F+S Flash
(Vol.83)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第73弾】
  森本 直之/もりもと特許事務所        <大阪>
  川俣 善孝                  <東京>
  中野 孝/サンアプリケーションズプランニング <東京>
【コラム/『県民性におけるBSC的考察 <No.33>』】 <寄稿>
  〜〜 秋田県の巻 〜〜       高橋 義郎/日本フィリップス
【コラム/『売れる仕掛けの作り方<第4回>』】 <寄稿>
  見込客との戦略的な距離の縮め方  佐藤 正明/ブレインズ・ワークス
【ショップ紹介/『WebShop:楽しいこだわり生活「Ann-Style」】
  「食の九州」から「こだわりのお取り寄せ」  立若 憲二/TAKE-ONE
【コラム/『おやじバンド「ザ・ムーンサルト」奮戦記』Part.7】
  10月はお休みでしたが、年内も盛りだくさんです、ほか
【セミナー/「JUAS最新セミナ情報」】
  最新セミナー企画(11月〜1月)のご紹介
【F+S Forum/開催予定】 ☆年内の全日程が決定しました☆
 大 阪:【第37回】 11月 9日(木)@梅田.エスカイアクラブ
 名古屋:【第22回】 11月10日(金)@名駅.エスカイアクラブ
 東 京:【第113回】11月15日(水)@六本木.センチュリーコート
 東 京:【第114回】12月13日(水)@<クリスマスパーティー>
 ★クリスマス会場が決定しました(*^_^*)
  六本木「バニラ(Vanilla)」の3階「Palace(パラス)」
  http://www.clubvanilla.com/floor/index.html
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第73弾】

1)森本 直之/もりもと特許事務所  <大阪>

異業種なのですが、それを楽しんでおられます。
もっともっと多くの異業種の方がF+Sメンバーとなって
互いに影響しあえる(楽しく飲み語らえる)場になっていきたいものです。

 <ご本人からの一言>

皆さんこんにちは! もりもと特許事務所の森本直之と申します。
「F+S Forum」へは、どなたかのご紹介というのではなく、
ホームページをたまたま拝見したのがきっかけで参加させていただく
ようになりました。

初参加が今年の4月。大阪在住ですので、F+S大阪にお邪魔しています。
まだまだ新参者ですが、今後ともよろしくお願いいたします。


F+S大阪は、雰囲気のよい大人の飲み会という感じで、
いつも楽しい時間を過すことができています。
東京や福岡などの他会場は、また違った雰囲気とお聞きしていますので、
機会があれば参加してみたいですね。


仕事は、大阪市内で特許事務所を経営する弁理士です。
特許や商標・意匠など、知的財産に関する権利取得のサポートをさせて
いただいています。特許に関していえば、「技術」と「法律」の間で、
情報の翻訳を行うような仕事です。

早いもので本年11月で弁理士登録から10周年、12月には開業9周年
を迎えます。
 このように、現在は独立開業し、小さいながら自分で
商売をしている身ですが、
自分の人生がこんなふうに転がるとは思ってもみませんでした。

私は、父母ともに公社(当時)に勤務する核家族家庭で、
そんな両親を見て育ったせいもあり、物心ついたころから自分も将来は
普通に会社勤めをしてそのまま定年まで勤めるものだと思っていました。

夢のある人生を思い描くこともなく妙に現実的で醒めた子供だったように
思います。自分に自信もなく、それ以外の可能性とかをあまり想像でき
ませんでした。

そんななか、言葉の響きがかっこよかったという単純な理由から、
エンジニアという職業にあこがれ、迷うことなく技術系に進みました。
そして、メーカーで製品や技術の開発を行う仕事に就き、その時点では
なりたい自分になることができました。

その会社には9年と少しお世話になったのですが、いろいろ思うところも
あって、辞めることにしました。
技術は好きでしたから、違う会社で技術職を、とも思ったのですが、
技術の仕事を通じて知った特許の世界に興味を引かれ、
思い切ってその業界に飛び込むことにしました。

たった4行で書いてしまいましたが、今までの人生における最大の
ターニングポイントです。詳しいことは、機会がありましたら飲みながら
お話します(笑)。


そんな感じで、特許事務所に転職〜弁理士資格取得〜独立開業・・・と
流れて現在に至ります。
会社勤めをしていた頃もそう考えて実践していたことですが、
自身の業界だけにとどまるのではなく多方面の方とお会いして、
できるだけ自分の視野を広げたいと思っています。
それが自分のベースになって、またつぎの自分を作っていけるのでは
ないかと考えています。

「F+S Forum」でも皆様との交流を通じ、これからの自分づくりに役立て
たいと思っています。
今年は45歳になりました。
自分で言ってしまうのも何ですが、脂がのりきってる感があります(笑)。
仕事も飲みも、ますます充実の毎日で行きたいと思っています!

2)川俣 善孝             <東京>

たった3ヶ月間しか所属していなかった会社でしたが
川俣さんとF+Sを通じ今もお付き合い頂いています。
人間、何が転身のキッカケになるか分かりませんね。
今の時代、進むもリスク・止まるもリスク、です。

 <ご本人からの一言>

川俣善孝です。西嶋さんとはJDEdwardsでご一緒した縁でお付き合いを
させて頂いています。つい最近まで、舶来もののERPの
人事モジュールの日本向け機能の追加開発をやってきました。
今はお役御免という境遇で次の仕事、
これからの人生や生活のことを考えているところです。

思いおこすとメインフレームの時代にこの世界に入り、OS開発、
社内システム(ユーザ)、ERPの開発と殆どのキャリアがソフトウェアの
開発に関連するものでした。
昨今はオフショア開発の話題も耳にして、この流れに乗るのも
次の仕事として面白いかとも考えています。

さて、この世界に入った当時はパンチカードで一括入力。
馬鹿でかいカードパンチャーがないと何も出来なかったという時代でした。
新卒当初、酒の席で上機嫌の上司から、カッターナイフでパンチカードに
穴をあけ、それをカードリーダで読ませることが出来たという武勇伝を
聞かされたことを今でも思い出します。

それからいつの間にか20数年もたち、Nikkeiのwebsiteでの
「IBM-富士通の裁判の真相」についての記事を見ると、
自分の思い出があたかも歴史のように語られている。
そして、そのときの武勇伝を若い人に語りたいという思いに気がつき
「ヤバい」、自分では若ぶっていてもやはり「オヤジ」になっているのだ。
やはり年は隠せないのだとしみじみと感じてしまいます。

また、ERPの人事モジュールの日本化機能の開発に9年間携わり、
ビジネスの立ち上げにも参加してきました。
その間、欧米と日本の人事の考え方のギャップに「日本人向けのあるべき
人事制度とは?」ということを悩み続けてきました。
今ではビジネスの現場からは一歩引き、
「日本の人事」というものを醒めた目で見つめ直しています。

そしてそんな中、長年見続けてきているサッカーチーム(日本代表)に
人事という切り口で興味深い関連を見いだせることに気がつきました
(尚、某BLOGにも似たような記述がありました)。

1994 World Cup(予選敗退)、チームの和を重んじ、現場の主任クラス
(スター選手)にオペレーションを丸投げ。管理職は「頑張れ!」と
掛け声だけのマネージメント。1998 France World Cup 方針、戦略も無く、
その場しのぎのオペレーション。
監督更迭、経験のある選手が直前に落とされるというドタバタ人事。
2002 日韓World Cup 決められたルール、手順通りにひたすら仕事を進める
マネージメント。業務分掌をこなせる選手だけが試合に参加できた。
2006 ドイツWorld Cupの時。年功序列だけが唯一のルール。
個人のスキルに頼った放任主義のマネージメント。
2008 に向けて。指針、方向性が管理職から提示され、
頑張れば報われる能力主義。果たしてどの「やり方」(制度)が
結果を出すのか? 

自分自身も外資系の会社で長年、アメリカ人、イギリス人、中国人、
韓国人、インド人、フィリピン人と一緒に仕事をし、戦ってきました。
そして、日本(自分)が世界の中で勝ち残るためにはもっと強くないと
いけないと自戒の思いを込めつつ、サッカーも強くなって欲しいし、
同じように日本のエンジニアにも世界レベルで強くなって欲しい
と言う思いがあります。
このように思いを巡らせ、歴史を振り返りつつ、実業の世界の動向も
見つつ2010の南アフリカのワールドカップを楽しみにしているところです。 

・・・といった訳で、趣味はサッカーです。

子供と一緒に埼玉スタジアムで浦和レッズを応援し、
たまに、少年サッカーの練習に参加して汗を流しています。

今後、どのような仕事につくか分かりませんが、
これからも宜しくお願いします。

3)中野 孝/サンアプリケーションズプランニング <東京>

自己紹介の執筆を依頼したら、翌日に原稿が来ました。
何でも「早い」ことは素晴らしいことです。
「素早く実行できれば」誤りも「早く」見つかります。
PDCAの基本です。

 <ご本人からの一言>

皆様こんにちわ。
(株)サンアプリケーションズプランニングの中野と申します。
F+SフォーラムはSSJ佐藤さんの紹介で、昨年より参加しております。
ご本人は嫌がっているかも知れませんが、何を隠そう、佐藤さんと私は
親戚でして、奥様のお母様の妹の娘の旦那という関係です。
(平たく言うと、いとこの旦那同士です)

生まれは信州松本。
中学までそこで過ごしその後長野市へ単身赴任しました。

高校生のころは(可愛く言うと)やんちゃ者でしたが、県警に追われ
パトカーのスピーカから「止まらんと撃つぞ!!」と脅されてからは
品行方正まじめな人生を歩んでいるつもりでおります。

社会人になってからは、新都市計画技術研究所というりっぱな名前の
零細企業に勤め、土木コンサルタントの下請けをやっていました。
そこでコンピュータに触れたのがきっかけで、コンピュータ業界で仕事を
することになりました。

はじめの7年は、CADから工作機向けに最適なNCデータを作成する
という技術系の仕事をしておりました。
その現場は院卒の研究者が難しい本から理論を導き、
そのレポートから私達がソフト化するというな仕事でした。
成果は数値データでしたが、この時ソフトはプログラミング技術ではなく、
現場知識が大事だと感じました。

その後、全然関係のない会計系ソフトの開発に従事しました。

会計なんて情報処理技術者試験でちょっとかじっただけで、
仕訳も分からない状態でしたが、これが自分自身にとってとても
重要な仕事になりました。
企業会計、法人税、源泉税、社会保険など今会社を経営する上で
必要な知識をお給料をいただいて勉強させてもらったのですから。

そして現在、(株)サンアプリケーションズプランニングという会社を
経営している次第です。

仕事は主に事務系オープンソフトの開発/メンテナンスを行っております。
(宣伝するわけではありませんが)「SuperStream(SSJ)」には、
ずいぶんとお世話になっております。

起業して9年目になりますが「いい加減な経営でよくもったな」いうのが
率直な感想です。お蔭様で、なんとなく社員も増えておりますが
最近あちこち体が痛くなり無理がきかなくなった気がしておりまして、
家族や社員の将来を考えると、そろそろ真剣に会社という存在を見つめ直し、
経営に力を傾けたいと考えています。

F+Sを通じて皆様のお話をいろいろ聞かせていただければ、
幸いと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

■=== 【コラム/『県民性におけるBSC的考察 <No.33>』】<寄稿>

   〜〜 秋田県の巻 〜〜
                       高橋 義郎
                  yoshiro.takahashi@philips.com
              (株)フィリップスエレクトロニクスジャパン

私事で恐縮だが、およそ20年ほど前、家族で東北を周遊したことがある。
盛岡市から車で西へ向かい、とある町に乗り入れたとたん、
まるで江戸時代にタイムスリップしたような衝撃を受けた記憶を今でも
鮮明に覚えている。そこは角館(かくのだて)という、東北の小京都とも
呼ばれている古い町であるらしい。秋田への業務出張で何度か訪れる機会が
あったが、いまだにこれほどの強い印象を持ったところはない。

ところで、秋田の県民性のことである。
最近の統計によれば、歩行者の酔っ払いに関する事故が全国で最も多いのは
秋田と山形だというのである。

酒を飲んで真っ暗な道路の上に寝こんだまま、轢かれてしまったという
事故が多いのだそうだ。最近の一世帯あたりの清酒消費量をみると、
新潟が全国で最高なのだが、それに次ぐのが秋田、たしかに秋田は酒の国
でもあり、男たちはよく酒を飲む。但し、秋田の男は酒を飲むだけで、
飲んで賭けごとをするとか、女遊びに繰り出すとかいうことは全くない。

おっとりして純朴なのである。
16世紀の戦国時代に書かれた『人国記』という書物は、
「出羽の国(今の秋田)の者は奥羽諸国のなかでも特に律儀で、
目上の者に従順に従う」という意味のことが記されている。

この『人国記』よりもずっと後の天明7年(1787)に秋田を訪れた
古川小松軒は、その有名な旅行記『東遊雑記』のなかで
「秋田人は純朴だが、米に恵まれ過ぎているため、遊び暮らしていて、
生活を向上させる工夫がない」と書いている。

小松軒のこのことばはやや言い過ぎだとしても、現在もなお残る
消費性の強い気風を見事に言い当てているように思われる。
先にあげた酒の消費量の高さもそのひとつだが、
こうした気風の生まれた背後の因子として
秋田藩における文化尊重の伝統を大いに考えるべきであろう。

秋田藩の初代藩主・佐竹義宣は連歌、香道等に興味を持ち、
特に能楽に熱心であった。
更に安永年間、藩政の動揺期の藩主・義敦(曙山)の時には
オランダの画風を受け継いだ「秋田蘭画」が生まれたのであり、
特に注目すべきことだと思われる。

このおっとりしたところが、よくも悪くも秋田県人の性格の特徴だ
ということになりそうだ。
やや優柔不断で判断力に欠け、なかなか重い腰をあげないのだが、
いったん腰をあげれば粘り強いのだ。

こうした特徴は地元どうしの近所づきあいや親戚づきあいにも現れていて、
初対面の人とはなかなか打ちとけない。
そのために一見すると気難しい印象を受けるが、
一度つきあいが始まれば情はこまやかなのである。

もうひとつ是非とも触れておかねばならないのは、
戦前の秋田の離婚率が全国で最高だったという事実である。
先にも書いたように親戚づきあいが特に濃く、外から入ってきた嫁には
なかなか打ちとけないというようなことがあったのではないかと推察される。

なおNHK放送文化研究所の全国県民意識調査のなかで、
「流行おくれのものを着たとしても気にならないほうですか」という問に
対して「はい」という答えが1978年に3番目に多かったのが秋田。
1996年には秋田は17位に下がっているのである。
1978年と1996年とを比較してみると、
他の東北諸県は順番が殆ど変化してないのに、
秋田だけは大きく変動している。

つまりここだけは流行への関心が大きく高まっているのであって、
最近の秋田の変化を考えるにあたっては見逃せない点だと思う。

そのような観点から考えてみると、
秋田県民性のBSCは次のようなものになるのではないか。
識者の意見を待ちたい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
 ・県民の文化・生活の質と価値の向上
 ・先進性とイノベーションの先取りと享受
<顧客の視点>
 ・消費性重視から価値提供重視への転換
 ・米主体の県民性イメージの脱却
 ・先進的なイメージのアピールと定着
<プロセスの視点>
 ・律儀な生活や業務活動のプロセス遂行
 ・米単体からの脱却と価値創造のプロセス実現
<学習と成長の視点>
 ・自己責任と自立の意識向上
 ・飲むより資源としての酒の有効活用意識向上
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(参考・引用:「県民性の人間学」新潮OH文庫・祖父江孝男著、他)

<高橋さんのHP: http://www007.upp.so-net.ne.jp/y-takahashi-27/ >

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■=== 【コラム/『売れる仕掛けの作り方<第4回>』】 <寄稿>

                  佐藤 正明/ブレインズ・ワークス
                   masaaki.sato@brains-works.com

   〜〜 見込み客との戦略的な距離の縮め方 〜〜

前回は、「会えない人」に会うための手段として、セミナーの戦略的な
活用についてお話をさせていただきました。
しかし、セミナーに出席して頂けたとしても、それですぐビジネスに
つながるわけではありません。

相手は、セミナーの内容に引かれてやって来ただけの人ですから、
ここでいきなり「セミナーフォロー」と称する押し売りを仕掛けてしまうと、
細い糸がプッツリと切れてしまう、という結果が待っています。

この段階で必要となるのは、以下の2点です。
★いかに、「会って話のできる関係」を構築するか?
★どのように、ニーズの有無を確認するか?

そして、私がそのために採用した戦術は、以下の3つです。
1)アンケートの内容を工夫する。
2)メルマガを発行する。
3)2回目のセミナーをセットで開催する。

まず、1)アンケートですが、これは1つ1つの質問をおろそかにせず、
徹底してこだわることが求められます。
どうすれば、お客様の本音を引き出すことができるのか、
という視点から、何度も推敲を重ねるべきものです。
多くの場合、この点を見落としています。

お客様は、
「スキを見せると、しつこい売り込みをされるのではないか」
という警戒心を持ちながら、アンケート用紙に向かいます。

ですから、ここでいかにその警戒心を解き、また、その反対に
思わせぶりなリップサービスも排除した上で、
「どのように本音をあぶり出すか」
という視点を持つことが、何よりも重要です。
このセミナー終了後の“数分間”は、お客様との真剣勝負なのです。

ここで1つだけ注意すべき点は、「書かせない」ことです。
コメントを求めても書いてくれる人など、滅多にいません。
だから、できるだけ多くの選択肢を用意し、その選択肢の選び方の
矛盾や一貫性を探ることで、相手の警戒のレベルや、課題解決に
対する渇望度を推測することができます。

そして、できれば「売り込みではない」有益な情報提供の希望を
問いかける項目を加えておくとよいと思います。

それはすなわち、コンタクトの可否を伺うものであり、その答えが
「可」であれば、その後の門前払いのリスクは大幅に軽減されます。

私の事例で言えば、たとえ社長や役員でも、「可」と答えてくれる人が
毎回、かなりの確率でいらっしゃいました。

次に、メルマガですが、前述した「有益な情報の提供」に対しては
(売り込みを恐れて)抵抗のある人も、メールであれば、了解して
もらえる場合があります。

ですから、アンケートの中で、同じようにメルマガの配信に対する
希望を伺う項目を入れておくと、以外に希望者が現れます。

そのような方に対して、講師の著書などを参考に、セミナーでは
伝えきれなかったことを、「有益な情報」として発信するだけで、
「アポの取れない人」と、“接触”する機会を持つことができます。
たとえメールであっても、お客様と接点を持つことが重要です。

接触頻度の高さが、信頼感の醸造につながるからです。

最後に3)2回目のセミナーについてご説明します。

前回ご説明したセミナーは、意志決定権者を対象に、その啓蒙が
目的で開くものですから、内容は「一般論」です。

最終的には、自社製品やサービスに紐付けができるような内容の
ものであったとしても、いきなりそこまで踏み込んでしまっては、
お客様が「売り込み臭」を感じてしまう危険性があります。
それでは相手が身構えてしまい、逆効果です。

そこで、その“続編”として、一般論から一歩踏み込んだ、現実解を
提供するセミナーを、セットで用意しておくのです。
そして、最初のセミナーでそれを紹介し、実務責任者のアサインを
お願いする、という戦術です。

もし、啓蒙セミナーで何らかの“気づき”を持っていただくことが
できれば、より詳細な、課題解決のための具体策を聞いてみたい
と思っていただける可能性があるからです。

つまり、この2回目のセミナーへの出席が、ニーズの濃淡を測る
リトマス試験紙の役割を果たすことになります。

そして、ここではコストをかける必要はありません。

1回目のセミナーよりも規模は小さなものになるはずですから、
自社のセミナールームなどを利用すれば、会場費は不要ですし、
コンテンツにも、ユーザ企業の事例などを用意すればよいの
ですから、親しいお客様のキーマンに「お車代」程度の謝礼を
差し上げて、講師をお願いすれば済むはずです。

一点、気をつけなければいけないのは、事例といっても、決して
製品やサービスの宣伝にならないようにすることです。
できれば、製品名などは出さず、そのお客様が抱えていた課題と、
それに対する取り組み、そして取り組んだ結果を、淡々と語って
いただくような内容にすれば、売り込み色を感じさせることなく、
「なるほど」と思っていただける可能性が高まります。

さて、以上見てきたように、様々な方法でお客様のニーズを探りつつ
接触頻度を増やし、距離を少しずつ詰めながら、
「会って話のできる関係」
の構築に向けた作業を、同時並行で進めることができるのです。

それは、大袈裟に言えば、「門前払いの山」や「お断りのてんこ盛り」を
築き上げながら、ムダな飛び込みや、非効率なアポ取りを続けるという、
新規開拓における“お約束”との決別を意味します。

次回は、今まで書いてきたことを前提に、
「そこから先」をハンドリングするための、
営業に求められる資質について考えたいと思います。 ・・・つづく

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     《《《 “戦略的殿様商売”の実現を支援します 》》》
  セリングラボ(営業戦略研究所) http://www.selling-lab.com/
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 「お断りのてんこ盛り」や「門前払いの山」を築き上げることなく、
    ニーズのある見込み客が向こうからやって来る、という
     『売れる仕掛け』の作り方を一緒に考える会社です
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    有)ブレインズ・ワークス http://www.brains-works.com/
  代表取締役 佐藤 正明 E-mail:masaaki.sato@brains-works.com
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■=== 【ショップ紹介/『WebShop:楽しいこだわり生活「Ann-Style」】

               TAKE ONE  立若 憲二
                   take-one@mua.biglobe.ne.jp

いつもはF+S福岡でお世話になっています。
やっとF+Sメンバーの方々に楽しんでいただける商品が仕上がりました。
「食の九州」から、「こだわりのお取り寄せ」がスタートです。

  〜 こだわりの楽しい暮らしは「Ann-Style」から 〜
      http://store.yahoo.co.jp/ann-style/

「食通」の雑誌編集者が厳選した逸品ばかりです。
これからもドンドン商品が揃っていきますので、宜しくお願い致します。

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★ 「やんばる島豚のハムセット」 ★
 
 現在ヤフーの「食」のコンテストで一次・二次予選を勝ち抜き
 本選へ出場中の「ハム」です。
 爆発的に売れること間違いなし!(と、担当者に言われました)

 10月27日(金)に
 東京都千代田区皇居外苑3-1 和田倉噴水公園レストラン にて
 本選イベントが催されます。
 12月にヤフーの特集ページに掲載が決定している商品です。

 「アグー」の中の「アグー」! 
 食通ならば誰もが知ってる「やんばる島豚」!
 非常に入手困難な「やんばる島豚」!
 その「やんばる島豚」を使って
 ハム作りのメダリストがハムにしました!

 http://store.yahoo.co.jp/ann-style/1600-0001.html

==========================================================
★ 福岡で人気爆発!「天然酵母のクロワッサン」 ★
 
 連日閉店時間前には完売するという、
 今福岡で大人気のクロワッサン専門店「三日月屋」。

 その「三日月屋」から当店オリジナルセットが登場です。
 特に「バターロール」は、 幻の商品!

 以前店舗で売っていた「バターロール」。
 いつの間にかクロワッサンを凌ぐほどの人気商品となり、
 原点回帰という思いで製造を止めてしまった幻の商品です。

 また、チーズクロワッサンは、
 塩と牛乳のみで作られる高級スイスチーズ「ラクレット」を使用した
 当店オリジナル!
 「三日月屋」で売られているチーズクロワッサンとは異なる
 最高級のチーズクロワッサンです。

 天然酵母にこだわり、
 できの悪いパンは廃棄するというこだわり!
 イーストは一切不使用の、
 ただひたすらまじめに作ったクロワッサンです。

 http://store.yahoo.co.jp/ann-style/1700-0001.html

==========================================================
★   「手作り豚丼」   ★

 北九州に伝わる伝統料理「じんだ煮」。
 江戸時代から先祖代々100年以上伝わるぬかどこを使用し、
 毎日毎日ぬかどこに語りかけながら、
 ぬかどこと共に、素材の味を引き出すことに全てをかける職人さん。

 そんなまじめな職人さんが、
 九州産豚肉を一枚一枚丁寧に備長炭で炭火焼し、
 秘伝のタレに漬け込んで
 真心込めて作った手作り豚丼です。

 袋を開けると 炭火焼の香りが〜!

 http://store.yahoo.co.jp/ann-style/1700-0001.html

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★   「北欧紅茶」   ★

 この紅茶を飲んだ人が必ず口にする言葉があります。
 それは、
 「なんで、オレは毎日アクセク汗を流して頑張っているんだろう?」
 という言葉。
 そんな至福のひとときを与えてくれる最高級紅茶です。

 しかも、
 ノーベル賞授賞式晩餐会で振る舞われる紅茶でもあります。
 さらに、
 ブレンダーは、かつてイギリス王室のお抱えブレンダーで、
 現在は、スウェーデン王室のブレンダー。

 そのブレンダーが、500gずつ丁寧にハンドブレンドした
 最高級紅茶です。
 ハンドブレンドだから、雑味や苦味がありません。

 http://store.yahoo.co.jp/ann-style/1301-0001.html

■=== 【コラム/『おやじバンド「ザ・ムーンサルト」奮戦記』Part.7】

                       西嶋 陽一/TRU
                    ynishijima@TRU-Solutions.jp

★10月中は塚原さんがドイツでの世界選手権に団長として行ってしまい
 「ザ・ムーンサルト」としての活動はお休みとなっておりましたが、
 団体銅メダルを含めいくつかのメダルを獲得し(おめでとうございます)
 帰ってきてスグのイベントが・・・
 あのベンチャーズの元リードギタリストであるエレキの神様
 ノーキー・エドワーズさんとの共演(ゲスト出演)です。
 
   〜10月31日(火)赤坂区民ホール!〜
  http://www.j-gma.com/elcamino/img/1031.jpg
   特別共催:港区キスポート 
   共演:ちっち &スィートパパ、ゲスト:塚原光男
   バックバンド:おのひろみち&ダイナミクス
   ライブは18時30分〜(当日券あり)
   港区在住・在勤(2,500円)・一般(3,500円)

★11月1日(水)「報道ステーション」
 特集:グループサウンズ(GS)の真相に迫る、で
 赤坂エル・カミーノが映ります。
 ひょっとしたら、西嶋も映るかも?(きっとカットされてるな)

★でみゅ(都倉俊一さん主催) http://dmw.cn/
 12月2日(土)の第3回「熟年バンド・アクティブライブ」へ
 「ザ・ムーンサルト」が再出演決定となりました。

 赤坂エル・カミーノからは、女性ドラムスのベンチャーズバンド
 「LOVE MACHINE」と2バンドのエントリーです。

★F+Sクリスマスへの出演
 12月13日(水)もちろん、塚原さん、大場さんも出演です。
 今年は、もとスクールメイツの女性ゲストを予定しています。

★幻のF+Sバンド「ONE-Chance」(一発勝負と読む)が潜伏期間1年、
 12月13日のF+Sクリスマスで復活ライブか決定!(*^_^*)!

 <バンドメンバー募集中!!、連絡は持田さん、宮崎さんまで>

■=== 【セミナー/「JUAS最新セミナ情報」】

JUASでは、常に最新のテーマにのったセミナーを企画しております。
情報満載のセミナーに是非ご参加ください。
各詳細は http://www.juas.or.jp/seminar/index.html をご覧ください。

  (((((((JUAS最新教育研修のご案内))))))))))
―――――――――――――――――――――――――
★情報セキュリティポリシー作成&見直し解説と実践講座
  (http://www.juas.or.jp/seminar/open/s06016.html)
  講師:田渕治樹氏
  日時:平成18年11月8日(水)、9日(木)10:00-17:00
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★仕様書、提案書を書くご担当者のためのソフトウェア文章化作法講座
  (http://www.juas.or.jp/seminar/open/s06023-27.html)
  講師:福田修氏 テクノロジー・オブ・アジア株式会社 代表取締役
  日時:平成18年11月16日(水)、17日(木)10:00-18:00
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★無理無駄のないセキュリティポリシーへ見直し講座
  (http://www.juas.or.jp/seminar/open/s06015.html)
  講師:田渕治樹氏
  日時:平成18年11月21日(火)、22日(水)10:00-17:00
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★第2回 プロジェクト要求仕様完全性への 追究
  (http://www.juas.or.jp/seminar/open/s06035-38.html)
  講師:神沼靖子氏 埼玉大学大学院 学術博士
  日時:平成19年1月16日(火)、17日(水)10:00-18:00
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★経営革新へ、事例から学ぶ、バランス・スコアカード活用研究講座
  (http://www.juas.or.jp/seminar/open/s06028.html)
  講師:西嶋陽一氏 株式会社TRUソリューションズ 代表取締役
  日時:平成19年1月18日(木)9:30-17:30
―――――――――――――――――――――――――
※お問い合わせ等は下記へ。
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
担当:近田(chikada@juas.or.jp)、石川 (ishikawa@juas.or.jp)
電話:03-3249-4102  http://www.juas.or.jp/

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■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

 大 阪:【第37回】 11月 9日(木)@梅田.エスカイアクラブ
 名古屋:【第22回】 11月10日(金)@名駅.エスカイアクラブ
 東 京:【第113回】11月15日(水)@六本木.センチュリーコート
 東 京:【第114回】12月13日(水)@<クリスマスパーティー>
 <<< 12月7日〜10日に宮古島+沖縄へゴルフツアー >>>

 ★クリスマス会場が決定しました。
  六本木「バニラ(Vanilla)」の3階「Palace(パラス)」
   http://www.clubvanilla.com/floor/index.html
  場所は、六本木駅スグの麻布警察の高速を挟んで真向かいになります。
  ディスコスペースでたいへん広いです。
  いつも通りの、盛りだくさんの企画とプレゼントを準備中。

◆開催報告:

 東 京:【第112回】10月25日(水)@上野池之端.QUI
        38名と少ない人数でしたが、「Heart2Heart」の
        たいへん楽しいライブで大いに盛り上がりました。
 広 島:【第 6回】 10月27日(金)〜28日(土)GOLF
        広島は相変わらずの盛況ぶりです。
        F+S:23名、ゴルフ:15名

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: あと2ヶ月で今年も終わりです。早い早い、年々1年が短く早く
過ぎ去るような気がします。F+Sクリスマスの会場もようやく決まり、昨年
はワインだった参加賞も今年の品物が決定し、バンドの手配も完了し、残るは
皆勤賞メンバーの決定(これは11月が終わらないと決まらない)とその方への
賞品選び(コレがなかなか大変)です。今年は特に会場が広いので150名位は
集まってもらわないとならないので今から集客が悩みです。毎年のことながら
ぜひぜひ、ご友人達の集客とプレゼント商品の提供にご協力をお願いします。

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