F+S Flash
(Vol.138)号外

 

============================= CONTENTS =============================
【コラム/『放射能汚染の問題/安心安全への知識』<続編>】 <寄稿>
  各種情報に対する疑問に少しでも答えるために      公江 義隆
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東京電力から今後の計画が発表されましたが、誰も具体策だと信じる人は
いません。国際的な問題となっており世界中が注目しているにもかかわらず
民間企業の東京電力1社の発表にしている政府の責任は大きいと思います。

今日もテレビでは一日中「福島原発」のニュースが流れています。
余震もまだまだ毎日頻繁に発生しています。
集まった義援金は日本赤十字社で止まっています。
仮設住宅の建設もスタートはしましたがまだまだ先が長いです。
瓦礫の始末は先が全く見えません。
それにしても、原発の現場で働いておられる方々への扱いはヒドイ!!・・・

そんな中、公江さんから第3弾として文書を送っていただきました。
気になる問題ですので参考までに今回も配信させていただきます。

間違いのご指摘はもとより、有益な追加情報等があれば御連絡いただければ
と考えます。宜しくお願い申し上げます。

■=== 【コラム/『放射能汚染の問題/安心安全への知識』】 <寄稿>

                 公江 義隆 y-koe@air.linkclub.or.jp
                JUAS/ISC、もとITコーディネータ
                 もと武田薬品工業(株)情報システム部長)

「どういうことかを知った上で、危険性も安全性も常識的に自ら考えよう」

  (急いで纏めています。問題点、間違い、お気づきの点など、
              見つかればご教示いただければ幸いです)

前回(第2報)と内容に重複がありますが、まだ混乱やメディアの怪しげな
報道が見受けらますので、再度、整理しました。

<1>食品・水・牛乳などの暫定規制値は変更なし

政府が日本の規制は厳しすぎるといって、2倍程度まで数値を緩和する方向で
検討するとしていた食品や飲料水に関する放射性物質の暫定規制値は、
食品安全委員会の検討・答申を受けて変更しないことになりました。

恐らく、放射能汚染についての十分な知見を持ち合わせていないだろう委員の
方々が、論文を調べる時間も無い短期日でおかしな結論を出すより
良かったと思います。

業界や政治家からの圧力、これらを応援するメディアの論調の中で、
(訳の分かっている)事務局が頑張ったのかもしれません。
大新聞までもが怪しげな内容の報道をしました。
素人政治家主導にならなくてよかったと思います。
但し、また、巻き返しがあるかもしれません。

しかし、この規制値の背景や意味を説明する絶好の機会だったと思うのですが、
その理由として「原子力安全委員会のものと、異なった内容の2本立てに
なると混乱する」、「現時点で変更すると国民の信頼を損ねるから」という、
正直で、訳の分らない説明をしました。

この問題は、この規制値の背景や意味を正しく説明すること。
測定や監視、管理体制を早急に整備強化に全力をかけ、迅速な汚染指定・解除が
できるようにすることが正道であり、実質的な安全と内外からの信頼(安心)を
得る唯一の方法だと私は思います。

参考: TVに出てくる専門家たちは、また「全く安全」の大合唱でしたし、
   「洗えば更に減るから、絶対大丈夫」などとも云いましたが:

 食物の放射能測定方法は国で具体的に決められています。
 関心のある方は下記のURLを覗いてみてください。
 専門的なことは別にして、大体の感じは素人でも分ると思います。
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf

・NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータによる放射線ヨウ素測定、
 ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーなど、
 対象に応じた測定器の種類、測定方法が決められています。

・測定物は前もって水洗します(これは厚労省から留意事項として通達が
 出ていました)。また、キャベツや白菜などは表面の傷付いた葉っぱや
 芯の部分を取り除いて測ります。

<2>この問題が混乱する理由

日本政府は、福島原子力発電所の事故発生を受けて、
この3月17日に、原子力安全委員会が纏めていた報告書(*1)の中にある、
原発事故など緊急事態を想定して作成したガイドラインを適用して
暫定規制を設定し、これが今回追認されました。
なお、これ以前には1986年に、チェルノブイリ事故を受けて輸入品に対する
規制値が当時の厚生省によって設定されていました。

*1:下記資料のP23-24参照
 http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf

参考: (今回の件に関する第2回―通算372回と、第3回―通算373回)
   食品安全委員会の資料
 http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110323sfc
 http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20110325sfc

この問題が混乱を呼ぶ背景には、以下のようなことがあるように私は思います。
「暫定」という言葉の使い方による意味の曖昧さです。

大多数の日本人はこのように考えると思います。
「本来人間にとって安全な放射線量の科学的な値があるはずだ」、
「規制値の基準はこのような数値に基づいて、半恒久的な規則として決めら
れるもののはずだ」、「(今まで政府がサボって作っていなかったため)
ルールを急ごしらえする必要が出てきたが、時間が無いので正式のものが
準備出来るまでの間、“取り合えず”これで間に合わせようという意味の
“暫定”だろう」。

一方、原子力関係の安全性に対する種々の勧告や、ガイドラインを作成する
西欧を中心とする国際機関(WHO,IAEA,ICRP,CODEX・・)などは、
以下のような考え方をします。

即ち、上で述べたような絶対的(科学的)な安全値というものは現実には
中々決めきれないから、平常時にはかなり安全余裕を見た数値にしておく。
しかし、これとは別に、「戦争、テロ、原発の事故などが発生してときには、
安全規制を厳密に守ると、食物や水が不足して飢餓や水分不足により
身体に危険をもたらすといった、別のリスクが発生する。

こんなときには、放射線によるガン発症の将来リスクと、目先の飢餓や
脱水症のリスクやその他の社会的損失などとのバランスを考えて、
ある「一定範囲」でなら、自己責任で各国政府が特別に設けるルールで、
短期間「大幅に緩和した規制値の基で“暫定”的に運用することを容認する」。

つまり、ある程度のリスクの増加は覚悟の上で、全体としてマシなバランス
を選ぼうという考え方です(*)。

今回の“暫定規制の値”は、あくまで原発事故という非常時・緊急事態に
対するものです。今まで、日本に食品の放射線汚染に対する基準が無かった
ため、原子力安全委員会が非常時・緊急事態時用に決めていた
「防護指針―ガイドライン」の内容を急遽適用したものです。
長期に摂取し続けることを前提とする平常時の基準ではないはずです。

*:参考:ここでは、彼らの考え方や国際ルールの趣旨を理解する上で
 役立つかとも思う色々面白い言葉の使われ方がされています。
 例えば、このような場合に、放射線のリスクに厳しく重きを置く考え方を
 「保守的」という。このような緊急事態時の暫定的ルールの設定、施行を
 「介入」と呼ぶ。この問題では(個人の自己責任ではなく、国が守ら
 なければならない)一般の人を公衆と呼ぶ。上に述べた「一定範囲」は、
 放射線被曝量では、公衆の通常時1ミリ・シーベルト/年に対し、
 緊急事態時5〜50ミリ・シーベルト/年などとされているが、
 ここでは「介入の正当性云々」という面白い(日本人の発想には
 “俄かに”は馴染み難い)説明がされている。

なお、原子力安全委員会のガイドラインでは、放射性ヨウ素の緊急時の規制値
には、ICRPの動向を踏まえ50ミリ・シーベルト/年を基礎に、
日本の食生活パターン・摂取量を考慮して、1)飲料水、2)牛乳・乳製品、
3)野菜類の3つのカテゴリーに分けて指標が設定されている。

3つのカテゴリー以外の食品の摂取を考慮して50ミリ・シーベルト/年の
2/3を、上記の3つの食品カテゴリーに均等に割り当て、
1/3は他の食品などからの摂取分に残している。
これをもって50の2/3、つまり「33・3ミリ・シーベルト/年に規制を
厳しくしている」と言う人がいたが、食べるのはこの3つのカテゴリーだけ
ではないし、呼吸を通じた内部被曝などを含め、安全性は人体の摂取総量で
考える問題である。

<3>国際標準について

例えば、WHOとFAO(国連食料農業機構)が合同して設立したコーデックス
委員会の、食品取引に関わる標準が下記にあります。

下記URLを開き 左下の「English」 をクリック下さい。
http://www.codexalimentarius.net/web/more_info.jsp?id_sta=17

例えば、一般食物のI‐131(ヨウ素131)の許容値は100ベクレル/Kgです。
同様にセシュームについては1000ベクレル/Kgです(上記 P-33参照)。
 
また、飲料水については、WHOのガイドライン(日本語翻訳版):
下記を参照ください。
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf

例えば、I-131(ヨウ素131)の許容値は10ベクレル/リットルです。
(上記P-202−204 を参照)。

このように、現在の日本の暫定基準値(飲料水:300ベクレル/Kg、野菜など
一般食物:2000ベクレル/Kg)は、これらに比べ大きな(安全余裕を削った)
値なのです。

★★なお、現在の日本の暫定基準値は、
ICRPが示す非常時の基準の範囲としては規制の厳しいレベルに設定されています。

また、この問題はどこまでなら安全で、どこを越えれば危険と云ったように
線引きできる問題ではありません。このような少量の放射線被曝は量が
増えるに従い、僅かづつリスクが増える可能性があると考えられている
問題だからです。

「全く・・」とか「絶対・・」とかは云えない問題です。
「一生食べ続けても、全く問題はない」という専門家がいましたが、
「そんなデータはこの世に中に絶対にない。その逆のデータもない」、
これははっきり云えます。

例えば、水道水に関しては、もう少し測定頻度を増やして欲しいとは
思いますが、私なら、水道局を信じます。
但し、基準の上限に近いような状況が数週間も続くなら、
乳幼児は少し考えたほうがよいと思うと思います。
強いて言えば、検査項目がヨウ素とセシュームだけというのが気になります。
飛びやすいのはこれらですが、核分裂反応では他にも多くに種類の放射性物質
が作られるからです。

なお、日本の水道水は厳しい基準で管理されていますが、
ペットボトルの水は必ずしもそうではありません。
そのあたりのこともよく考えて常識的に判断すべき問題だと思います。

インターネット検索、ツイター、口コミなど、過剰に情報が氾濫し、
表面的な数字だけが一人歩きする中で、多くの人が判断出来ずにパニック状態
に陥ったように感じます。

大手の新聞までもが、どこかの発表や、誰かの言ったことをそのまま
活字にするだけの存在になってしまった感がします。

「小人の学は耳より入りて口に出づ。口耳の間、則(すなわ)ち四寸のみ」
孔子・孟子を継ぐ中国、戦国時代末期(250 B.C.ごろ)の儒学者・荀子の
言葉である。耳から入ったものがそのまま口から出る――受け売りの言葉
にはどれほどの真実があるでしょうか。

「小人の学」の前の文章には、「君子の学は、耳より入りて心につき、
四体にしみて動静(どうじょう)に形(あらわ)る」とあります。

<4>「1000人に5人がガンになるのは問題ではない」???

    原子力や放射線分野の人の云う「安全」ライン

独立行政法人「放射線医学研究所」という、この分野で高い技術と権威を持つ
国の組織があります(第1報でも紹介しました)。
このホームページ(下記)のQ&Aの欄に、以下のような説明文があります。
  http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i3

 “放射線に被ばくすると健康に影響を及ぼすことがありますが、
 その影響の有無と種類は被ばくした量で違います(図)。
 被ばくした放射線量が、例えば100mSv(ミリシーベルト)以下では、
 ただちに健康に影響を及ぼすことはありません。また、被ばくした
 放射線量が高いほど数年後から数十年後にがんになる危険性が高まる
 と考えられますが、その危険性は、例えば100mSv(ミリシーベルト)
 の放射線量で0.5%程度です。これは喫煙や食事などの生活習慣を
 原因とするがんの危険性よりも数十分の一程度の低い値で、過度に
 心配する必要はありません。”

なお、この100ミリ・シーベルトで0・5%という数値は、
広島・長崎の原爆被災者のデータ分析によるものだと思いますが、
これは1000人の100ミリ・シーベルト以上の被爆者がいれば、
そのうちの5人がガンを発症するということになります。
自分がその5人に入るのか、残りの995人に入るのかは、「神のみぞ知る」
という確率の問題だということです。

これを皆さんはどう考えられるでしょうか?

私は次のように思います。

100ミリ・シーベルト以下では、数時間〜数週間で生命や健康に影響が出る
ような目に見える急性の症状は出ないというのは多分事実でしょう。
また、0・5%にガンの発症というのも、その時々のデータ解析のテクニックを
駆使して得られた学問的な結果だと思います。
ここまでは事実または最善の努力の知見として、そしてこのようなデータを
公表するのは科学者の役割だと思います。問題はその後です。

問題と感じるのは:
“その危険性は・・・・0.5%程度です。・・・・心配する必要はありません。”
という内容です(“過度に心配”とあったのは役人的表現でしょう)。
また、TVに出演した、この分野の権威といわれる先生で、
「日本人の1/3はガンで死ぬ。333人が338人になっても大した問題ではない」
といった人がいました。

私は、これを「安全と思うか、思わないか」「問題か、否か」、
これは原子力や放射線分野の専門家だけで決める問題ではないと思います。
この分野の閉鎖性とその中で培われた価値観が大変気になりました。
安全性の問題における“曖昧さ”の背景について(参考):

・統計処理に付きまとう問題

“その危険性は、例えば100mSv(ミリシーベルト)の放射線量で0.5%程度です。” 
これについて元の論文や資料を見たわけではありませんが、恐らく集められた
多量のデータの統計的な解析によって得られた結果だと思います。

こんな問題によく使われる統計解析の方法は粗っぽい言い方をすれば、
こんなことです。

被曝した人1000人、被曝しなかった人1000人の2つのグループ毎にガンの発症者
数を調べ、その間に差があるか否かを調べます。理論的には2つのグループは
被曝の有無以外は、全く同じ特性、条件の人たちから構成されているという
ことが前提なのですが、そんなことは現実には期待できません。

5人の差があっても、それが条件のバラつきによる偶然の結果かもしれません
から、確率の考え方を持ち込んで、このデータの数値だけから見て、
“統計学的に”どこまでのことが言えるかといった分析をします。
結論は、例えば「95%の確からしさで、“100mSvで0・5%がガンになる”
と云う仮設が成り立つ」と云った話になります。

ややこしい話になりますが、「これ以下ではガンにはならない」と云っている
わけではありません。“95%の確からしさ”はあくまで統計処理上の条件
です。99%の確からしさということにすれば、云えることはもっと限られた
ことになります。統計処理では“100%確か”と考え方はありません。

100%確かにいえるのは、大量被曝で7シーベルトも放射線を一時に浴びた
といった場合です。100%死亡します。原爆やチェルノブイリのようなケース
では、一時に大量の放射線が出ましたから、それで大量の人が死にました。
1999年の東海村の事故で死亡されたJCOの現場の人の染色体(≒DNA)の
写真を見ると、本来は紐状のはずのものがちぎれてバラバラの糸くずのように
なっていました。DNAが破壊されれば細胞の再生は出来ませんから、
細胞の更新頻度の高い血液、皮膚、消化器官の表面などからなくなってゆきます。

なお、公開された多量のデータがあるには、広島・長崎原爆によるガンの症例、
チェルノブイリ原発事故による甲状線ガンのデータにつきるようです。
核兵器開発国では、開発過程の事故などから、データをかなり持っているかも
しれませんが、軍事機密扱いのようです。

・放射線を浴びたパターンによる影響

ある一定の期間に受けた放射線量が同じでも、全部を一時に受けた場合、
何回かに分けて受けた場合、小量でも継続して受けた場合などで、
夫々体への影響は本来異なるはずです。

一時的でも大量なら上記のように致命的になりますが、
総量がそれほどでもない場合、傷を受けた細胞やDNAを修復する期間があった
ほうが、継続するよりよいという意見、継続していても放射線の強さが低い方が
よいという意見など様々で、研究はされてはいるようですが、
はっきりした結論は得られていないようです。
また放射線を浴びた状況や個人差の大きい問題なのだと推量します。

・個人差

「個人差がどのくらいあるものか」についても、放射線関係でのデータは
なかなか見つかりません。
薬の効果や副作用、あるいは食品の安全性などで対象となる化学物質では、
10倍くらいの差があると云われています(処方や基準の設定などには、
その程度の安全余裕を考慮します)。

例えば、エチルアルコールという化学物質、つまり、お酒では、お猪口一杯で
真っ赤になり、もう飲めないという人もいれば、ウイスキー1瓶開けても
ケロッとしている人もいます。
これはアルコールの解毒能力(体内の代謝酵素を作り出す能力)による違い
ですが、何となく経験的に納得できる数値です。

★☆★ 雑感

 色々の情報を自分で判断する際の参考にしていただければと思い、
 書いたものです。あと2回くらいで止めます。

 今回の問題は調べ、書くほどに怒りがこみ上げてきます。
 怒りの感情が、これほどストレスになるとは今まで考えていませんでした。

 放射線とは別の観点から、原発事故の問題の背景と今後について、
 下記のWEB MAGAGINEに記事を書きました。
 お時間があれば、ご一覧頂ければ、またご意見を賜れれば幸いです。
  ==> http://www.atmarkit.co.jp/im/cits/serial/smb/50/03.html

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: 「止めよう!行き過ぎ自粛!」が、上期のキャンペーンテーマに
なりそうだ。被災地のがれきの撤去だけでも数年かかる見込であり、長い期間
での被災地支援のために非・被災地で出来ることは、一日も早い通常活動への
復活、といえるだろう。報道を通じて被災地の方々から「元気」をもらうこと
も多い。永い意味での復旧・復興のためには、一人一人が(もちろん無駄は慎
むべきだが)必要なことを無理して止めるのではなく、通常活動に戻す努力が
必要になっている。さて、私が出来ることは?そのひとつ、声が掛かったので
行ってきます。4月29日に塚原光男さん(オリンピック体操金メダリスト、
月面宙返り)も加えて石巻へ被災地慰問ライブに行くことになりました。会場
も多くが倒壊or流失したので石巻の「一皇子(いちおうじ)神社」境内と登米
のライブハウス「ツイストアゲイン」の2カ所で演るようです。東北各地から
のベンチャーズバンドの仲間達が多く集まるそうです。<今月6日NEWSで報道
された内田裕也さん達が行っていた神社だそうです>また、6月には山形でも
同様のイベントを避難している方々へ向けて企画しているようです。地元の方
が(多くが彼らも被災者)中心になって行動されているので、頑張って、参加
しようということになりました。現地は頑張ってます。出来ることで応援を!

※だいぶ前から登録だけだったのですが最近ようやく「facebook」やってます。
※Twitter の方も FS41 で登録してます。

−−−−−−−
★放射能拡散状況(日本列島における、放射性物質の拡散予報)

まずは日本の気象庁のサイト。(上空の風に乗って拡散します)
http://www.jma.go.jp/jp/windpro/

ドイツ気象局に、放射性物質の拡散予報が掲載されています。
http://www.dwd.de/bvbw/appmanager/bvbw/dwdwwwDesktop?_nfpb=true&_pageLabel=dwdwww_start&T178400415551302522764483gsbDocumentPath=Content%2FOeffentlichkeit%2FKU%2FKUPK%2FHomepage%2FTeaser%2FJapan.html&_state=maximized&_windowLabel=T178400415551302522764483&lastPageLabel=dwdwww_start
上記リンクが表示されなければTOPページから
http://www.dwd.de/
−−−−−−−

★「東大病院放射線治療チーム」のツイッター
   http://twitter.com/team_nakagawa
★AllAbout:地震・災害対策
   http://allabout.co.jp/special/disaster/
★ITpro:未曾有の大災害に立ち向かう
   http://itpro.nikkeibp.co.jp/daishinsai/index.html
・「東日本大震災」と報道されるケースも多いのですが、正式には
 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」だそうです。
   http://www.jma.go.jp/jma/menu/jishin-portal.html
・首相官邸からの情報提供はコチラから
   http://www.kantei.go.jp/saigai/index.html
★東日本大地震ポータル(災害 地震 放射能 停電情報検索)
   http://huns.jp/ <吉田武夫さんのHP>

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