F+S Flash
(Vol.73)

 

============================= CONTENTS =============================
【F+S2005年/<活動総括>】
  活動総括 ==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Activities.htm
【F+S2005年/<皆勤賞受賞者のコメント>】
  皆勤賞などの表彰者の皆さんへコメントをお願いしました
【F+Sメンバー紹介/<2005年>】
  今年は29名の方々に自己紹介を頂きました
【コラム/『県民性におけるBSC的考察 <No.24>』】 <寄稿>
  〜〜 栃木県の巻 〜〜        高橋 義郎/日本フィリップス
【コラム/『いま、デカン高原の風が吹く』(第3回、第4回)】<寄稿>
  インドに限らずオフショア開発の注意点  久木田 宗一郎/SRA
【コラム/『戦略志向経営へのBSC活用提案』】
  2006年度経営戦略(事業計画)策定に向けて!特別価格でご提供!
【F+S Forum/開催予定】
 東 京:【第103回】1月18日(水)@六本木センチュリーコート
 名古屋:【第19回】 1月26日(金)@エスカイヤ
 大 阪:【第34回】 1月27日(金)@エスカイヤ〜28日(土)GOLF
======================================================================

■=== 【F+S2005年/<活動総括>】

全40回のF+Sイベントの最後を締めくくるF+S東京恒例の
「2005年大忘年会&クリスマスパーティー」が、
12月7日(水)@赤坂「シュビアホール」で開催され、
121名の方々のご参加で、たいへん賑やかのうちに終了しました。

プレゼント争奪戦は、久々参加の佐藤さん(SSJ)と北田さん(オフビート)
の絶妙な司会進行のもとに進められました。
プレゼント商品のご提供を頂いた皆様には文面を通じ御礼申し上げます。

 ★当日のスナップ写真は、以下のURLでご覧ください。
  ==> http://www.tru-solutions.jp/FS051207.htm
  (今回も多くの写真を掲載しています。BB接続推奨。)

◆「F+S Forum」全40回開催:
 東京11回、名古屋4回、大阪4回、広島3回、福岡4回
 GOLF4回、(+地方9回)、釣り0回、特別企画1回

 今年は、広島がスタートしました。
 東京はイベント盛りだくさん。ギターの夕べ、シャンソンの夕べ、
 上野でのジャズの夕べ、と音楽付いた1年となりました。
 F+Sバンドもそこから生まれました。

 今年も転勤が結構ありました。
 来年の名古屋・大阪がちょっと不安です。
 地方の仲間のご紹介を宜しくお願いいたします。

 2005年度の活動総括+写真集は以下のページからご覧ください。
 ==> http://www.tru-solutions.jp/F+S_Activities.htm

<延べ参加人数> 1000名を前に伸び悩んでいた延参加者数ですが
       ようやく大台突破(それも大幅に)となりました。
 2005年 1166名(+20%) 40回開催
 2004年  997名(+1%)  35回開催
 2003年  988名(+5%)  33回開催
 2002年  940名(+11%) 28回開催
 2001年  850名(+30%) 23回開催
 2000年  650名       19回開催

<皆勤賞> F+S東京の11回開催の全てに参加されました。
広瀬 和市  (有)リベロ・ネットワークス    7回目(7年連続)
内山 刑ニ  (株)オープンストリーム      4回目(4年連続)
高信 勝二  (株)エフエスティ         3回目(3年連続)
吉田 奈美  (株)トランザクト         2回目
坂本 健   キクチカラー(株)         2回目(2年連続)
高井 和彦  (株)日本カルチャーソフトサービス 1回目

<精勤賞> 惜しくも1回欠席、来年は頑張りましょう!!
小野 秀幸  (株)BSLシステム研究所
城戸 徹   (株)サンテック
徳田 元   東京海上日動火災保険(株)
中村 史夫  (株)ユニコン

<年間MVP> 全国行脚ご苦労様でした。最多参加回数の記録です。
      それにしても全40イベントに対し36回の参加とは!!
城戸 徹   (株)サンテック      36回
小野 秀幸  (株)BSLシステム研究所 32回

<F+Sコンペ>
第24回:9月9日@「多摩カントリークラブ」
 優勝 早川 弘道 (株)メイソンシステム 
 ※<ホールインワン達成> 宮脇 康次 (株)プロジェクトアーバン
第21回:3月11日@「桜ヶ丘カントリークラブ」
 優勝 市谷 博文 (株)シーエーエル

■=== 【F+S2005年/<皆勤賞受賞者のコメント>】

少しでも雰囲気が伝わればと、受賞者の方々に無理をお願いして
皆さんにコメント文の寄稿をお願いしました。

★−−−−−−−−受賞者の声−−−−−−−−−−★

◆広瀬 和市  (有)リベロ・ネットワークス   皆勤賞7回目
        
7年連続皆勤賞を頂戴しました。
西嶋さん、加藤さんを始めF+Sの皆様には大変お世話様に
なりまして有難く厚く御礼申し上げます。

今年を振り返ってみるとよく皆勤賞が取れたな・・・と思っています。
持病のヘルニアが悪化し、私の仕事仲間には大変迷惑をかけてしまった
のですが、どういうわけかF+Sの開催日には動ける状態になるのです。

これはきっと西嶋さん、加藤さんがせっかくだから皆勤賞を続けてくれ!
と朝晩お祈りしてくれていたお陰だと思います。ヾ(;口;)o感激っ!!
これだけ続けると、F+Sに参加する事が我が家に帰るのと同じ感覚に
なってしまいます。
ここ7年間お休みしていないので分かりませんが、きっとお休みする事が
すなわち家に帰らずにどこかで○気でもしているような落ち着かない状態
になるのではないかと思います。 ヾ(゜▽゜)ノ あはは〜♪

大忘年会の時にも少しお話させていただきましたが、私たちは素敵な
人の縁でつながっています。
F+Sで出会った人との縁を大事にしそれを育てながら今後も参加して
いきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。

皆様、今年一年大変お世話様になりました。
来年もよろしくお願いします。

◆内山 刑ニ  (株)オープンストリーム     皆勤賞4回目
        
今年も残すところ僅かとなりましたが、皆さんいかがお過ごしでせうか。
おかげさまで今年も皆勤賞をいただくことができました。
また、クリスマスパーティでは「オヤジバンド」改め西嶋さん命名による
「One-Chance」のメンバーとして、都立大に続き2度の活動もできて
思い出深い一年となりました。

F+Sは、私にとってもはや切っても切り離せない言わば「家族」のような
ものになってきております。
さて、先日西嶋さんより「今年の参加総数は4桁超」とうかがいましたが、
5桁への足がかりとして記念すべき年となったのではないでせうか。
それを実現すべくメンバーとして可能な限りのお手伝いをさせていただきます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

◆高信 勝二  (株)エフエスティ        皆勤賞3回目
        
今年も皆勤賞を頂きました。ありがとうございます。
(何気に端っこでデザートをほおばり、
 近場の人達とだけ話しているのがわたしです。(*^_^*)。)

これまで月例会しか参加してないのですが、来年からは他のイベントにも
参加したいと考えています。
と申しますのも、会社も11年を経て運営を任せる人材が育ち、わたしは
あまりやることがなくなる(いわゆる非常勤になる)からです。
春からは運営の主体が個人の会社になり、時間調整が楽になる(筈)です。

この業界にはプログラマのお手伝いから入り、幾度となく徹夜を繰返して
技術を身につけて来ました。しかし仲間と会社を興してからは、もの造り
を若手に任せ、ひたすら数字(売上)を追っかける羽目に。
そんな折、月例会での語らいをきっかけに思わぬ仕事に結びついたりも
して本当に感謝しています。皆様ありがとうございます(^^);

38年生まれなので まもなく後厄を越えます。そろそろ思い切った事を
してもいいかなと。
まずはクラブを買って素振りからですが。(迷惑かけなくなったら参加?)
これからも宜しくお願いします。

◆吉田 奈美  (株)トランザクト        皆勤賞2回目

吉田としては昨年は皆勤賞を逃しましたので、
今年は年初から参加に注力を注ぎました。。。
なんて、大げさなことではありませんでしたが、
F+Sでの有意義な情報交換を楽しみにこの一年も参加してまいりました。

皆勤賞は一昨年につづき2回目で、1回目の手袋に続き、今流行の素敵な
ファーのマフラーをいただきまして大変気に入っております。
このような素晴らしい、洒落たプレゼントをお選び頂いた加藤様には
特にお礼を申し上げます。
ヨシダ的にはこんな感じで(*^0^*)/とても感謝感激です。
来年もこれに味をしめて頑張ろうと思う今日この頃でした。
どうもありがとうございました!!

◆坂本 健   キクチカラー(株)        皆勤賞2回目
        
イギリスの諺
「一日幸せでいたかったら床屋へゆけ、一週間幸せでいたかったら恋人を作れ、
一年幸せでいたかたら結婚しろ、十年間幸せでいたかったら友人を作れ、
一生幸せでいたかったら庭師になれ」の最後を変えて
「一生幸せでいたければ、オープンソースを育てなさい」と
湯澤一比古さんは紹介していました。

そこで私は「一生幸せでいたければ、F+Sに行きなさい」としたい。
きっと、皆さんにとってのセレンディプがあるでしょう。
「貴方のセレンディプはPPKですから、残念!」と言われそうですが、
来年も、また一年よろしくお願いいたします。

◆高井和彦 (株)日本カルチャソフトサービス 皆勤賞1回目

初めて東京F+Sに出席させて頂いたのが、一昨年のクリスマス会でした。
今回皆勤賞には冬場にお誂えのシックなベストとワインを頂き、
大変喜んでいます。
早速休日に水彩画仲間の望年(忘年ではなくて)ボーリング会に着用。
気分も上々でした。連休となるクリスマスイヴには、頂いたワイン
(65歳超の参加者ということで1本、参加賞でさらに1本、計3本)を
平らげる積もりです。

振返ってみると、今年も大勢の参加者の皆さんと名刺交換をさせて頂き
ました。そのご縁で仕事のお付合いも徐々に広がりそうです。
今後も何かと協業の場を増やしたいと思っています。
当方、数少ない熟熟年のオヤジですが、気はまだ若いつもりです。
ぜひ気軽に声をかけていただくとうれしいです。

ところで、F+Sコンペにはいまだ参加できていませんので、
来年は機会をみて参加したいなと思っています。
ただ、加齢現象の影響も厳しく、不治の変則スイングに、飛距離もさびしい
限りでして、恥ずかしいことになるのがオチかなと。
つい先日はスコア改善をめざして、容量460CCの超デカヘッドに
(ノンブランド・激安ドライバーですが、)45.5インチRシャフトを
特注しました。
正月休みに振回してみるつもりです。いやはや、年は取りたくないですね。

すこし仕事の話をしますと、この年末より、かねて準備をすすめていた
養殖魚のトレサビリテイ管理ASPサービスを、水産業界の有力団体と
提携して開発し、全国展開を始めました。
“食の安全”に係わるアプリケーションです。
興味をお持ちの方はサイト( http://supply.jf-net.ne.jp/web-youshoku/ )
をご覧下さい。

F+Sの皆様、2006年も元気でガンバリたいですね。
来年も宜しくお願いします。

◆城戸 徹   (株)サンテック       MVP36回参加

2年連続MVP(最多参加数)という事で表彰を頂きました。
有難うございます。

人は暇だから する事ないからと 言ってますが
私は けっしてそうではありません。
サンテックへ来てから3年、F+Sへ参加して2年半が経ちます。
ソフト業界が解らない私が 初めはゴルフがきっかけですが
F+Sの皆さんとの会合に熱心なのは
私のビジネスに非常に役立っているからです。

サンテックという会社は 今までは余り外に向いてなく
三洋電機の仕事を中心にやっておけば良いという会社でした。
しかし私の様な我が儘な性格は親会社(三洋電機)のいうままの仕事では
イヤで外の仕事、自分たちが主導権のとれる仕事をしたかったのです。
そういう状況の中でF+Sの皆さんと知り合い指導をして頂き
少しですが会社を変えて行く事が出来ました。
特に 西嶋さんには大変お世話になっております。
毎月の社員教育他、私では理解できない事の相談。
人、同業者の紹介など今では私より当社の事を解って頂いております。

今年のF+Sの行事には全て参加したいとスタートしましたが
やはり全ては無理でした。

一番思いがあるのは、F+S広島がスタートした事です。
私は昭和44年入社 広島に配属されて以来、29年間広島を中心に
中国地区で仕事をしてまいりました。第二の故郷です。
そこでF+Sがスタートし又広島の色々な人に会えるのは大変楽しみです。
広島は海も近く 山も近くスキー場も沢山あります。
食べるものも美味しい。皆さんも是非F+S広島に参加して下さい。

次は何といっても北海道です。
七月の梅雨の無い北海道で美味しいものを食べて すすき野を楽しんで
ツープレイ 最高でした。
すすき野は以前出張でよく来てました。
東京にはない料理、サービス 是非次回には多くの方が参加下さい。

今年はF+Sを通じて知り合ったBSLシステム研究所の小野社長と
一番行動を共にしました。小野社長はゴルフをセットすると何処でも
出かけてきます。小野社長とは9月に韓国、11月に中国(大連)に
視察(?)に行って来ました。
内容については余り話せませんが大変勉強になりました。
小野社長の本格的な韓国語には驚きます。
でも、ソフト会社に韓国語が必要なのかな?

今年も前述の小野さん、北田さん、氏部さんはじめ多くのF+Sメンバーの
皆さん 大変お世話になりました。
来年は私もいよいよ定年の歳になります。
まだまだ皆様と付き合えるよう心身を鍛え頑張ります。

◆小野 秀幸  (株)BSLシステム研究所  準MVP32回参加

F+Sのグループの中では珍しい低価格業務パッケージを
店頭販売している会社です。
この業界では、あのホリエモンの買収した弥生という会社がトップで
弊社が第2位ですが、トップ以外は皆同じといった格言があるように
第2位では認知度はかなり低くなります。

F+SのMVPも、トップの城戸社長と準MVPの私ではかなり差があり、
破天荒さも開きがあると思います。
会社も私も2番手が合っているのでしょう。
他にもF+Sに参加させていただいているおかげで様々な方々と知り合い、
その人生経験などを知ると、経営者の末席にいる私であっても
これからの大きな力をいただいていると感じます。

F+Sをきっかけに始めたゴルフも3年目に入りましたが、
80台が出たかと思うと次は100台と乱高下し
まだまだ初心者の域を脱していないと実感しております。
せっかく大好きになったゴルフですので、これからも満喫したいと
願っております。ゴルフ好きの皆様これからもよろしくお願いいたします。
また、F+Sの皆様、来年も様々な面で堅調な年でありますように
心より願っております。

■=== 【F+Sメンバー紹介/2005年総括】

2000年に自己紹介の掲載を始めてから6年間で
通算166名もの方々に自己紹介を書いていただきました。 

今年は以下の29名の方々に自己紹介を頂きました。
 ・東京13名、名古屋4名、大阪4名、広島4名、福岡4名

最近は原稿集めに大変苦労しております。
寄稿依頼が行きましたら何卒宜しくお願い申し上げま〜す。(*^_^*)/~~

 Vol.72 広島  藤川 英士 ノイアンドコンピューティング
 Vol.72 名古屋 稲垣 信一 NSソリューションズ中部
 Vol.72  佐藤 正明 ブレーンワークス
 Vol.71 福岡  大中 利彦 ミツイワ
 Vol.71  片平 直樹 アリコ・ジャパン
 Vol.71 大阪  境 純夫 エフタイム
 Vol.70  松本 博司 サージェント
 Vol.70  衛藤 重豪 ベンチュリーシステム
 Vol.69 名古屋 大杉 健一 プロファイア
 Vol.69  高井 和彦 日本カルチャソフトサービス
 Vol.68  徳田 元 東京海上日動火災保険
 Vol.68 大阪  上森 茂 システム・ファームズ
 Vol.68  辻  一成 エフタイム
 Vol.68 広島  岡部 幸氏 日商エレクトロニクス
 Vol.67 福岡  安田 純 SRA西日本
 Vol.67  斎藤 尚志 NECソフト
 Vol.66 大阪  杵築 靖二 クオリカ
 Vol.66 福岡  中村 政史 九州大学(*)
 Vol.66 広島  福井 五郎 ハイエレコン
 Vol.65  佐々木 次雄 オリズン
 Vol.65 名古屋 植田 篤礼 IBC
 Vol.65  石塚 一朗 東洋紡システムクリエート
 Vol.64 ☆  長谷部 貴美 ホワイトシップ
 Vol.64 広島  平野 孝一 ミックス
 Vol.64  安藤 秀之 カート・サーモン・アソシエイツ
 Vol.63  黒澤 良永 システム工房黒澤
 Vol.63 福岡  楢崎 俊治 カスタネット
 Vol.62 名古屋 加藤 時彦 SSJ
 Vol.62 大阪  竹松 力 ボーダフォン

■=== 【コラム/『県民性におけるBSC的考察 <No.24>』】<寄稿>

今年も多くの都道府県の県民性をBSC的に検証評価いただきました。
全国制覇まで残り半分の道のりです。

血液型と同じで、全ての方に当てはまるわけではないですが
傾向としてはかなり当てはまるようです。
こういった地方色も徐々に消えていくのは、たいへん寂しいものですネ。
ローカルな行事や方言なども大切にしたいものです。

  <2005年掲載分>
 No.15 北海道 ==> Vol.62
 No.16 岩手県 ==> Vol.63
 No.17 石川県 ==> Vol.64
 No.18 京都府 ==> Vol.65
 No.19 山梨県 ==> Vol.68
 No.20 和歌山県==> Vol.69
 No.21 奈良県 ==> Vol.70
 No.22 岡山県 ==> Vol.71
 No.23 大分県 ==> Vol.72
 No.24 栃木県 ==> Vol.73

バックナンバーは以下になっていますので
読み忘れた方や興味のある方はHPでご覧ください。
 ==> http://www.tru-solutions.jp/f+s_home.htm#『F+S Flash』
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   〜〜 栃木県の巻 〜〜
                       高橋 義郎
                  yoshiro.takahashi@philips.com
              (株)フィリップスエレクトロニクスジャパン

同じ関東の埼玉県に住んでいる私にとって、栃木県は比較的近い存在である。
那須火山帯や日光など多くの観光地があるが、
どちらかといえば、歴史的な由緒がある「足利」をよく訪れた。

室町幕府を樹立した足利尊氏ゆかりの史跡や高名な足利学校がそこにはあるが、
足利は蕎麦屋が多いことでも評判で、足利家菩提寺の磐阿寺のそばにも、
芭蕉庵といううまい蕎麦屋がある。
BSCの関係でいえば、その方面の第一人者でいらっしゃる横浜国立大学の
吉川教授が足利市のご出身であることを、大手町のある小料理屋で伺った
ことがある。芭蕉庵も吉川先生のお知り合いだそうで、先生の生い立ちから
始まる足利談義に、おおいに花が咲いた。

栃木県というところは、生き生きとした若人の県というよりは、
保守的で、積極性に乏しい県だという意見がある。

東京などに出て、新しい空気に触れ、革新的なものをいろいろ学んでも、
自分の県にもどると、そうしたものをうまく活かし切れず、
やがて同化してしまう傾向が強い。冒険に類するようなことは好まれず、
着実で無難な道を選ぶ傾向が強いらしい。
長所としては、真面目で正直なこと。仕事は遅いが、こつこつと着実にやる
ほうで、人間は固い。

もうひとつ多くの人々が挙げているのは、
派閥嫌いの団結嫌いで、各自がめいめいに独自の道を行きたがる傾向が
存在するという点である。
要するにまじめで、正直、着実なのだが、茨城のところで述べたように、
茨城と並んで、この栃木は敬語が日本全国で最も発達していない、

関東無敬語地帯に入るので、どうも初対面の印象は悪くて、
世渡りの下手なタイプとなってしまう。
しかしその一方で、栃木県人は官僚になると出世するとも言われている。
律儀で正義感が強いからである。たしかに官界には切れ者が目立つ。
地味な性格だが、まじめで堅実な点だけは認めてもいいようだ。
また、連合してことに当たるのが下手で、土地改良事業にしても、
途中で仲間割れしてうまくいかなくなる。
大藩のあったところはうまくいく。栃木県は昔から農家の耕地面積が広くて、
人に頼らなくても自分だけで食えたから。
やっぱり、小藩や天領を細かく置いた幕府の政策のせいかもしれない。

その半面、八木節に見られるような、しゃれや冗談好きの風土でもある。
栃木の男性には反骨的な気風に見えて「宵越しの金は持たない」といった
下町風の刹那主義もあるし、なかなかつかみにくい。栃木県出身のソニーの
名誉会長だった井深大は、栃木の県民性は日本人の国民性ではないか
という。たとえば独創性がないとはいえないが、独創性を評価するのが下手
である。これは日本人だけれども、また栃木県人もそういうところがある
かもしれないという。

そのように考えてみると、栃木県民性のバランス・スコアカードは
以下のようになるのではないか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
 ・創造的技術や成果による財務指標の増大
 ・地域別や歴史価値向上による観光資源収入の増大
<顧客の視点>
 ・県民や全国で評価される独創的技術や成果の提供
 ・地域別や歴史的価値の提供
<プロセスの視点>
 ・着実で独創性のある技術やシステムの開発と提供
 ・地域による独自な価値創造の仕組みづくり
 ・歴史遺産の価値向上への取組み強化
<学習と成長の視点>
 ・創造的技術や成果が評価される環境拡大
 ・地域的チームワークの重要性の意識浸透
 ・歴史的遺産とナレッジの共有と活用
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上、識者の意見を待ちたいところである。

 <筆者の個人HP: http://www007.upp.so-net.ne.jp/y-takahashi-27/ >

   (参考・引用:「県民性の人間学」新潮OH文庫、祖父江孝男著)

■=== 【コラム/『いま、デカン高原の風が吹く』(第3回、第4回)】<寄稿>

    〜〜 ソフトウエア開発におけるインドの“チカラ” 〜〜
          久木田 宗一郎/SRA India

★第3回「インド−日本のWin-Winを目指して」

そもそも、インドは、英語圏でかつ、数学に強いというイメージに加え、
サラリーが安い。これらが、インドのウリであるのは、疑いようもない事実
です。それでも、インドにも弱点はあります。

日本のシステム開発会社から見ると、安く仕事を請けてもらえるとの理由から、
プロジェクトの利益を優先するあまり、インド側の得意な業務や業種にまでも
目が行き届いていないことです。

インドの開発会社は成長期にあり、日本に比べはるかに人材の出入りが激しい
状況にあります。また、優秀な人材が、より高額なサラリーを目指して転職
することは、エリートとしてのステータスでもあります。
従って、開発プロジェクトには、同様の業務、業種システム開発経験のない
技術者や転職後間もなくて、その会社のマネジメントやメンバーとの意思疎通
が十分でない社員を投入しているという状況も垣間見られます。

翻って、受注する立場からすれば、同様な業務、業種のシステム開発を
継続して発注してもらうことにより、一度できた体制を極力解散させずに、
維持していくという方法も一手です。

例えば、製造業のシステム開発をしていた人が、次のプロジェクトで
全く異なるファイナンス関連のシステムを担当させたりしなければ、
製造業のノウハウと実績は蓄積されていくはずです。

インドの開発会社も製造業・チーム、ファイナンス・チームなどを編成して
おき、得意な業務領域を持つことにより、コストダウン、時間の節約、
品質向上など、オフショア発注を進める日本企業も満足いく結果が得られる
と思われます。

★第4回「開発プロジェクト<ころばぬ先の杖>」

インド発注におけるシステム開発失敗の道へ踏み込まないようにするには、
次のプロセスのポイントになります。
1)開発現場からの仕様書、2)BLSE(ブリッジSE)が起こす日本語
から英語への仕様書、3)インド開発側での仕様チェック、4)プログラム開発、
5)Q&A、6)テストに対する感覚の違い

まず、開発現場から出てくる仕様書は、自分の言葉で表現をします。
これは、第三者が介することで分かりづらくなることがあります。
BLSEが、始めから仕様取り決めに入ればよいのですが、現実には十分に
“ブリッジ役”になり切れないと、うまく仕様書の翻訳ができません。
BLSEの手腕の見せ所です。

次に、インド開発側での仕様チェックは、主にサブリーダーが指示します。
これは主にプログラム開発のことに関わりのある部分を見ますが、
彼らが開発システムの全容と細部における知識があるとは限りません。
むしろ、作業としては、基本的にどの様にプログラムを書くかというのが
中心になります。

プログラム開発は、それぞれのプログラムに応じてコーディングを始めます。
ここでの課題は、プログラマーが何を作るのを把握しているかがキーに
なります。またその上のサブリーダー、リーダーが何を作るのかが判って
いるかどうかが決め手になります。

ネットワーク上でQ&Aができる環境をツールなどを使って整えておくこと
も大事です。仕様書で多少の不備があっても、Q&Aで確認することで
問題を解決できます。Q&Aが多くなれば、BLSEの仕事が増え、
その対処に時間がかかる結果、開発もその分遅れます。

最後に、テストへの感覚が日本とインドでは随分違うようです。
この点は、過大な期待をするのではなく、レビューにチカラを注ぐべきです。
要するに、任せっぱなしにしないことです。
プロジェクトを失敗に終わらせないために、リーダー、サブリーダーの
プロジェクトへの理解を深め、プロジェクトのどの部分をインドと分業するか、
共通ファンクションを活用できるか、Q&Aを効率的効果的に行うには
どう工夫すればよいか、などを想定し、対策を打っておくことが大切です。

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 筆者プロフィール: <久木田 宗一郎> shampoo@sraw.co.jp
 85年SRA入社。86年〜93年までSRAアメリカに出向。
 93年〜98年までは東南アジアの顧客先へ、また社内では
 4th Dimensionなどを担当。その後、SRAヨーロッパへの出向や
 SRAアメリカへの再出向を経て、04年から現在のSRAインド
 にてリモートサポートチーム、DBAを担当。
  http://www.sraw.co.jp http://www.sraindia.com/
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■=== 【コラム/『戦略志向経営へのBSC活用提案』】

年初には2006年度へ向けた各種の企画・計画の策定作業が具体的に
スタートする時期かと思います。そこで、皆様の企業・組織の
戦略的運営に向けたご提案を以下にさせていただきます。

    《《《 戦略志向経営へのBSC活用提案 》》》
      バランス・スコアカード(BSC)活用提案
     2006年度経営戦略(事業計画)策定に向けて

★こんな事に悩んでおられる企業にお薦めします。
・目標(ビジョン)とそこへ向かう戦略を明確にしたい。
・事業継承者を育てたい(経営志向を身につけさせたい)
・事業部や部門間における障壁を減少させたい。(部門長の意識改革)
・早く一本化したい(M&A・戦略提携の直前・直後の企業・組織)
・顧客視点や従業員視点を重視した戦略でモチベーションを上げたい。
・経営計画(方針・戦略)の実施を推進・徹底したい。
・業績評価・目標管理の制度を見直したい。

★効果
・経営戦略を明確にし、経営のPDCAサイクルの実現が可能になります。
・戦略志向型経営(部門管理)への変革が可能となります。
・経営戦略から業績評価や目標管理への連携(方針展開)が可能となります。
・重要成功要因(CSF)や管理すべき重要指標(KPI)が明確になります。
・顧客視点や経営視点が強化され、企画提案力の強化に役立ちます。

本提案により実施する内容は、
ビジョン(ミッション)のレビュー、環境分析から戦略の策定、そして
戦略マップやスコアカードの作成に限らずアクションプラン作成から
モニタリングプロセスの設計までの一連の作業をパックにしたものです。

実施内容他の詳細は、以下のURLでご確認ください。
(印刷用にPDF型式でも提供しています)
  ==> http://www.tru-solutions.jp/BSC_Proposal05.htm

費用: 通常300万円(税別) ==> 特別価格210万円(税別)

なお、本特別価格のご提供は、
「F+S Forum」メンバーあるいは「F+S Flash」読者の企業・組織に
限定させていただきますのでご了承ください。
※ご紹介いただいた企業・組織への本プログラムの提供については
 ご相談ください。
※本特別価格は、2006年3月末日までの契約に適用されます。

対象組織数や追加研修等を含めた企画についてはご相談ください。
実施目的や組織環境を考慮のうえ具体的な企画提案をさせていただきます。
もちろん、各セミナーや研修のみなどの部分実施も承りますので、
お気軽にご相談ください。

特に「F+S Forum」メンバーに多いIT系企業の場合には、
社内での活用はもとより、お客様に対する企画提案能力の強化や
ITプロジェクト企画時のユーザ視点(顧客視点)強化などに
役立ちますので、営業やSEに対する研修目的での活用も推薦できます。

景気は上向きとはいえ、まだまだ大変厳しい経営環境は継続します。
本機会をご活用いただき、御社の発展性をより確実なものにして
いただければと考えます。宜しくご検討の程お願い申し上げます。

                 西嶋陽一/TRUソリューションズ

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  キーワードは、経営戦略、業績評価、組織力強化、目標管理(MBO)、
  リーダーシップ研修、人事評価、IT戦略、IT投資効果評価、等々
   TRUまで気軽にご相談ください ==> info@tru-solutions.jp
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■=== 【F+S Forum/開催日程】

◆開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

 東 京:【第103回】1月18日(水)@六本木センチュリーコート
 名古屋:【第19回】 1月26日(金)
 大 阪:【第34回】 1月27日(金)〜28日(土)GOLF

 広 島:【第 4回】 2月 3日(金)〜4日(土)GOLF
 東 京:【第104回】2月15日(水)
 福 岡:【第22回】 2月24日(金)〜25日(土)GOLF

 コンペ:【第25回】 3月10日(金)
 東 京:【第105回】3月22日(水)@六本木センチュリーコート

 宮 崎:<特別企画> 日程検討中、乞うご期待。(*^_^*)/~~

◆開催報告:

 福 岡:【第21回】 12月 2日(金)〜3日(土)@割烹「大栄丸」
          12名の方々のご参加でした。

☆《《《 2005年度 忘年会&クリスマス・パーティ 》》》終了!!

 東 京:【第102回】12月 7日(水)@赤坂.「SUBIRホール」
          121名の方々のご参加でした。

 今回の会場は赤坂駅からスグという至便な場所での開催となりました。
 吹き抜けの2フロアで非常に良い雰囲気の会場です。
 さらに、音楽も今年は会場に合わせて賑やかなりました。

 メインのバンドは、一昨年の恵比寿の時にもお願いしました、
 今回の会場のスグ近く「エルカミーノ」の戸田さんに
 スペシャル編成バンドでお願いしました。

 また、今回はF+Sメンバーによるバンド演奏も披露され
 さすが本番に強い方々で楽しいライブ演奏となりました。
 (ギター=持田さん+斎藤さん、ベース=宮崎さん、ドラム=ヤヲさん)
 (ボーカル=内山さん+吉田さん)

 今回の雰囲気は以下のURLで:
  ==> http://www.tru-solutions.jp/FS051207.htm

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

編集後記: ようやくこれで今年も終われます。年間40イベント、自分でも
良くやったなあと感じます。たくさん接した皆さん方の笑顔を思い浮かべなが
ら新たな気持ちで新年を迎えよう思います。本年も大変お世話になりました。
来たる戌年が皆様にとってより良い年になりますよう祈念いたしております。

※12月から事務所を下記に移転しました。(といってもスグ近くです)
 住所登録を変更ください。 電話/FAXは変わりません。

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ユニカイハツソフトウェアのヒテーシュアッシャさんが新聞で紹介されました。
・12月17日(土)読売新聞 朝刊
1200万分の1のメッセージ【起業家編】 第5回“未開拓地”日本に拠点
 ==> http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/kikaku/006/6.htm
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