F+S Flash
(Vol.131)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第113弾】
  氏部 辰雄 / クオリカ       <東京>
  古田 伸二 / 日本HP       <東京>
【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察 』】  <寄稿>
  「丸善社長・小城武彦氏」の巻  高橋 義郎/高橋マネジメント研究所
【コラム/『徒然なるままに(1)」』】          <寄稿>
  「SONYとウォークマンの光と影」ほか       公江 義隆
【コラム/『ランチェスターの法則の実証について』】
   時々発想を変えてみるのもいいものです 福重 広文/アイアンドディー
【セミナー/『経営の可視化セミナー』】 12月8日開催 ITL主催
   〜何を「見える化」するのか、どう進めたらいいのか〜
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧ください)
 東 京【第151回】12月 8日(水)@アジュール竹芝.ベイサイド
           <2010年度:F+Sクリスマス&大忘年会>
 名古屋【第33回】12月9日(木)@名駅レジャック/エスカイヤクラブ
 大 阪【第51回】12月10日(金)@梅田OSビル/エスカイヤクラブ
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第113弾】

※自己紹介バックナンバーは以下のURLでご覧ください。
 http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm#『F+S Flash』

1)氏部 辰雄 / クオリカ      <東京>

F+SいやIT界きっての遊び人に2回目の登場をお願いしました。
酒と煙草と女と・・・と歌のタイトルのような生活を送っています。
あれで身体も壊さず会社を首にもならず、皆が七不思議と呼んでいます。

 <ご本人からの一言> tatsuo_ujibe@qualica.co.jp

こんにちは、クオリカ(株)の氏部と申します。
最近、F+Sに殆ど参加できておらすいません。
10年程前に一度自己紹介をさせて頂いてますが、西嶋さんから、
近況報告のお願いということで再度登場させて頂きます。

前回はTISの江坂に居ましたが、9年前に東京転勤、単身赴任となりました。
大阪時代は東京に来るのがいやでいやでとても暮らせないと思っていたの
ですが、来てみると1週間ですっかり馴染んでしまい、とても楽しく過ごして
おります。

我ながら、環境適応能力に優れていると驚きです。
そのころは、毎日居酒屋、2次会、3次回と飲み歩いていましたが、
ここ数年はめっきり歳をとったのか?活動費が乏しくなったせいなのか?
殆ど近くの居酒屋一軒で真っ直ぐ家に帰るといったまじめな生活を
しております。<信じられないとの声が聞こえてきそうですが・・・>

ゴルフは相変わらず結構な頻度で行ってます。
殆ど電車での移動なので、ここぞとばかり朝からお酒を飲んで、
プレーをしており、皆さんからは「酔剣」と呼ばれております。

海外遠征も大好きで、年に7〜8回は中国やバンコクに行ってます。
中国は仕事中心ですが、バンコクは100%プライベートです。
そこで3、4日の連続ゴルフをするのですが、大変素晴らしいコースで、
且つ、日本の1回分の料金程度で出来ます。その為か、緊張感無くプレー
しますので、成績の方は、さっぱりです。
是非、皆さんも行かれたら、はまると思いますよ(#^.^#)。

ちょっと仕事の話をしますとクオリカ(ITHDグループ)は
「製造業、流通業をドメインとしたソリューションプロバイダー」で、
コマツさんや自動車関係を中心とした一般製造業、リテール分野での
ソリューションビジネスを展開しております。

この10年、私自身は、コマツ関係、ソリューション事業部、そして、
現在は、営業の責任者の立場でやっております。
まさにリーマンショック以降からの担当なので、大変、厳しく、辛い日々
ですが、あまり些細な事にはこだわらずに前向きに考える事にしています。
最近の私どもを取り巻くキーワードは、「サービス化」「グローバル化」で、
そんな中、製造業のDNAを今一度確立しようと、「生産管理」のソリュー
ションをクラウド型で提供しようとしています。

来年の1月にはサービスインとなり、お陰様で受注も既に頂いております。
またその中の数社は中国のお客様で、そちらでもクラウド型でのサービスを
提供することになっております。本格的に中国マーケットに向けての
ビジネス展開はこれからとなりますがお国柄もあって、なかなか大変です。
皆さん、お力添えを頂けるような事がありましたらお声がけ下さい。

なんか、会社の売り込み見たいになってしまいましたが、ご容赦下さい。

3)古田 伸二 / 日本HP       <東京>

今回のお二人に共通するのは「文武両道」
つまり、仕事と遊びの両面で活躍されていることですね。
それと、周りの人との付き合い方、私も感心させられることが多いです。

 <ご本人からの一言> 

日本ヒューレット・パッカード(株)の古田伸二と申します。

2回目の自己紹介になりますが、前回が2001年でしたから、
もうあれから9年たったかと思うとほんとに月日の流れの早さに驚きます。
前回掲載してもらった数年後に、息子がそれを発見し感心されたり、
冷やかされたりしたものです。

日本HPに入社してから、もう30年以上になりました。
入社した頃から考えますと、別会社になっていますね。完全に外資系会社に
なった感があります。これも自然の流れなのでしょう。

オペレーションが短期的になったためでしょうか、仕事のレスポンスも早さを
求められてきているように感じます。
私は営業部門にいますが、7割くらいの人がIPhoneを片手に常にメールを
チェックしています。私はまだ持っていませんが、持つといつも仕事に
つきまとわれることが、迷わせています。
明日は大阪出張ですが、新幹線ではぼーっとしていることが好きだし、それも
必要なことのように思っています。

神戸大学在学中はバスケットボール部にでした。バリバリの体育会系です。

先日東京でOB会を開催しましたが、その際に練習試合も行いました。
15人集まりましたが、私はなんと年齢で下から4番目でした。
(私は54歳です)
驚いたことに先輩方々は良く動けるのです。皆さん60歳以上で70歳台の方
もおられたのですが。。。
試合後ビールを飲みながら話を聞きましたが、皆さん普段でも時々練習や試合
をしているとのこと。素晴らしいですねぇ。

私は15年余りさぼっていたことが無残な姿をさらしてしまいました。
先輩を見習ってもっと体を動かそうと誓いました。

・・・とはいえ、なかなかできず、もっぱらゴルフでごまかしています。
ゴルフは年をとっても楽しめる素晴らしいスポーツですね。
今年は生涯で1番スコアが良く、平均90くらいでプレーできています。
F+Sのゴルフも楽しみにしています。

F+Sメンバーの皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

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 ■メルマガ・チェック■ 「仕事に必要な「ものさし」を見極めろ」
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 一般的に事務部門の仕事は「繰り返し性がなく非定型作業が多い」飛び
 込み作業が多いから標準化することは無理と思われている。「繰り返し
 性」は毎日か、週・月一回というような頻度の違いはあっても、同じ仕
 事の繰り返しは必ずある。
 標準化されていないから繰り返し性が無いように思える。標準化できて
 いる製造の現場では仕事の進み具合はそれなりに把握できる。事務の現
 場ではどうだろうか。私達は会社の中だけでなく、日頃の生活の中でも
 「仕組み」という言葉をよく使うが、辞書で探すと「仕組みとは、物事
 の成り立ち・構造」というように解説されている。
 したがって、会社の中の「仕組み」は、仕事の成り立ちと、それを進め
 ていくポイントを「ルール(基準)化」したものと考えることも出来る。
 「基準」というのは、不変であることが望ましい姿だが、企業活動の中
 では、環境が変われば変えなければならないこともある。しかし、会社
 の中では、変えていくことに物怖じする人が多い。「基準(ルール)」
 を破ったり、守らないことと、周りの変化に応じてルールを変えること
 は全く別の次元の話である。
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■=== 【コラム/『経営や歴史の著名人に見るBSC的考察』】 <寄稿>

 〜〜「丸善社長・CHIグループ社長 小城武彦氏」の巻〜〜

                高橋 義郎 takahashi@primix-plus.jp
                 プライミクス・プラス(株) 取締役
                 高橋マネジメント研究所(TQML)所長

書店大手の丸善。「リアル書店の新しい形を模索したい」と提案し、
昨秋オープンさせた「松丸本舗」。小城社長と松岡正剛氏のプロデュースに
よるもので評判を呼んだ。

小城社長が丸善の13代目社長に就いたのは3年前。
就任3カ月で大日本印刷と業務・資本提携を発表。迫るデジタル時代を
見据え、システム整備の素地を整えた。今年2月には、公共図書館に強い
販路を持つ図書館流通センターと経営統合し、持ち株会社CHIグループを設立。
大手書店ジュンク堂との統合も決め、改革のアクセルを踏み続ける。

元通産相官僚。理屈だけでは割り切れない「日本的経営」とは何かを
突き詰めたいと役所を飛び出し、カネボウに産業再生機構から社長として
派遣され、企業再建の苦労を経験。
その後、丸善から声がかかり、社長に就いた。
当時の丸善は、業績悪化に加え、不適切な会計処理も発覚。
社員の士気は下がっていた。

まず経営理念の再定義に着手。丸善に入った理由、入社して一番嬉しかった
こと、などを全社員約3千人に手書きのアンケートを課した。
役員と一枚一枚、マーカーを引いて読んだ。

新しい経営理念には、アンケートから拾った言葉をちりばめ、迂遠に見える
作業だが、「社員に自分の使命を思い出してほしかった。みんなと青臭い
議論を繰り返すことで、私を理解してもらう意味もあった」と小城社長は語る。

今も「現場」と対話する努力は惜しまない。

株主に対する論理の世界と、従業員と向き合う「情理の世界」。
相反する二つの接点に立つのが日本の経営者だと言う。

経営の目的は、理念に掲げた使命を果たすことだと思い、利益はそれを
継続的に果たすための手段に過ぎない。会社に使命のために仕事をするという
思いを共有すれば、会社は強くなる。

使命を意識することが、社員を「内向き」から「外向き」に変えるカギだ
と強調する。

日本の出版界の市場規模は小さいが、最大の課題はマーケティングが
存在しないこと。書店でいえば、顧客のニーズを把握し、自らの責任で
商品を仕入れて売り切るメカニズムが働いていないことに懸念をしている。
これでは、顧客のダイナミックな情報が出版社まで流れない。
書店で本が売れ残れば、取次業者に返品できる「委託販売制度」の弊害が
大きいという。返品に罪悪感がないので、返品をなくす努力をしないからだ。
市場が未熟だった時代はおわり、その役割も終えたと思っているのだ。

電子書籍(デジタル)と本(紙)は、どうシナジー(相乗効果)を出すかが
問われているのではないかという考えから、「2次元ハイブリッド」、
すなわち、リアル書店とネット書店、紙とデジタル、がうまく
コンビネーションをはかる時代にしていくべきとの思いがある。

本屋は驚きを持って本とである場所でもあるべき。
本屋がつまらない場所になっていることが出版不況の一つの要因であり、
たとえば松丸本舗のように、従来の分類にとらわれない大胆な切り口で
お客様に本を提案していきたいという。

日本ならではの書籍流通モデルを生み出し、日本の書店のネットワークも
守りたい。そして、出来上がったシステムは他の書店にも利用してもらう
つもりです、と話す小城社長のインタビュー記事の内容を、
下記のようにBSCの4つの視点にまとめてみたが、どうであろうか。
読者の意見を待ちたい。

−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
 ・利益は継続的に使命を果たすための手段と定義
<社会・顧客の視点>
 ・リアル書店の新しい形の提案
 ・紙とデジタル、リアル書店とネット書店の「2次元ハイブリッド」実現
 ・本屋が驚きを持って本と出合う場所の再提案と再構築
<プロセスの視点>
 ・デジタル時代を見据えた業務・資本提携の推進
 ・顧客ニーズの把握によるマーケティングと売り切るメカニズムの構築
 ・委託販売制度の見直し提案
 ・日本ならではの書籍流通モデルの創造と構築
<学習と成長の視点>
 ・経営理念の見直しを通じて社員との信頼構築と理念共有
 ・現場との対話による未来の経営方針の浸透
 ・社員との会社使命の共有と組織風土と意識の改革推進
−−−−−−−−−−−−
(参考:朝日新聞、2010年8月28日の記事より)

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先の読めない困難な時代だからこそ戦略志向経営でPDCAサイクルの
  スピードを上げ柔軟な対応が可能な組織としておく必要があります
    http://www.tru-solutions.jp/BSC_Proposal_2009.htm
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 ★☆★ 好評のJUAS《「BSC一日活用講座」》の開催日程 ★☆★
      2011年2月22日(火)10:00〜18:00
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  ※いずれの日程も9:30〜17:30、会場はJUAS会議室
 社)日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) http://www.juas.or.jp/
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■=== 【コラム/『徒然なるままに(1)」』】  <寄稿>

                       公江 義隆
                      JUAS/ISC、
                もと武田薬品工業(株)情報システム部長)

★「SONYとウォークマンの光と影」★

先日、SONYからカセットテープ式のウォークマンからの撤退の発表が
ありました。30年の歴史の終焉です。

SONYの成功物語の1ページを飾った記念すべきウォークマンは、
後年アップルのipodに完敗することになってしまいました。
ウォークマンは、出張の途中の乗り物の中で音楽を聴きたいという、
企業トップの個人ニーズが商品コンセプトとなって、反対の声があっても
“失敗を恐れない、モルモットでよし”とする企業文化の許で生まれた商品と
いわれています。

しかし、それまでのSONYのような新しい技術を拠り所にした商品では
ありませんでした。SONYブランドはこの商品のマーケッティングに
大いに貢献しましたが、厳しい見方をすれば、革新的な技術商品でつくり上げて
きたブランドとは異質な、誰にでも作れてしまうコモディティ商品による
栄光のブランドの“食いつぶし”であったのかもしれません。

本来の“モルモット論”は、新技術の開発という未知分野へ取り組む企業の
哲学や姿勢であったはずです。

ウォークマンはトップ自らが口にした商品故に「技術志向からマーケッティング
志向へ」というトップメッセージかのように、企業理念の方向転換イメージ
として従業員に暗黙のうちに認識されたのかもしれません。
あるいは現実問題として、既に当時、大きくなったSONYを技術志向では
支えきれなくなっていたのかもしれません。

背景はともあれ、革新的な技術をベースに洗練された仕上げと、
高い質感でワクワクさせるSONY製品は少なくなってゆきました。
技術への動機付けが失われていったようにも感じます。

ウォークマン成功物語の時代の裏で、SONYから失なわれていったものは
意外に大きかったのかもしれません。
創業経営者が偉大なほど、次の世代への宿題は難しいものです。

また、嘗て多くの経営コンサルタンや学者は、SONYがレコードという
音楽メディアを持つことを戦略的として高く評価していました。
しかし、そのレコード事業は本当にシナジー効果を求め戦略的に獲得したもの
なのか、音楽好きの経営者のそのときの事情で引き受けたものであったのかは
分かりません。しかし、「インターネット時代」「ネット化」と経営トップが
旗を振る一方で、そのネット配信事業で遅れをとる一背景になったのかも
しれません。あるいは旗は外向きだけだったのでしょうか。

レコード業界の斜陽化が取りざたされますが、
ソフトとハードのシナジー効果を軸にしたアップル追撃のチャンスは
今後作れるでしょうか。

それにしても、1979年発売の初代ウォークマンは、ブルーとシルバー仕上げの
メタル製、オレンジ色の押しボタンという高級感あふれるデザインと高耐久性
の、当時としては高音質の機器でした。
さらに恋人と2人で聞けるようにとの設定で、“GUYS & DOLLS”(後にA,B)と
銘字された2つのイヤーフォン端子を備え、オレンジ色の“HOT LINE”ボタン
を押すと、このために内臓されたマイクが働き、イヤーフォンを付けたまま
2人で会話が出来た・・・といったちょっと洒落たアイデアを盛り込んだ
商品コンセプトは画期的であったと思います。

しかし、このセンスが組織に根付いたわけではなかったようです。
その後、ウォークマンプロフェッショナルと銘打った高性能モデルも1、2種
ありましたが、趨勢はプラスチック化、多機能化、小型化、かわいいデザイン
化、低コスト化など、SONYの特徴をなくしてゆく路線への途を歩んだ
ように思います。

 http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/1979.htm

★「日本のラジカセと多機能製品」★

嘗てラジカセという一世を風靡した商品がありました。

寄せ集めの多機能が売り物のコモディティ商品でした。
名ばかりの新製品で売り上げは伸びても、競争の激化の中で価格は下がり、
メーカーは体力を落としてゆきました。

よく国内競争で体力を落としたからという人がいますが、価値の無いことに
しのぎを削って消耗したのが実態のように私は思います。

多機能と高機能・高技術は別モノのはずなのですが、
消費者もメーカーもこの混同はしていなかったでしょうか。
多機能はそのままでは、操作が分かり難く、使い難いものになりますし、
また信頼性や保守性、製品寿命など、品質にもマイナス面が多くなります。

今のパソコンや、日本の携帯電話やデジカメの世界がオーバーラップして
目に映ります。
「ユーザーに何がほしいか?」と問いかければ、苦労の末語るのは
「日頃には考えたことも無い思いつき」か「日頃見聞きするライバル社の
製品にはついている機能」です。

ユーザー志向を言い訳にして作り手が哲学を失えば、
実際には「使わない・使えない」機能テンテコ盛りの製品、カタログ上の
機能競争というユーザーにも作り手にもメリットの無い競争に陥るように
思います。

また、例えば、多機能の“ケータイ”1台で何でも出来てしまう便利さは、
これが無ければ、壊れれば、何も出来なくなる、盗まれれば全てを失うという
危うさと表裏一体のものです。所持していることが生活の信頼性を脅かす
リスクでもあるわけです。ハイリターン商品が作り出すハイリスクの生活を
していることになります。

これは組織の機能の集中・分散という問題と同じです。 

集中は旨くやれば一時的には効率的ですが、同時にリスクも集中します。
しかし、問題が起こるまでそのことに気づくことは稀です。
バブルはお金の分野に限りません。実態以上の価値を期待しリスクを軽視する
ことがバブルです。何事も行き過ぎは良くないようです。

                            ・・・つづく
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  問題の発見・整理から課題抽出への紐付け、解決への実行計画策定
   PDCAまでの全体の流れを学習していただく一日コースです
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  問題は、目的と解決・改善への意志のあるところでのみ課題となる
  ★☆★ 「発想力を磨く!問題感知/課題発見力強化」講座 ★☆★
      2011年2月3日(木)開催予定@JUAS
http://www.juas.or.jp/seminar-event/open_seminar/detail.asp?SEMICODE=412135
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  会社方針に基づく業務上課題の発見とその解決への自己課題の検討
 基本は「発想力(新しい視点で物事をとらえアイディアを生み出す力)」
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■=== 【コラム/『ランチェスターの法則の実証について』】

                   福重 広文  happy@iad.co.jp
                  (株)アイアンドディー 代表取締役
                     http://www.iad.co.jp/

本日はランチェスターの法則について実践した結果をとりまとめとして、
話してみたい。

時は、まさに北朝鮮が韓国に砲撃を加えて大問題となっている。

ニュースによると北朝鮮が60発、大砲を打ち込み、それに対し、
韓国は80発反撃したことになっている。

これをランチャスターの法則に当てはめて見ると、下記のような計算になる。
(大砲と弾は同じ品質と仮定して)

・ランチェスターの第一法則
  北朝鮮の攻撃力=60、 韓国の攻撃力=80

この場合、敵方の情報(どこに兵舎があるかなど)をあまり
知らないでやみくもにうちまくる場合、80/60=1.33倍となる

・ランチェスターの第二法則
こちらは相手の戦闘部隊の配置情報などがあらかじめ確保
出来ている場合に適用される。

  北朝鮮の攻撃力=弾の数の2乗=60の2乗=3600
  韓国の攻撃力=弾の数の2乗=80の2乗=6400

※すなわち、韓国の攻撃力は6400/3600=1.77倍ということになる。
弾数は1.33倍ではあるが、攻撃力(破壊力)は1.77倍という計算になる。

もともと、ランチェスターの法則は、1914年にフレデリック・ランチェスター
によって発表されたオペレーションズ・リサーチにおける戦闘の数理モデル
である。

★営業力との関係では、営業の攻撃力についてランチェスターの法則を
当てはめてみたい。

1)営業個人の攻撃力

顧客の情報をきちんと把握した上で、電話や訪問をする場合、どちらの法則が
当てはまるだろうか?

第二の法則がこの場合には適用されると思う。
営業マンAは1日電話20件、Bは30件とした場合の攻撃力(営業力)の
相違はどうなるだろうか?

  営業A=20の2乗=400
  営業B=30の2乗=900

結果として、BはAの2.25倍の営業力を持つことになる。

但し、営業は訪問してクローズすることが最終目的なので、いくら電話での
営業力が強くても訪問しなければ何にもならない。(インターネットは別)

すなわち、電話やメールなどの数と訪問数をうまく組み合わせた営業が
出来る人が一番、営業力の高い人と言えよう。これらの数値は決まりは
なく、営業マンそれぞれが自分にあった数を見つけることが大切かと思う。

2)営業部全体としての売上増加(顧客獲得力)

当社のようなB2Bマーケティング コンサルティングの仕事になると
コンサルタントの質が大変重要な要素であり、一義的にはコンサル1人ひとり
の能力が大変重要ではある。

では、同様な能力のコンサルが2名と4名の場合の営業力はどうなるの
だろうか?

まず、当社では第二の法則ではないかと思い、実証してみた。
数式では、

  2名の場合の営業力は=2の2乗=4
  4名の場合の営業力は=4の2乗=16

すなわち、4名の場合、2名に比べて4倍の営業力があることになる。
しかしながら、この法則は当社には当てはまらなかった。

当然、顧客のことは事前に調査し、こちらの提案内容も詳細に調べた上での
訪問などであったが、当数式は当てはまらない。

実際は、コンサルの場合は法則1が当てはまることがわかった。

結局、一騎打ちの戦いと同じで、人数次第で、2名の場合は1名の
場合の2倍の売上増加が見込めるが、4倍にはならないということである。

簡単な理屈に見えるが、営業全体の攻撃力と営業マン個々の攻撃力の
計算式は法則の1と2のどちらを当てはめて考えるかで異なって来ると
言うことである。

■=== 【セミナー/『経営の可視化セミナー』】

                       アイ・ティ・エル株式会社
                       http://www.itl-net.com/

弊社ではこれまでに経営管理、内部統制など70回を超えるセミナーを開催
してまいりました。これもひとえにご来場くださいますお客様のご?援の賜物
と深く感謝申し上げます。

今、企業は、めまぐるしく変化する外部環境の中で、ますます変化に対する
素早い対応を求められています。そのためには、会社の現状を常にわかり
やすく把握することができる「経営の見える」と、即時に経営判断ができる
ような「会社を強くする仕組みづくり」がこれからの企業には必要であると
考え、本セミナーを開催する運びとなりました。

本セミナーでは、経営革新支援の豊富なコンサルティング経験をお持ちの
アイ・エフ・コンサルティングの高橋淳さんに経営の可視化において
どういった点に着目すべきか、また、どうやって進めていくべきかなど、
取組みを始めてから定着させるまでのコツを詳しく解説して頂きます。

ご多忙中とは存じますが、是?ご参加いただきますようお願い申し上げます。

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           経営の可視化セミナー
    〜何を「見える化」するのか、どう進めたらいいのか〜
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<開催概要>

・日 時: 12月8日(水)14:00〜16:20(受付13:30〜)

・会 場: 日本橋フロントビル4F (株)アビタス内セミナールーム

・定 員: 30名

・参加費: 無料

<プログラム>

・基調講演
「経営目標を達成するための進捗管理・成果評価
      〜何を「見える化」しなければならないか〜」
 講師:高橋淳(有限会社アイ・エフ・コンサルティング 代表取締役)

・「経営の見える化」 その仕組み作り
 講師:鈴木正明(アイ・ティ・エル株式会社 代表取締役)

★セミナー詳細、お申し込みはこちらをご覧ください。
==> http://www.itl-net.com/seminar/index.html

┏━━━━━━━━━━━ COFFEE BREAK ━━━━━━━━━━━━━┓
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  ★☆★ !「♭+♯」12月のライブ日程が決まりました! ★☆★
       http://www.tru-solutions.jp/FandS.htm
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ・クリスマス・ライブ@銀座「TACT」
    2010年12月4日(土)18:00〜21:30
    00ET、WinZ、など5バンドでの競演!?
  ・第2回:都立大学ライブ@都立大学「グラナダ」
    2010年12月5日(日)15:00〜18:00
    地元での単独ライブ第2弾、3時間の長丁場を今回は会場を変えて
  ・F+S東京クリスマス@(会場未定)
    2010年12月8日(水)19:00〜21:30
    恒例のクリスマスパーティーでの演奏です
    (どのライブもオープン参加可能ですのでお問い合わせを)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <最新日程はHPでご確認ください>

 東 京【第151回】12月 8日(水)@アジュール竹芝.ベイサイド

 名古屋【第33回】 12月 9日(木)@名駅/エスカイヤクラブ
 大 阪【第51回】 12月10日(金)@梅田OSビル/エスカイヤクラブ

 福 岡【第34回】未定
 ゴルフ【第34回】未定

◆開催報告:

 鹿児島【特別企画】11月7日(日)〜9日(火)@いぶすきゴルフクラブ
           カシオ・ワールドオープンゴルフ開催の名門コース
      7名の参加で秋の鹿児島&指宿を楽しんでこられました

 東 京【第150回】11月10日(水)@赤坂/「赤坂エルカミーノ」
      24名の参加と、初めて地方(広島)に抜かれてしまいました

 広 島【第18回】11月5日(金)〜6日(土)@銀山町/「アンティーク」
             ・ゴルフコンペは「広島東映カントリークラブ」
      F+Sは28名、ゴルフは16名、と相変わらず盛況です

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: たまたま京都の近くに仕事だったので、京都に紅葉を見に行きま
した。もともと関西なので京都も結構知っているつもりだったのですが、紅葉
の綺麗な場所が(それも夜間のライトアップが美しい)多いことに改めてびっ
くりでした。日本人は「旬」を愛でる国民なので、海外も良いですが、国内を
ゆっくり「旬」の時期に巡って美味しい「旬」の食材を味わいたいものです。
さて、いよいよ2010年も残すところ1ヶ月となりました。12月のライブ
へ向けて練習がピークになっています。二つのバンドを掛け持ちしているので
1日おきに練習です。みんな仕事よりも熱心になってる感がありますね(#^.^#)
ありがたいことに集客も順調に進んで満席御礼になりそうです。ガンバルぞ!

★私のお薦め紅葉スポット@京都★
<青蓮院門跡と将軍塚大日堂>  http://www.shorenin.com/
 いずれも夜間のライトアップがすごく綺麗です。
 「大日堂」にある展望台からは京都市内の180度のパノラマ夜景が感動物
 問題はタクシーでしか行けないこと(くれぐれも待たせておくのを忘れない
 ように、帰りの足が無くなります)
<東福寺・通天橋>       http://www.tofukuji.jp/
 東大寺と興福寺から「東」と「福」の字をいただいた京都最大の大伽藍
 広〜い伽藍の奥にあるのが紅葉が素晴らしい「通天橋」です。
 お庭一面の紅葉と苔生した地面に敷き詰められた落ち葉の絨毯が綺麗です。

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