F+S Flash
(Vol.97)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第85弾】
  熊野 英一/子育て支援     <東京>
【コラム/『県民性におけるBSC的考察 <No.45>』】 <寄稿>
  〜〜「香川県」の巻〜〜  +総括   高橋 義郎/日本フィリップス
【セミナー案内/「実践!ビジネスマン話し方講座」』】 2/7、2/13
  日本テレビ キャスターの井田由美さんが講師の若手営業マン向けの研修
【コラム/『【スポマネ】第11回 ゴルフ編 』】      <寄稿>
  その日のうちに81打から61打に     前田 英行/日立公共SE
【コラム/『「SALAD TIMES」Episode.I 』】<連載開始>  <寄稿>
  コンピュータ業界への志望動機?!     谷 純一郎/SRA西日本
【お知らせ/「ロケット団」単独ライブ第28回定期集会』】 2/22
  11月のF+S上野で好評でした(合い言葉をいうと500円割引)
【F+S Forum/開催予定】 (最新日程はHPをご覧ください)
 東 京:【第127回】 2月20日(水)@六本木・センチュリーコート
 福 岡:【第29回】  2月22日(金)〜23日@+GOLF
 ゴルフ:【第29回】  2月29日(金)@成田ハイツリー
 広 島:【第10回】  3月21日(金)〜22日@+GOLF
 東 京:【第128回】 3月19日(水)@六本木・センチュリーコート
 ※<特別企画>4月4日(金)〜5日(土)「南国宮崎:フェニックスCC」
======================================================================

■=== 【F+Sメンバー紹介/第85弾】

最近は原稿集めに大変苦労しております。
今月は残念ながら1名のみでした(;_;)
寄稿依頼が行きましたら宜しくお願い申し上げま〜す。(*^_^*)/~~

1)熊野 英一/子育て支援   <東京>

「ヒトの縁」は分からないものです。
音信不通かと思っていたら連絡をもらい「頑張っている」のが分かって
ひと安心。起業したと聞いて、また不安になって・・・喜んで。

 <ご本人からの一言> ekumano@happy-kosodate.jp

皆様はじめまして。「(株)子育て支援」という、ちょっと変わった名前の
会社を経営しております、熊野英一と申します。よろしくお願いいたします。

西嶋さんとは、7年ほど前に、BSCフォーラムの活動で初めてお会いし、
それ以来、数年のブランクを挟みながらも、
ずっと可愛がっていただいております。

ITの世界とは全く異種のフィールドで活動しておりますが、
だからこそ、「F+S Forum」で皆様とお話させて頂くことは
大変勉強になっております。

今回西嶋さんよりご依頼がありましたので、
私自身の自己紹介と、弊社の事業内容についてご紹介させて頂きます。

まずは、自己紹介:

1972年1月フランス生まれ・・・ですが、
生後4か月で帰国しましたので、フランスのことは何も覚えておらず、
実際、自分自身に「おフランスのエスプリ」を感じることは全くありません。

王貞治、荒木大輔以後、ほとんど世間から注目されることがありません
でしたが、ハンカチ王子で再ブレークした、早稲田実業の出身です。
私は野球部ではなく、ラグビー部に所属しており、No.8という、
スクラムの一番後ろにくっついているポジションを担っておりました。
推薦入学で「潜り込んだ」早稲田大学政治経済学部経済学科では、
スキューバ・ダイビングに勤しみ、主に伊豆や三宅島の海中に
「潜り込む」生活をしておりました。

大学卒業後、メルセデス・ベンツ日本に入社、
人事部にて6年間勤務しました。
そのころ「バランス・スコアカード(BSC)」に出会い、
それが縁で西嶋さんと出会うこととなりました。

2002年、職場結婚した妻と、当時2歳と1歳の男の子二人と一緒に渡米し、
私費留学にてインディアナ大学の経営大学院に進学、
2年間の苦学の後、MBA(経営学修士)を取得しました。

人事の世界からすこしはみ出してみたかったので、
米国製薬企業イーライリリー社に入社、米国本社勤務の後、神戸にある
日本支社で抗がん剤のマーケットリサーチや、昨年秋に日本でも承認がおりた
ED(勃起不全)治療薬「シアリス」の日本市場投入マーケティング戦略立案
などを行いました。
(シアリスは、薬を飲んでから36時間効能が持続する、すぐれもの、です)

夫婦共働きで子育てをしていたメルセデス時代・米国での留学時代・神戸での
ナイスな生活と、色々な子育て環境を経験するにつれ、
現在の日本の子育ての大変さを痛感、これでは少子化もやむなし、と実感し、
それでは、自分がビジネスを通してこの問題を解決しよう、
と思うようになりました。

ひょんなご縁から、当時はイケイケだったグッドウィル・グループ傘下の
保育ベンチャーである(株)コティに転職、東日本統括部長として、
約60か所の保育所の運営・新規立上げ、ベビーシッター事業の統括を
しておりましたが、ご存じのとおり昨年コムスンやらグッドウィルの事業が
社会問題化、ここぞとばかりに、一念発起、
ついに、2007年11月に「株式会社子育て支援」を創業するに至りました。

ということで、業務案内:

(株)子育て支援では、 http://www.happy-kosodate.jp/
1)法人顧客に特化した、ベビーシッター・サービスの請負事業
2)事業所内保育所設置など、ワークライフバランス関連コンサルティング事業
  を現在行っております。

1)では、コンサートやイベント開催時のスポット型の託児サービスの他、
レギュラーベースで、特に女性を積極的に活用する企業(生命保険会社、
派遣会社など)の採用・研修時の託児サービスを提供しております。
2)では、最近流行の事業所内保育所設置のお手伝いの他、人事制度の改革
による「より働きやすい環境づくり」のお手伝いをさせて頂いております。
優秀な若手人材(男性・女性とも)の採用・離職・モチベーション低下に
お悩みの企業様のお役に立てると考えております。

今年から、F+S東京に積極的に参加する予定ですので、
今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。


■=== 【コラム/『県民性におけるBSC的考察 <No.45>』】<寄稿>

   〜〜 「香川県」の巻 〜〜
                       高橋 義郎
              (株)フィリップスエレクトロニクスジャパン
                  yoshiro.takahashi@philips.com

『真説県民大図鑑』という扶桑社の文庫本がある。
「はじめに」の文章によれば、なんでも東京在住の外国人のためのカルトな
情報誌『ニッポン・ジャーナル』編集部によって出版された、日本の県民性に
関する研究書の全訳だそうだ。
そもそも同編集部スタッフが県民性というものに興味を持ったのは、
彼らが生活している東京は、実は地方出身者によって構成されているという事実
にある日突然気づいたことによるという。
日本通を自認する彼らにとって、これは大変な衝撃であったらしい。
1千万人以上もいる彼らの隣人には皆“故郷”があり、
その背景には“県民性”というものが存在していたのである。

その本によれば、香川県は現代ニッポンの縮図であり、世界から見た今の日本の
姿をそのままコンパクトに表現したのが香川県なのだという。

東京よりもむしろ香川県の方が、日本の特徴をわかりやすく感じることが
できるらしい。たとえば、香川県は面積が日本一狭く、人口密度が高いので
ウサギ小屋的な日本の現状と似ていること、新しいものを取り入れるのが得意
だが真似がうまくて独創性に欠けること、貯金が好きなこと、外交下手である
こと、資源が少ないから社会で成功するには教育が必要で「オジュケン」が
盛んなこと、男性優位の社会的構造であること、賢くたくましい母親が男を
スポイルして如才ない優等生タイプの男性が多いこと、ヌードル(うどん)が
好きなこと、などを挙げている。

香川は幼児教育が盛んな県でもある。
この熱心さが小中学校での成績につながっていて、
県民性も、飲み込みが早くて機敏なものとなる。
よくいえば進歩的で融通が利くほうだが、そのぶん、諦めも早い。
四国の玄関口だから、新しい情報や文化がどんどん入ってくる。
人口密度が高いうえに、人材の流入も頻繁だから協調性も十分に育つ。
要するに、万事にそつがないのだ。

昔から「讃岐の猿まね」といわれてきた。
ファッションでも文化でも、新しいものを消化するのが非常に早かった。
そこからいわれだした言葉なのだが、これは独創性がないという欠点にも
つながる。仕事ぶりは飲み込みが早く、迅速である。一見、切れ者の印象を
さえ与える。ただし粘りがないから、ここでも一度、壁にぶつかるともろい
性格が出てしまう。スタートはいいが、詰めが甘いとでもいおうか。
しかし、ミスは少ない。ずば抜けた独創性やアイデアがない代わりに、
どんな仕事でも無難にこなす器用な面がある。
香川県人は大きな組織になればなるほど、持ち味を発揮する場が多くなる。

その香川県庁のホームページに、
『香川県新世紀基本構想の理念』というものが紹介されている。
その中の香川県が進むべき道というのがあったので
BSCの「4つの視点」にまとめてみたがどうだろう。識者の意見を待ちたい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
 ・魅力と活力に満ちた明日の香川づくりの実現
 ・みどり・うるおい・にぎわいの創造の実現
 ・未来を拓く行政経営の推進
<顧客(県民)の視点>
 ・安心で快適な暮らしづくりの実現
 ・環境立県づくりの実現
 ・資源・エネルギーを有効利用する持続可能な循環型社会の構築
 ・きれいな水や身近なみどりづくり政策の実現
 ・南海地震など大規模災害や渇水への備え
<プロセスの視点>
 ・活力あふれる地域づくりへの香川の魅力の戦略的な発信
 ・魅力ある広域・国際観光地づくりの推進とにぎわいづくり
 ・県産品のブランド化、地産地消の推進
 ・生産・流通・消費の連携による農林水産業の振興
 ・企業誘致活動の展開と活力を支える基幹施設の整備
<学習と成長の視点>
 ・安心して子どもを生み育てることができる環境づくり
 ・能力・個性を伸ばす教育
 ・県民の自主的な健康づくりへの支援
 ・良質で総合的な医療の提供体制の確保
 ・優れた地域文化の創造
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(参考:「県民性の人間学」新潮OH文庫・祖父江孝男著、群馬県庁HP)

 バックナンバーは下記URLから
 読み忘れた方や興味のある方はHPでご覧ください。
 ==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Home.htm

<高橋さんのHP: http://www007.upp.so-net.ne.jp/y-takahashi-27/ >

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  バランス・スコアカード(BSC)関連のお悩みを解決します
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  キーワードは、経営戦略立案、方針展開、業績評価、組織力強化、
 コーチング、目標管理(MBO)、人事評価、IT戦略、投資効果評価、等
    成功の鍵は、中間管理職のマネジメントスタイルの変革です
   TRUまで気軽にご相談ください ==> info@tru-solutions.jp
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【セミナー案内/「実践! ビジネスマン話し方講座」』】

     〜ビジネスキャリアアップセミナー〜

  <<< 実践! ビジネスマン話し方講座 >>>

      〜素敵なトーク術の身につけ方〜

日本テレビ キャスターの井田由美さんを講師にお迎えし、
発音や呼吸法の正しい使い方を学べるとともに、
プロのインタビューテクニックを披露していただきます。

この機会にあなたのビジネストークをブラッシュアップしてみませんか?

・開催日: A.平成20年 2月 7日(木)
      B.平成20年 2月13日(水) 

・講 演: 19:00〜20:30 (受付18:30)
      ★講演終了後に軽食をご用意しております

・主 催: ソニー生命保険(株)

・場 所: ソニー生命保険(株)東京中央LPC内 大会議室
       港区東新橋1-6-1 日本テレビタワー23F

・募集人数:各回とも限定30名様
       (定員になり次第、受付を終了いたします)

・参加費: 無料

・申込先: 田島 宣彦 YOSHIHIKO_TAJIMA@sonylife.co.jp
      ソニー生命保険(株) 東京中央LPC第3支社

■=== 【コラム/『【スポマネ】第11回 ゴルフ編 』】<寄稿>

       監修・文責 前田英行/日立公共システムエンジニアリング
                    maeda@gp.hitachi.co.jp

〜スポーツから学ぶプロジェクトマネジメント/プロのマネージャー〜
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《 第11回:その日のうちに81打から61打に、25%スコアアップ 》
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  === チームビルディング、コミュニケーションマネジメント ===

昨年秋、一緒に回ることになった若者H君。ゴルフを始めて4ヶ月、草野球も
楽しんでいる明るいキャラクタ、3番サードで32歳だそうです。
練習場ではいい当たりをすると、220ヤード先のネットまで届くんですと
張り切っています。

今回はコースプレイ2回目、バリバリの初心者です。
今日のために、週末に打ちっぱなしの練習に3週連続で通ったそうです。
さてその成果が出るといいですね。
我々は、アウトの2組目です。では行ってきます。

--- --- ---

朝のスタート、1番ホールのティーグラウンドです。フェアウエイの広い348
ヤード、ミドルホールです。ドライバーを握ったH君、肩に力が入っています。
飛ばす気満々です。ピン方向にスタンスを取って、思いきり振りました。
バチン、いい音です。ファーストショットはちゃんと当たりました。
さすが野球青年です確かに距離は出ています。
しかし、ボールは右にでて、スライスしています。野球ならライトオーバー
2塁打ですが、残念ながら右の林の中に消えてしまいました。

林から、何と1回でだしたH君、うまい。残り150ヤードを7Iで
フルスイングしました。トップしちゃいました。ボールはどんどん転がって
グリーン50ヤード手前で停まりました。結果オーライですね。
アプローチは、そんなに振っちゃだめだと思っている間に、
グリーンオーバーです。
奥からのアプローチ、今度はチョロって届きません。
次はグリーン上には落ちましたが、勢いあまって外まで転がりました。
カラーからパターを使ってやっと7オン、2パットでカップインしてホール
アウト、パターは上手ですね。H君の初ホールはトータル9打です。

本人は「こんなはずじゃない!!」と叫んでいます。

あがってみると、9ホールでトータル81打でした。
本人は、「むずかしい、むずかしい。練習場と違う。どうすればうまくなれる
んだ。教えてください。」とやはり叫んでいます。

--- --- ---
 
前向きなH君。熱心に聞いてくるので、昼飯を食べながらこんな話をしました。

H君、ゴルフのショットは野球のバッティング、スローイング、ランニングの
どれに相当すると思う?。「そりゃ、クラブがバットですからバッティング
でしょう。バッティングをイメージしながら、練習場でクラブをふって
きましたけど。」

ゴルフのショットの目的は、狙った方向、狙った距離、狙ったやわらかさで
ボールを運ぶことだよ。遠くに飛んでも、狙ったところじゃない林の中は
NGだよ。「えー!!! それじゃ、スローイングですか?」
大げさですが、頭のいいH君です。

クラブは長い腕と考えること、腕の先の手のひらが正確に真ん中で直角に、
ボールにあたることをイメージしてゆっくりと振る。イメージしながら
ゆっくり2回素振りしてから投げるとうまくいくよ。

大切な下半身のスイング軸、体重移動もスローイングをイメージすると
わかり易い。アプローチはすぐ近くへゆっくりトスするイメージなので、
アドレス、バックスイングからフォロースルーまで、
左足を軸に体重移動しない投げ方をする。

アイアンは正確にゆっくりサードからファーストへ投げるイメージ。
アドレスでは左右体重は5分5分、バックスイングで右足が6分、
フォロースルーで左足6分へ移動しながら投げる。
腕も1/2までしか上げないイメージ。

ドライバーは遠投です。遠くへ飛ぶ分誤差は大きくなります。
アドレスでは左右体重は5分5分、バックスイングで右足が7分、
インパクトで5分5分に戻って、
フォロースルーで左足7分へ体重移動しながら投げる。
腕も3/4までしか上げないイメージ。
 
熱心な食いつきで、いい目をしていて、昼にビールも飲まないまじめなH君に
教えたいことは、沢山あります。
しかし今日はここまでとしました。一度に二つは混乱しますし、
私のやり方がH君に合うかどうかも、まだわかりませんからね。

--- --- ---

午後のラウンドに入りました。H君奮闘しています。
いくらか、ゆっくり振っているような気がしますね。
相変わらず、右左行っています。トップもチョロもやっています。
が、林の中が減ったような気がします。

アプローチは、やわらかいスイングになりました。アー、頭を上げちゃー
うまく当たらないよ。今のバックスイング大きすぎだよ。と短くアドバイス
しながらラウンドしました。
グリーン周りの行ったりきたりは確実に減りました。

その結果、午後はなんと61打でまわってきました。
午前が81打ですから25%のスコアアップに成功しました。
半日でこの結果はすごいですね。
さすが野球経験者。スポーツIQが高いです。

H君に、午前と午後とどちらが楽しかったかききました。
「もちろん午後です。少しは自分でコントロールできたので、
ゴルフをやっている気がしました。
それにゆっくり振った午後のほうが、いい当たりで距離も出ていました。」

--- --- ---
 
あなたの職場、プロジェクトでの若者の育成と比べるとどうでしょう。
潜在能力が高い若者に、基本を相手の理解できるレベルにあわせて説明する。

あとは、実践でよく見守りながら、短いアドバイスだけする。
こんなに、急激に目に見えて結果がでた経験は、私にはありません。
H君はその後、めきめき上手になったとうわさで聞きました。
次に、一緒にラウンドするのが楽しみです・・・(*^_^*)。

/* コメントを頂けると嬉しいです。書く意欲が継続します。
  (C) Maeda Hideyuki 2007               ・・・つづく
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<筆者プロフィール> 前田 英行(まえだ ひでゆき)
福島県生まれ。家族は妻、子供3人、猫一匹と亀一匹。牛久市在住。
SE、プロジェクトマネジャとして大小数多くのITシステム構築に従事。
プロジェクトマネジメント学会評議委員、PMP、ITC、システム監査
技術者。趣味は芸術と脳科学、発展途上中のゴルフとスポーツ観戦。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■=== 【コラム/『「SALAD TIMES」Episode.I 』】<寄稿>

<はじめに>
Salad days、"青二才の頃"という意味の英熟語があります。
これに似せて、わずかな時間でも役立つ経験(Salad Times)に
なるかもしれない会話を、毎回完結で皆さんにご紹介します。

                           谷 純一郎
                         tani@sraw.co.jp
 < Episode.I > ソフトウェアの原則

学生「教授!、IT業界に就職しようと思うのですが・・・」

教授「IT業界?ベンチャービジネスでもやるのかね?」

学生「いえいえ、コンピュータ関係がいいかな?と思って。」

教授「ん〜、そのコンピュータ関係というのは、どういう関係かな?」

学生「コンピュータを駆使して、色々できればと思ってます。」

教授「そうか。コンピュータには可能性があるということだね。」

学生「そうです。現代では車にも、電気製品にもコンピュータが
   使われていて、何でもコンピュータが活躍しているんです。」

教授「賢いな、コンピュータは。それで、志望動機はなんだね?」

学生「えっ? 志望動機は、今言ったように、コンピュータを使った
   職業に就ければと思ってるんですが・・・」

教授「どうも、志望動機にはなっていないような動機みたいだね!」

学生「志望動機になっていない・・・動機って、どういうことです?」

教授「何となく見て取れたものや、自分の思い込みだけで形成された
   イメージを、眩しいほど素晴しく確立されたもののように
   信じきってしまっているように見えるが。」

学生「すいません。分かり易く言ってもらえませんか?」

教授「ITやコンピュータという言葉を神格化してるのではないかな?
   それに近づけば、ご利益があるかのように、惹かれてしまっている
   と思えるね。」

学生「神格化まではしていないと思いますが、あこがれはあります。
   これでは、志望動機にはなりませんか?」

教授「確かに、その職に就くまでは、その職業の実態は、分からないだろ
   うから、あこがれ自体は悪い事ではない。しかし、分からないなら
   分からないなりに、どういう目的の職業であるかは、調べておき、
   自分に出来るか?続けられそうか?考えておく必要はあるね。
   君が選ぼうとしている職業には、大切な約束があるんだよ。」

学生「コンピュータ関係に携わる者の、大切な約束ですか?」

教授「君は、アシモフのロボット三原則から派生した、現代のソフトウェ
   アに対する三原則や、家電製品に対する三原則に関して記述した物
   を見たことはあるかな?」

学生「いいえ。アシモフがアイザック・アシモフということくらいは、
   知っていますが・・・」

教授「なら、簡単に説明しよう。ロボット開発において、製造された
   ロボットは、人間に危害を加えないこと。人間に服従すること。
   そして、ロボット自らを守ること。を記述したものだが、
   現代のように、コンピュータが高速・高性能化した時代には、
   ロボットの形を成していなくても、この原則をソフトウェアや
   それを利用した家電製品などが、適応していなければならないと
   いうことなんだよ。」

学生「なんか、大袈裟ですね。」

教授「大袈裟ではないんだよ。三原則の言葉を言い換えれば、
   安全性/利便性/維持性のことを言っているのと同じなんだ。」

教授「もし、君がソフトウェアやハードウェアを作る職業を目指すなら、
   きみ自身が、この原則を守れるような”善”の意志を忘れないで
   いて欲しいね。
   人の意志を反映できるくらいに、コンピュータは、ロボット化
   しているのだから。」

学生「一度読んでおく必要がありそうですね。ロボット三原則。。。」

 < Episode.I End >

// 谷 純一郎 ひろしま通(認定No.001-00897号)
/ 株式会社SRA西日本 広島支社


■=== 【お知らせ/「ロケット団」単独ライブ第28回定期集会』】

11月の「F+S寄席」@上野で好評だった漫才の「ロケット団」

1月23日のF+Sでの私の座っていたテーブルで、
「もう1度、ロケット団を見たい。」という声が出ました。
2月のライブを御案内し何名かの方が予定を入れていただきました。

昨日、ロケット団倉本氏にお願いし、次回に限り入口で合言葉を言うと、
『事前電話予約をせず、当日でも前売料金』の了解を貰いました。

そこで、お願いです。
合言葉を貰っていながら、少人数では見っとも無いので、
F+Sに御参加の皆様へ一斉にメールを配布する際にでも、
次の内容を付けて頂けませんでしょうか。

            セントラル・コンピュータ・サービス(株)
                大澤 達哉 oosawa@ccs.co.jp

−−−−−−−−−−−−−−==−−−−−−−−−−−−−−−−
「ロケット団」単独ライブ 第28回「定例集会」(新作初演ネタ3本)
          http://www.rocketdan.jp/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

日 時:2月22日(金)開場21時15分、開演21時30分、終演22時50分

場 所:新宿末広亭 新宿区新宿3−6−12 TEL03-3351-2974

木戸銭:1,500円 
    必ず、入口で「エフエス」(今回限りの合言葉)と言って下さい。
    言わないと、2,000円(当日料金)です。

ゲスト:今回は大物ゲストとだけで公表していません。
    この様な時は、誰もが知っている大物です。
    大澤の予想は「林家正蔵」です。

その他:・21時前から行列が出来ます。
     椅子席(約100席)が埋まると、2ヶ所ある桟敷席の1つを空けます。
     その桟敷席が埋まるともう1つの桟敷席を空けます。
     従って、21時25分頃に行っても座れます。
    ・終演後には、ロケット団のお見送りがあります。
     握手もサインも写真も応じてくれます。

┏━AD━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ITプロジェクト関連(企画、推進)のお悩みを解決します
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★コンサルタントやスペシャリストがプロジェクトの成否を左右します★
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  キーワードは、ERP/SCM/CRM、システム再構築、BPR、
  プロジェクト管理、ITスペシャリスト、業務コンサルタント、等々
   TRUまで気軽にご相談ください ==> info@tru-solutions.jp
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

 東 京:【第127回】 2月20日(水)@六本木・センチュリーコート
 福 岡:【第29回】  2月22日(金)〜23日@+GOLF
 ゴルフ:【第29回】  2月29日(金)@成田ハイツリー
 広 島:【第10回】  3月21日(金)〜22日@+GOLF
 東 京:【第128回】 3月19日(水)@六本木・センチュリーコート
 宮 崎:《特別企画》  4月 4日(金)〜 5日@宮崎フェニックス
 東 京:【第129回】 4月16日(水)@六本木・センチュリーコート
 東 京:【第130回】 5月14日(水)@六本木・センチュリーコート

 ※大阪、名古屋は、4月開催予定です。

◆開催報告:

 大 阪:【第41回】  1月17日(木)@梅田:エスカイアクラブ
    8名参加と久しぶりに寂しい会となりました
 名古屋:【第26回】  1月18日(金)@名駅:エスカイアクラブ
    13名参加で久々の二桁参加でした
 東 京:【第126回】 1月23日(水)@六本木・センチュリーコート
    44名参加と相変わらずの平均値でした

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: 新年もアッという間に1月末。何故か私は「大殺界」に入るそう
です。今年は何もせずもがかずにジッとしているのが良いそうなのですが・・・
思い起こせば、42歳から「厄年」5年間も続きました。人生山あれば谷あり
何が起こるか分からないものです。ということを達観したので「流れるままの
人生」と「一期一会」が私の座右の銘となりました。年始めから暗い話ですが
政治も経済も明るい話題が無いです。朝青龍が優勝しなかったのと橋下大阪府
知事の誕生がちょっとした話題ですかね。最近地震がまた頻発しだしています。
ちょこちょこ揺れている方が大地震にならないので安心しているのは私だけで
しょうか?好景気の後のバブル崩壊!忘れた頃の天災!長期平穏無事は無し!
無事に60歳を来年迎えられますように期待せずに過ごしておきます (*^_^*)

//////////////////////////////////////////////////////////////////////