F+S Flash
(Vol.135)号外

 

============================= CONTENTS =============================
【コラム/『放射線関連情報』】         <寄稿>
  各種情報に対する疑問に少しでも答えるために      公江 義隆
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この度の東北地方太平洋沖地震により、被災された皆様に
おかれましては心からお見舞い申し上げますとともに
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

3月とはいえ、例年に比べまだまだ寒い中での事ですので、
被災された皆様やご家族の皆様は大変心細い思いをされていることと思います。
まだまだ多い行方不明や安否不明の方々のご無事を心よりお祈り申し上げます。

関東以西の方々におかれましても、大地震から1週間、
先週は企業としての被災地への対応、取引先との対応、社員への対応など、
バタバタと忙しかった方も多いと思います。

ガソリンを初めとした物資枯渇問題もようやく物流の回復の兆しが見えはじめ
今週からは被災地以外では落ち着きが戻りつつあるように感じます。

「東日本大震災」と報道されるケースも多いのですが、正式には
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」だそうです。
  http://www.jma.go.jp/jma/menu/jishin-portal.html

・首相官邸からの情報提供はコチラから
  http://www.kantei.go.jp/saigai/index.html

一日中福島原発のニュースが流れています。
目に見えない恐怖=放射能、説明不足や楽観的発表やつじつまの合わない説明
などが混乱を増加させているようです。

公江さんから整理した文書を送っていただきましたので参考までにお送りします。
こんな時にメールの量を増やすのはどうかとも思ったのですが
おしかりを覚悟で配信させていただきました。

間違いのご指摘はもとより、有益な追加情報等があれば御連絡いただければと
考えます。宜しくお願い申し上げます。

■=== 【コラム/『放射線関連情報』】      <寄稿>

                公江 義隆 y-koe@air.linkclub.or.jp
              JUAS/ISC、もとITコーディネータ、
                もと武田薬品工業(株)情報システム部長)

今回の原子力発電所の事故により発生している市民の不安を少しでも解消すべく、
関連しそうな知識を整理してみました。
(短時間で集めた情報ですので、もし、お気づきの点があればご指摘お願いします)

★1 放射線(放射能)

核反応で出てくるγ(ガンマ)線は、レントゲンのX線、電波、光などと同じ
電磁波です。X線は特殊な電子管に高電圧をかけて発生させた人工的なγ線です。
他にα(アルファ)線(へリュームの原子核)、β(ベータ)線(電子)、中性子線
(中性子)などの粒子線があります。
放射線は、核反応と放射性物質から出ます。

★2 遮蔽方法(遮蔽物は分厚いほど効果があります)

α線:薄い紙程度で遮蔽可能
β線:金属板でも遮蔽可能
γ線(X線):厚い鉛板・コンクリートなどで遮蔽可能
中性子線:水やパラフィンなどに遮蔽効果がある

★3 防護服について

全ての放射線に有効且つ実用的な(軽い・動きやすい)防護服はありません。
(完全な遮蔽は出来ないが、放射線量を減らす効果はあるので、作業可能な
時間を延ばせる)

★4 市民にとって2種類ある放射線被曝

1)発電所から出てくる放射線による被曝

放射線の強さは距離の2乗に反比例して弱まり、発生源から離れれば急速に
危険度は下がります。また発生源での発生がとまれば放射線はなくなります。
これは発電所内やその近郊地域の人へ影響する問題で、ここから100Kmも
離れた地域の人には、現在影響のない問題です。
対策は出来るだけ「近寄らないこと・近寄る時間を短時間にすること」です。

建物の中にいれば、中性子線以外の放射線に対しては、壁などによる遮蔽効果
が期待できます。発生源方向に窓がある場合は、出来るだけ壁に隠れている
ようにして、窓からの被曝を避けてください。地下室はかなり有効かと思います。

なお、今回報道されませんが、福島の3号と4号炉は、MOXというプルトニューム
を使う燃料が使われているらしいです(プルサーマルといわれる)。
ウラン燃料に比べ20倍のγ線、10000倍の中性子線、10数万倍のα線を出します。
使用済み燃料についても同じはずです。3号、4号の、水の枯れた「使用済み燃料
貯蔵水槽」で発生している放射線量(≒熱量)は大変気になるところです。

2)発電所から飛散した物資によるによる被曝

発電所からの飛散物による被曝です。正確には飛散して飛んできた放射性物質
から出る放射線による被曝です。事故原子炉から飛散する放射性物質の
代表的なものには核燃料のウラニューム、プルトニュームの他に、核反応で
作られるヨウ素131〜133、セシューム137、ストロンチューム90といった
放射性同位元素と呼ばれる物質が考えられます。

放射性物質は徐々に減らしながら放射線と熱を永久に出し続けます。
出す放射線量が半分になるまでの時間を半減期といいます。
放射性ヨウ素の半減期は2時間から8日程度。セシューム137は30年、
ストロンチューム90は29年です。

ヨウ素は(昇華して)気体状になり易いので、広範囲に広がり、飛散すると
早期に発見される可能性があります。

★5 飛散してくる物質による被曝の防止

1)準備

まず、自分がいる地域の放射線量の情報(下記URL)を時々見て、
過去の平常値と比較し、異常値、また急な変化が無いかをチェックしてください。
値に異常や大きな変化が無い場合は特に怖がる必要はありません。
神経質になりすぎては「気の病」のほうが心配です。
心配していると体調が悪くなったように感じることがよくあります。

異常があった場合には、下記の対策を実行してください。
なお、過去に強い放射線を観測した場合には、その後の雨(雪)に気をつけて
ください。また、同時に、下記「対策-2」にも留意ください。

2)放射線量などの観測データ:

 ・全国データ:  http://eq.yahoo.co.jp/
 ・色々のデータ: http://matome.naver.jp/odai/2130026875350168901

福島県: 上記URL表示ページの後ろに、20KM以遠のデータがあります。

福島第1発電所周辺: http://www.nisa.meti.go.jp/press/2011/monitor.pdf

宮城県: http://www.pref.miyagi.jp/gentai/
    上記HPから「福島第1原子力発電所事故に関わる情報」をクリック

東京: http://113.35.73.180/monitoring/index.html

なお、上記の全国データは文部省、福島県と宮城県は県のデータ、東京は都の
測定データです。発電所周辺は経済産業省やその関連機関、東京電力のデータです。 

一般人の許容基準である、年間1ミリ・シーベルト(1000マイクロ・シーベルト)
というのは、(24時間x365日)で割って1時間あたりに直すと、
0.114マイクロ・シーベルトになります。
多少の増減があっても平均がこの値以下なら、許容値以下ということになります
(3月20日現在、福島周辺を除けば、0.05マイクロ・シーベルト(μSv)前後
を維持していて先ず問題はないはずです)。 

但し、国の屋内退避指示で身動きが取れなくなっている、福島原発の北西方向
20〜30Km圏で3月15日以降、連日、連続して100マイクロ・シーベルト/時という、
これが続けば許容値の1000倍を超える数値が観測されている地域があります。
政府も承知はしているようですが、面子にとらわれず、自衛隊車両を使ってでも
移動させてあげて欲しいと思います。3月20日に3号炉の圧力ベントを開く予定
とのことです。風向きによっては他の地域の放射線量も上がるかもしれません。

3)全般説明

原子炉から吹き出た放射性物質は空気中で拡散して、あるいは風に運ばれて方々に
飛びます(実際には風向きや風速、気温などによってかなり複雑な動きをしますが、
基本的には距離が離れれば濃度は下がると考えられます)。
多くの場合、飛散してきた放射性物質の量は、今の状況では、それほど多くはない
はずですから、そこから発生する放射線量もそれほど大きくはないと思います。
このケースでも放射線量は飛んできた個々の細かい放射性物質からの距離の2乗に
反比例します。

ここで、大変重要なことは、放射性物質を体内に入れないこと(内部被曝を避ける
こと)です。体内に入れば放射性物質と影響を受ける細胞の間の距離は、
0・数ミリとかミクロン単位の数値になります。受ける放射線の量は大変高いという
ことになります。また体内に入った放射性物質の排出はかなり難しい問題なのです。

▲対策-1

基本は「花粉症対策」と同じです。
放射性物質は目には見えない細かいこまかいチリと思ってください。

・外に出ない。外気を室内に取り込まない(換気扇を回わすと排気した分だけの
空気を外部から吸気します)。

・外出するときは、出来るだけ隙間の出来ないマスク、メガネ(出来ればゴーグ
ル型)、長袖シャツ、首にマフラーや手ぬぐいなどを付け、体を露出させない
(放射性物質を体から遠ざける)よう留意ください(マスクをずらして鼻は
丸出しの人が時々いますが絶対ダメです)。
マスクは放射性物質を体内に入れないために特に重要です。

・帰宅した際には、家の外で衣服や頭や体についたチリ(放射性物質)を払い、
放射性物質を屋内に持ち込まない。外出に使った衣服・帽子・メガネ、マスクなど
は人から離れた場所に置く。シャワーなどで髪、体、手足などに付着した放射性
物質を洗い流す。うがいをする。鼻や目を洗う。特に汚染したと思われるものは、
他のものと別にして放射性物質が飛ばないようにビニール袋などにいれて人から
離れた場所におく・・・などに留意してください。

雨(雪)に濡れないよう気をつけてください。体と着ていたもの、傘など濡れた
場合には付着している恐れのある放射性物質をよく洗い流してください
(そのまま乾かすのはだめです)。

▲対策-2

食物、飲料水などから放射性物質を体内に入れないための対策です。
放射線レベルの高かった地域の農作物の葉には、放射能チリが溜まってついて
いる可能性があります。レベルが高かった地域の農作物には注意してください。
もし食する場合にはよくチリを洗い流してださい。飲料水についても天水には
注意ください。雪についても同様です。
市販される農作物については、法律で放射性物質の有無の検査がされていること
になっています。
また、放射線の高濃度が続いた地域では、放射性物質が地面などに蓄積している
可能性もあります。後日調査がされることになると思います。

★6 ヨウ素の服用について

ヨウ素は喉の近くにある甲状腺が作る甲状腺ホルモン合成の必須物質です。
そのため体内へ取り入れられたヨウ素は甲状腺に集まる性質があります。
被曝して放射性ヨウ素がここへ集まると、ここからの放射線のため甲状腺ガン
などを引き起こす可能性が増えます。

そこで放射線被曝の危険性がある場合、前もって普通のヨウ素を服用して
甲状腺を普通のヨウ素で満たし、放射性のヨウ素が体内に入ってきても、
甲状腺がこれを取り組む余地をふさいでおこうという考え方に基づく方法です。
小さな子供や妊産婦には特に必要で有効といわれています。

なお、ヨウ素にはアレルギーなど副作用を起す場合がありますので、
日本では、法律で必要が迫った場合に、都道府県知事が投与の指示を出すことに
なっています。
必要量は各地域に配布済みといっていますが、効果を得るには、被曝した場合
すばやく投与が必要な薬剤です。被災地の現状から、本当に適時に実施可能
なのか懸念されます。

なお。この薬剤は薬局などで個人購入は出来ません。
また、ヨウ素が入っている消毒液やうがい薬は濃度が低く、また飲むと有害な
添加物が入っていたりしますので、この目的には合わないと云われています。
海草などヨウ素を含有した食物やサプリメントを急に食したくらいでは、
含有量が少なくこの目的には有効ではないといわれています。

★7 放射線量の単位と、使い方の混乱

以前には、古くはキューリー、レントゲン(レム)などといった単位も
ありましたが、現在シーベルトという国際単位に標準化されました。

ミリ・シーベルト(mSv)は1000分の1シーベルト、マイクロ・シーベルト
(μSv)は1000分の1ミリ・シーベルト(mSv)です。
しかし、TVで報道される数字は難解で、色々混乱があります。
条件や意味の異なるもので比較したり、論理的に怪しい話もあります。

▲放射線の強さを表す(1時間当たりの)数値と、安全性などを論じる際の
積算値がある

電気を例にすれば、電力量の単位にワットというのがあります。
100ワットの電球をつけているときには、現在100ワット/時間、つまり今
1時間あたり100ワットという量の電気を使っていますという現在値をあらわす
場合。もう一つは、月末に電気会社から来る料金請求書に書かれる今月の電気
使用量72キロワットというように、一ヶ月に使った電気の積算量を表す
場合です。更には「一回充電するのにyyワット必要です」といったような
場合もあります。これは1イベントあたりということです。

放射線量についても、同じように福島第1発電所3号機横の放射線量は、
xxシーベルト/時間という場合は、「1時間当たり(1時間そこにいると)
xxシーベルトの放射線を浴びる状態」という意味です。
これはある場所のある時点の放射線の強さです。

一方、積算量として使われるのは「放射線技師は年間yyシーベルトの放射線
まで許容されている」といった形で積算値を言っている場合です。
あるいは「今回の作業で浴びた放射線量はyyシーベルトでした」といった
場合です。この場合はシーベルト/時でなく、単にシーベルトで、
作業場所の時間当たりの放射線量に作業時間を掛け算したものです。

更にもう一つのケースでは、胸部レントゲン撮影の被曝量はzzシーベルト
といった使われ方です。一枚のレントゲン写真に伴う被曝量、
つまりは1イベントあたり放射線量ということになります。

これらをゴチャゴチャにして、専門家と云われている人たちと政府が、
「大丈夫だ、大丈夫だ」「“にわかには”健康に“大きな”影響を与えない」
などと説明するので、わけが分らなくなります。

★8 放射線量の許容値について

色々調べてみましたが、客観性の高い裏づけデータは中々見つかりません。
許容値を超えると何が起こるのか、起こらないのかを、具体的によく分って
決めたというわけでもないようです。但し、放射線は出来るだけ浴びないに
越したことはありません。

▲日本では現在、一般の人の年間許容値(1年間に浴びる放射線の積算値)は、
1ミリ・シーベルト(1000マイクロ・シーベルト)ということになっています。
これを1年間の時間(365日x24時間=8760時間)で割り算します。

1000÷8760≒0・114
平均1時間当たり、0・114マイクロ・シーベルト/時間以下なら、
この基準を満たしていることになります。

なお、震災発生後、現在(3月20日)まで、福島近郊を除くと府県の放射線量
の測定値は、これ以下の数値を維持しています。東京でも3月15日に0・109に
なりましたが、その後は0・05前後を維持しています。

▲一方、X線技師など職業で放射線を扱う人の年間許容値は50ミリ・シーベルトです。
実に一般の人の50倍です。

このような立場の人は、就業中は放射線被曝量を測る器具を身につけて
厳重な数値の管理がされていますが、X線技師がどんどん放射線障害で倒れて
いるという話は聞きません。

▲つまり、一般人の1ミリ・シーベルトという許容値は、
極めて大きな安全を踏んだ値のようです。
もしかしたら、“ええ加減”に決めたのかもしれません。

ここから、チョッと“ややこしい”話になりますが、
この“ええ加減さ”は、例えば、こんな話に繋がります。

最近では、かなりの人が毎年定期健康検診を受けます。
(以下の数値データは、検査機関でのバラつきがあるので概数と思ってください)
バリュームを飲んで胃の検査をすれば2〜4ミリ・シーベルト、
これだけで年間の積算被曝量は年間許容値を超えてしまいます。
肺がんのCT検査を加えれば、更に7ミリ・シーベルトは増えます。
ニューヨークに2度出張すれば、10000mの高空で宇宙線を受けて0・2ミリ・
シーベルト増えます。

このように、かなりの現代人は通常から、一般人の許容値の数倍〜10数倍の
放射線を浴びる生活をしているようです。
規則では、個人が診療行為で受ける放射線量は除外できることになっています、
一体許容値とは何かということです。
人の安全の為ではなく、規則の為の数値かもしれません。

解説する専門家は「1ミリ・シーベルトの許容値を超えた、超えない」で
大騒ぎをするなら「もっと別のところで更に大きな被曝を平気でしていますよ」
と多分云いたかったのだと思います。
ただし、宇宙線や大地から自然に受けている「自然放射線量でも1.5ミリ・
シーベルトあるから・・・」と絶対避けることの出来ない自然放射線量値と
比較するのは論理的に間違っています。許容値はこれがある上での話しです。

★★★
今、福島発電所の現場では、自衛隊や消防などの公務員は、今回のために
規則を変えて、被曝量の許容値を250ミリ・シーベルトにまで上げて、
文字通り健康、命を懸けた作業を続けてくれています。

東京電力からは責任者を含め現地の詳細体制の発表はありませんが、
総勢800名、(おそらくその多くは、下請けのメンテナンス会社やオペレータ
の派遣会社などの作業員でしょう)や、全国の電力会社から駆けつけた
ボランティア社員などが、こちらも、健康、命を懸けた作業にあたって
くれているようです。

今は彼らの努力に託すしかありませんが、一方で、責任ある立場の人たちが
今何をしているのかは全く見えてきません。
次のステップの計画、やっていることが旨く行かない場合の代わりの方法、
機器のスペアーの確保などなど、誰が全体を捉えて考えているのでしょうか。

★9 放射線障害の起こる仕組み

放射線を多量に浴びると細胞の中のDNAが破壊されて、細胞の再生が正しく
出来ず癌が発生したり、新しい細胞が作られなくなったりします。
新しい細胞が活発に作られている子供や、皮膚など作られる速さの速い体の
部分に影響が出やすいといわれています。
核爆弾や核融合設備内で極度に強い放射線を浴びた場合には、
細胞組織そのものが瞬時に破壊されるなど短時間で死に到る場合がありますが、
今回のようなケースで、一般市民がこのレベルの被曝をする可能性は
極めて低いと思われます。

★10 放射線医学研究所からの、一般情報のこんな資料もありました。
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i3

★11 短時間に強力な被曝を受けた場合 <参考>

これは原子爆弾の被弾や、以前の東海村の臨界事故のような場合のケースです。
今回の事故では一般の市民は該当することは、まず無いと思います。
今まで扱ってきた、ミリ・シーベルトやマイクロ・シーベルトとは、三桁、六桁
大きい場合の話です。混同しないでください。

(Gyは略シーベルトと読み替えてください)
 0.25Gy ほとんど臨床症状なし
 0.50Gy リンパ球の一時的減少
 1.00Gy 悪心 嘔吐 全身倦怠 リンパ球の著明な減少(危険限界量)
 2.00Gy 上記の他 長期の白血球減少    死亡率 5%
 3.50Gy 上記の他 感染 出血傾向      死亡率 50%
 6.00Gy 上記の他 下痢などの消化器症状  死亡率 90%
 7.00Gy                 死亡率 100%

 ・グレイ(Gy)
   放射線が当たった物質が吸収した放射線のエネルギーで表される
   放射線量。1Gyは物質1kg当たりに1ジュール(J)のエネルギーが吸収
   されることを意味する。

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: 今回ほど多くの「想定外」という言葉を聞いたことがありません。
そして、「想定できたはずだ」という意見と「想定は無理だった」という意見
が戦わされています。何らかの「想定(仮定)」を基に「基準」が作られ、その
「基準」を基に色んな物事が構築されています。各種の「危機管理規定」類も
同様でしょう。今後は、「想定(仮定)」を明確にして「想定外」のことが起こ
ったらどうするか?を決めておくべきでしょう。「想定内」は「防げる・解決
できる」ためでしょうが、「想定外」の場面は「防げない・解決できない」。
どんな非難を浴びようとも、例えば「ノアの方舟」をつくるべきかどうか的な
議論も必要かもしれません。そして、「そんな議論は無意味だ」という結論も
結論としてあるでしょう。映画の上での物語だけで終わらせない、が重要です。
今回は1千年に一度でしたが、次は1万年に一度です。きっとまた「想定外」。

★AllAbout:地震・災害対策
   http://allabout.co.jp/special/disaster/
★ITpro:未曾有の大災害に立ち向かう
   http://itpro.nikkeibp.co.jp/daishinsai/index.html

┏━━━━━━━━━━━ COFFEE BREAK ━━━━━━━━━━━━━┓
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  ■<?どんな歌?> 耳に付く「不思議」な歌の全貌 ■
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  最後のAC〜!が耳ざわりだと言って苦情も出ているようですが
  なかなかフルバージョンが見れないので探してみました。
  社)ACジャパン=旧:公共広告機構
   ♪
   こんにちは.  (こんにちワン)
   ありがとう.  (ありがとウサギ)
   こんばんは.  (こんばんワニ)
   さようなら.   (さよなライオン)

   まほうのことばで
   たーのしーい、なーかまーが
   ポポポポ〜ン

   おはよう.     (おはよウナギ)
   いただきます.   (いただきマウス)
   いーってきます. (いってきまスカンク)
   ただいま.     (ただいマンボウ)
   ごちそうさま.  (ごちそうさマウス)
   おやすみなさい. (おやすみなサイ)

   すてきなことばで
   ゆーかいーな、なーかまーが
   ポポポポ〜ン

   こんにちは.    (こんにちワン)
   ありがとう.   (ありがとウサギ)

  「あいさつするたび、ともだちふえるね」
   ♪AC〜
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   ※ACジャパン CM「あいさつの魔法」 60秒版
   http://www.youtube.com/watch?v=-mnM-IDxm20&feature=related
   http://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/01/index.html
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