を開発し、
NHKニュースをコンテンツとして供給してもらっています。

店舗、施設、学校、病院そして工場などでの表示器に関してご興味が
おありでしたら、是非とも弊社HPをご覧頂きたくお願い申し上げます。

『i-PRODUCTS』では、コラボレーションなど幅広く募集をしております。
こんな事もできるのではないか?とか一緒にこういう事をやろう!と
言って頂けると嬉しいです。

※『i-PRODUCTS』ブランド専用HPを準備しております。
 ==> http://www.i-products.jp/?fs

※お問い合わせ窓口は、ノリタケ伊勢電子(株) 「i-PRODUCTS」担当
 井坂 元久 misaka@noritake-itron.jp TEL:0596-39-1119

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
     当社提供の<組織活性化・人材育成関連サービス>は、
       http://www.tru-solutions.jp/tru-199.htm
  ――――――――――――――――――――――――――――――
   管理職の能力アップ、人材育成、組織活性化にはバランスが大切
    (スキルvsマインド、仕組みvsヒト、スキルvsスタイル)
     『SKILL+MIND+STYLE』のバランスの取れた人材形成に
  ――――――――――――――――――――――――――――――
      「仕組み」と「ヒト」のバランスは、自転車の両輪
http://www.tru-solutions.jp/TR-slide10.jpg
    「スキル」と「スタイル」のバランスで!パワーアップ!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【コラム/『大切な「ステークホールダー・マネジメント」#3』】

                        西嶋 陽一/TRU
                     ynishijima@TRU-Solutions.jp

  〜 !先手必勝の「ステークホールダー・マネジメント」! 〜

前回までの#1と#2で「ステークホールダー・マネジメント」の重要性や
「ステークホールダー」の分類・定義について述べてきた。
特に、ビジネスの場面では「ステークホールダー」を「人(ヒト)」として考える
必要があることも述べた。

今回は、「ステークホールダー」を分類・定義した上で検討しておくべきことを
述べることにする。

★「役割」、「期待」と「ギャップの現状」

分類し具体的に定義した「ステークホールダー」の個々について、それぞれの
「役割」や彼らの視点での「期待」と「ギャップの現状」を考察する必要がある。

可能であれば、我々から見て「彼らがどうなって欲しいのか?」という
「我々の期待」と「ギャップの現状」も分析しておくべきである。

「ステークホールダー・マネジメント」は、「ステークホールダーの感じて
いるギャップ」と「我々の感じているギャップ」を目的に合わせてバランスを
取りながら低減させて行くことである。

全てのギャップへの対応をすべきだと言っているのではない。
ITプロジェクト等の場合には「顧客視点の期待」に対応する努力が重要
だろうし、コンシューマー商品の拡販等の場合にはブランディング活動等
で「顧客の期待」を先導することやマーケティング活動(ターゲッティング)
で「顧客の期待」に合った顧客を選択することが重要だろう。

つまり、目的が何か?によって進め方は異なるのです。

<分類例>==> http://www.tru-solutions.jp/StakeHolder_SAMPLE.pdf

★先手必勝(ProActive Approach)

「ステークホールダーの期待とのギャップ」や「自分(達)の期待とのギャップ」
を低減させるための「行動」を考えるとき重要になるのが「先手必勝(ProActive
Approach)」である。

問題の発生を防ぎ目標の達成を推進するためには、「顕在化している課題
(現在明確になっている課題)」のみならず「潜在化している課題(潜んでおり
見えない課題)」をもしっかりと捕らえていることが必要となる。
つまり、問題・障害や障壁をどれだけ予測し対応策を練っているかが
成功要因となるのである。

昔から駄目な営業マンの代表として「待ちの営業」が言われるが、
プロジェクト管理面でも「待ちのPM」が非常に多く見られるのは
大変ザンネンなことである。

自分達の「行動」の有無や量に左右される項目も有れば、「スキルや知識」に
左右される項目もある。組織的な「役割分担」に左右される項目もあるかも
知れない。そして、単純なコミュニケーションや意思疎通に左右されている
項目が案外多いのも事実だろう。

「想定外」を無くした「関係者の創意」で漏れの無い対応が、成果としての
達成率や満足度を高めることにつながる。
そのためにも優先順位(プライオリティー)の付け方が鍵となる。

★取るべき「行動」の決め方

仕事をしていれば、誰でも、普通ひとつは行動プランを持っている。
今まで通りで良ければ、ひとつくらいは対策が思い浮かぶ、しかし、
それではまずいから問題が起きている。
とすれば、スグに思いつく行動は捨てることが必要になる。

当り前のことながら、目指しているものを実現してこそ解決行動である。
解決案には、それがないと目的実現とはいえないもの(絶対に譲れない条件)
が実現できているかどうかを評価基準として、それを満たす対策の中から、
リソース(ヒト・モノ・カネ・時間・ノウハウなど)との兼ね合いで、
できれば望ましい条件がどれだけ達成できるかを勘案し、対策案を選択する。

「目的実現(目標達成)に向けたストーリーづくり」をどう設定するかも重要
だろう。そして、忘れてはならないのは、「最適な方法はヒトや組織の状態
により異なる」ということだ。自分の性格や人柄を抜きに最適な解決方法は
見つからない。結果を出す(目標を達成する)にも色んな方法があり、
組織風土や状態によって必要な対応策は大きく異なってくる。

そして、決定した「行動」も、メンバーの協力で一歩づつ成果を積み重ねる
ことでしか成功できないのだから、担当者、協力者、など関連する
「ステークホールダー」の「理解〜納得〜合意〜コミット」に基づかない活動は
決して成功しない。

★おわりに

上記で「ステークホールダー」と「ステークホールダー・マネジメント」の
重要性とキーポイントの概要を述べてきた。
最後に言いたいことは、シッカリとした分析と素晴らしい行動計画を作成
しても実行が伴わなければ「絵に描いた餅」となる。

「PDCAサイクル」がシッカリ回った実行と改善が伴い始めて効果を
発揮する。常に「目的」と「プライオリティー」を忘れない!!「5W2H」を
明確にした上で「情報共有」による「進捗管理」を実現していただきたい。

 <参考>#1、#2はコチラから
      ==> http://www.tru-solutions.jp/tru-199_SHM.htm

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ステークホールダー視点を重視する当社研修体系の基本コンセプト
      http://www.tru-solutions.jp/TR-slide01.JPG
  ――――――――――――――――――――――――――――――
  ★「発想力強化!問題感知力・課題発見力強化」研修
  ステークホルダー視点での問題発見〜課題解決へのフレームワーク
  ★「バランス・スコアカード(BSC)」研修
  ステークホールダー視点からの成功要因で作る勝利のロードマップ
  ★「マネジメント・スタイル革新」研修
  ステークホールダー視点での360度評価を基に効果的な自己革新
  ★「コーチング力強化」研修
  部下からお客様までステークホールダー視点でギャップ低減
  ――――――――――――――――――――――――――――――
  「ステークホールダー・マネジメント」を中心にした研修も可能です
  (ステークホールダーの分類・定義〜ギャップ分析〜行動計画まで)
    ※1社研修を御希望の場合は当社へお問い合わせ下さい。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【F+S Forum/開催日程】

 ★☆★ 各地の新規メンバー勧誘を是非ともお願いします ★☆★

◆開催予定:  <最新情報はHPでご確認ください>

・東 京【第170回】2月5日(水)@恵比寿.「ベリータ」

  <特別講演会>  2月5日(水) 17:30〜18:30   
  『ITプロジェクトと経営層の関わり方の実態と成功要因考察』
     〜IT事業者のリスクマネジメントと善後策〜
     栗山 敏さん / 武蔵大学総合研究所 奨励研究員

・広 島【第28回】 3月7日(金)@立町.「ラグーン」
   <懇親ゴルフ>   8日(土)@八本松.「広島東映カントリークラブ」

・名古屋【第44回】 未定(2月?)@新栄.「ガバチョ」<音楽の夕べ>
・大 阪【第62回】 未定(2月?)@梅田.「エスカイヤ駅前第3ビル店」

◆開催実績:

・東 京【第169回】12月4日(水)@赤坂シャングリラ<クリスマス>
  お陰様で満杯の50名(内・女性14名)の方々に御参加いただきました

 F+S東京クリスマス(12/4)への御参加ありがとうございました。
 参加頂けなかった方々へ、楽しい会ですので来年は是非御参加ください。

 会場が満席状態の中、?さんのギター演奏、川上剛史さんの催眠術、
 吉田奈美さんの南京玉簾、「♭+#」の演奏に飛び入り歌唱と
 たいへん盛りだくさんのイベントでしたが、
 参加いただいた方々には楽しんで頂けましたでしょうか?

 ※当日の写真(121枚)から厳選(43枚)を掲載!
  https://picasaweb.google.com/106436678179604516744/20131204#

 それにしても、催眠術、かかるもんなのですね!不思議です?
 ワサビも辛くなく、レモンも酸っぱくなかったようです。
   http://k-saimin.com/
 プレゼント賞品も、ワインにシクラメンにヌイグルミに多種の雑貨と
 多くの商品を準備することができ、皆さんにお持ち帰りいただきました。
 商品提供の、北田さん、梶原さん、渡邊さん、ありがとうございます

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: あと1週間で2013年巳年が終わります。今年も色んなことが
ありました。なんと言っても、異常気象で始まり異常気象で終わった年でした。
特に、10月に発生した台風26号による伊豆大島での土石流災害。亡くなら
れた方の御冥福をお祈りします。嬉しい話では、楽天の初優勝日本一達成!!
そして、2020年に東京での開催が決まったオリンピック&パラリンピック。
困った話では、来年4月に決まった消費税アップ、有名ホテルやレストランで
の食材偽装問題、未だに目処の付かない福島原発問題、等々。????なのは、
4月以降の景気の行方。アベノミクス景気が給与アップに繋がるのか不安です。
IT系で私も困っているのは、期限が迫るWindouwsXP問題です。どうしよう?
今回の「F+S Flash」は盛りだくさんです。本年もたいへんお世話になりました。
2014年午年が読者の皆さんにとって飛躍の年になりますように!(*^_^*)!

※読者の選ぶ2013年十大ニュース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20131221-OYT8T00312.htm?from=os4

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
     当社提供の<組織活性化・人材育成関連サービス>は、
       http://www.tru-solutions.jp/tru-199.htm
  ――――――――――――――――――――――――――――――
    ※当社の研修の特徴
      1)全て・・・考えるワークショップ型
      2)全て・・・気付きを促す自己変革型
      3)全て・・・実践に即結びつくコミットメント型
      4)全て・・・小難しい理論排除のシンプル型
    ※1社研修を御希望の場合は当社へお問い合わせ下さい。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
//////////////////////////////////////////////////////////////////////