F+S Flash
(Vol.54)

 
 

============================= CONTENTS =============================
【F+Sメンバー紹介/第47弾】
  清水 惠/ミウラ、田村 秀雄/YDC、山津 穣/コスモビジョン
【コラム/「セミナーの集客はどうする?」】 <寄稿>
  なかなか思うように集客できないですよネ?   加藤 恭子
【コラム/ヘルシー通信『高齢期の食生活』】 <寄稿>
ほんわか話題の提供です         田島 宣彦/ソニー生命保険
【コラム/「県民性におけるBSC的考察<No.11>」】  <寄稿>
  〜〜山形県の巻〜〜          高橋 義郎/日本フィリップス
【海外視察/「インドのIT企業を視察見聞する旅」】
  7月4日〜10日(7日間)      石井 宇一郎/アンナプルナ
【セミナー/「ECサイト活性化手法と成功事例のご紹介」】 
  6月26日(金)@日立システムアンドサービス
【セミナー/「JUAS最新セミナ情報」】
  最新セミナー企画(6月) IT投資効果評価・事例セミナーほか
【人材募集】 求職・転職についてもお気軽にご相談ください。
  アステム、日本カルチャーソフトサービス、クオリカ、
  NTTヒューマンソリューションズ、ブロード(大阪)
【F+S Forum/開催予定】  <以下の各回とも参加者募集中です>
  名古屋:【第12回】 6月10日(木)@名駅エスカイヤ
  大 阪:【第27回】 6月11日(金)@梅田エスカイヤ
  福 岡:【第15回】 6月18日(金)@博多メンバー推薦の店
  熊 本:<特別企画> 6月19日(土)〜20日(日)@阿蘇近辺
  東 京:【第86回】 6月23日(水)@六本木「センチュリーコート」
  名古屋:【第 1回】 6月26日(土)@「キス釣り」名古屋近郊
  ゴルフ:【第22回】 7月 9日(金)@千葉『源氏山GC 』
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■=== 【F+Sメンバー紹介/第47弾】

1)清水 惠/ミウラ

せっかく親しくなったのに広島へ転勤です。
(福井さん、広島でもF+S開催しませんか?)
この4月にも結構な方が異動で動かれましたが、
F+Sは個人参加なので末永く宜しくお願いしますネ。

 <ご本人からの一言> shimizu@fukuoka.kkmiura.co.jp

F+Sの皆様 はじめまして、F+S福岡に参加させて戴いております
株式会社ミウラの清水 惠(シミズ メグム)と申します。
諸先輩方を差し置いて僭越ですが御指名賜りましたので
自己紹介をさせて頂きます。m(_ _)m

福岡営業所ライフを満喫しておりましたところ、突然異動の発令にて
6月1日付けで広島へ異動を命じられております。(T_T)
思えば4年ほど前、拠点が広島・東京・名古屋にございます弊社が苦し紛れに
新天地開拓ということで福岡営業所を開設し着任しましたばかりの頃、
アシストの池松様よりお誘いを受けまして以来、
F+S福岡に参加させて戴いております。

出生地は広島県 岡田斗司夫氏と同じ昭和33年生まれで
いわゆるオタク第二世代に属しております。(^^;
福岡の大学卒業後、潟~ウラに入社 当初は東京事業部にて勤務。
その後、今は無きDECというメーカーの中四国代理店開始に伴い、
広島に転勤。以来、20年程 情報機器関連の営業をやっております。
関東方面にもいつの間にやらお客様が出来まして、2〜3ヶ月に一度は
出撃しております。
つまるところ、神田M屋の蕎麦を食べたり、銀座 天賞堂に行ってるだけと
いう声も一部あり。(笑)

知識も技術も無く、ましてやソリューションとも縁遠いのですが、
お客様との不思議な縁に恵まれまして、ここまでこれたかのなぁと思う
今日この頃です。

会社はボイラーを製作されている某有名企業とよく間違われるのですが、
全く関係はございませんで、システム開発をメインに医療系の機器を作り
ましたり、半導体の冷却装置を製造しましたり、はたまた大手新聞社様の
明治期の新聞のデジタル化をしましたりとよく言えば天衣無縫、悪く
言いましたら出たとこ勝負のお客様のご要望がありましたら、なんでも
やったるで!という意気込み重視の地方にありがちな会社でございます。
自分では見たこと無いのですが、ご興味がございましたら、
http://www.kkmiura.com にて全貌がご覧になれるかと。(^^;

少し長くなりましたが、最後に、
現在、広島にはF+S Forumは無いそうで、大変残念です。
本日もF+S Forumのメンバーの方が異動の激励にわざわざお見えになられて
大変嬉しく思いました。このような出会いを与えていただいたF+S Forumに
感謝しております。それでは今後、何かの機会がありましたら何卒宜しく
お願いいたします。m(_ _)m

2)田村 秀雄/ワイ・ディ・シー(YDC)

最初の内は、名古屋の人なのか東京の人なのか不明でしたが
今回の自己紹介でようやく事情が飲み込めました。
私は幹事の役割なので顔は良く分かっていても
突っ込んだ話をしてない方が多くなってきて失礼しています。
(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)

 <ご本人からの一言>  tamura@ydc.co.jp

ワイ・ディ・シーの田村と申します。現在は生産管理センタに席を置き、
Unified Process、UML、MDA等の勉強をしながら、全社のオブジェクト
指向技術の向上、ソフトウェアの生産性向上を目指して活動を行っており
ます。2000年の後半よりF+Sに参加させて頂いております。

昭和31年9月に東京で生まれました。大学卒業後独立系ソフトウェア会社
に就職し、ソフトウェア業界の技術畑をずーっと歩いています。入社後は
富士通系のOS周りの開発に従事しておりました。夜中に200Mのディスク
パックを持ち歩き、あいているマシンがあればそこでOSの立上げ、
システムテストをする等という生活をしておりました。

日立・IBMスパイ事件が発覚していた時代です。大型汎用機の時代から
UNIXを中心とするダウンサイズとなると予感し、ワイ・ディ・シーの前進で
ある、ディジタル・コンピュータ(DCL)に入社しました。
入社後1週間して、F+Sでは超有名な広瀬さんが入社され意気投合して
飲み歩いておりました。

当時のDCLは日本初のUNIXワークステーション開発、Oracle(V2.x)の
販売、ネットワーク製品の開発・販売など数多くの先端的な活動を進めて
おりました。私はObjective-Cの普及・拡販のために、さまざまなシステム
への移植を行うと共に、普及のための活動を行って来ました。

Objective-Cによるネットワーク監視パッケージ(LMaT)の設計・開発等、
オブジェクト指向開発を経験してきています。その後、電力会社向け配電
自動化システムのプロジェクトに参画しました。運開前約9ヶ月という頃
システムテストがうまく進まず、3ヶ月の出張という約束で名古屋に
約35人のメンバと共に異動しました。

名古屋在住の間は、東京帰還にむけた活動を行い、東京への単身出張を
重ねていました。そんな時に広瀬さんからF+Sを紹介して頂き、
参加させて頂く様になりました。参加率は悪かったのですが、
名古屋F+Sにも参加させて頂きました。

最終的には家族が先に東京に戻り、7ヶ月遅れで東京帰任ということになり、
8年間の名古屋の生活に終止符が打たれたのが昨年の10月下旬でした。
現在は中学2年生、小学6年生、年長の3人の子供と妻との生活に戻りました。

F+Sには多方面の豊富な知識を持たれた方々が参加されており、
いつも勉強させて頂いております。東京に帰還できたこともあり、
今後は積極的に参加させて頂きますので、よろしくお願い致します。

3)山津 穣/コスモビジョン

雰囲気はIT技術者ではないです。
昨年の8月の初参加以来ずっと皆勤されています。
目立たず静かに場に馴染んでいくタイプでしょうか、
騒ぐわけでもないのに何故か目立つ人もいますよネ?(*^。^*)

 <ご本人からの一言>  yamatsu@cosmovision.co.jp

株式会社コスモビジョンの山津と申します。
名古屋でソフトウェア開発の仕事を行っております。

私、昭和35年名古屋に生まれ、以来ずっと名古屋で生活しております。
小さい頃から機械いじりが好きで、小3からラジオ作り、中学に入るとすぐ
アマチュア無線の免許を取って無線機等を作っておりました。
高校入学よりデジタル回路に興味を持つようになり、ワイヤードロジックで
ゲームを作ったり、マイクロコンピュータやサンプリング方式のシンセサイザ
等を作って遊んでおりました。初めてコンピュータに触れたのもこの頃でした。
当時、名古屋市が教育用に用意していた汎用機を使用してFORTRANの
プログラミングを行ったりしておりました。

高校卒業後、しばらくコンピュータとは無縁でしたが、塾の講師をやっていた
24歳の時、初めてパソコンを購入し、Pascalという言語を使って塾生
の成績管理プログラムを作成しました。このことが契機となってソフトウェア
開発の仕事に興味を持つようになり、翌年名古屋市内のソフトハウスへと転職
致しました。

そこで3年間、プログラマ・SEの仕事に従事する内、一つの疑問にぶつかり
ました。何故か品質の悪いソフトウェア程儲かるのです。品質の良いソフトウ
ェアはプログラムも短く、読みやすく、不具合も少ないので一旦開発がすんで
しまえば後でかかる費用は少なくてすみますが、品質の悪いソフトウェアはそ
の逆で、そもそも「できた」という状態からまともに動くようになるまでに結
構費用がかかったりする。これは何かおかしい、このような世界が長く続くは
ずがないと思い、それならば自分で本来あるべき姿のソフトハウスを作ろうい
う思いから16年前にコスモビジョンを設立致しました。

設立当初のMS−DOS・UNIX・OS/2より、最近のWindows・
Linuxへ、言語もCに始まりC++、Perl、Javaへとオープン系
を中心としたシステム開発を行っきました。その中でもネットワーク系、通信
系のプログラムを好んで開発しつつ、現在に至っております。

F+S会へはノリタケインフォメーションシステムズの服部社長に誘われて
昨年の8月より名古屋の会に参加させていただいております。
ゴルフはやりませんので定例会のみですが、元来飲み食いは好きな方なので
毎回楽しく参加させていただいております。毎回さまざまな分野の新しい方
との出会いがあり、有意義な時間を過ごさせていただいております。
これからもできる限り参加させていただきたいと思いますので、
よろしくお願い致します。

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 2004年7月2日(金)10:00-17:00@肥後橋.東洋紡ビル7階会議室
   お問い合わせ、参加申込は ==> ynishijima@tru-solutions.jp
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■=== 【コラム/「セミナーの集客はどうする?」】 <寄稿>

                 加藤 恭子 CXP03466@nifty.ne.jp

エンタープライズ業界で生きる人だけでなく、他の業界でも、多分、
セミナーに人を集めるという行為は意外と大変で、しかもやり方により
大きく差が出る部分でもあると思う。

自分でターゲットを選定し、方向性を決め、基調講演の人を決めたりと
ある程度決定することができれば、人は集めやすい。
なぜなら、自社のターゲットとする人が興味を持つような内容にすれば
いいからだ。

しかしながら、とりあえず集客してくれ、と誰かが中途半端に進めた
セミナーの集客を相談されることがある。
何故か開催場所も不便な場所だったりする。

ひどいのになると、代理店さんがセミナーをしようと会場は借りたが
集客用の予算を取っておらずに「人が来ません。Webに案内を出したんです
が・・・」なんていう、「この人大丈夫かな?」と思われる相談もある。
Webに案内を出しても、そこに誘導する仕組みがなければ、誰も見に来ない
のである。

そんなときは、
もう日にちがないので、紙媒体(雑誌広告など)は間に合わない。
そんなときに役立つのがメールニュースのヘッダ広告や
Webのバナーである。

一番すごいと思うのが BizEvent「http://events.nikkeibp.co.jp/」だ。

セミナー情報登録は無料にも関わらず、集客力がある。
(登録方法は日経BP社のご担当者にお問い合わせください。
こちらでは一切お答えできません。多分Webからは登録できない
と思います。決められた登録の方法があります。
問い合わせのときに、セミナー情報広告なのか、セミナー情報
登録なのかを明確にしておく必要があると思います)

更に役立つのはアクセス数の多いセミナーのランキングを
公開していることだ。それを見ると、どういうワードに興味が集まる
のかが一目瞭然で、業界の流行り廃りもわかるし、どういう
セミナータイトルの付け方が効果的かを知ることも出来る。

それから有償サービスでは、ITmedia(旧ZDネット、そのまた昔のPC WEEK)
は、コストパフォーマンスが非常によいと思う。
媒体の名称やスタイルが変わって、新たな登録者も増えたようで、
非常に登録者のセミナーへの反応が早い。

個人的にはキーマンズネットへの評価が低い。
理由は以下の通り:
・勧誘がしつこい。Webで製品を勉強して延々と語る。断っても違う人が
 また電話してくる。日本マニュアルセンターとかDHCとかもがんがん電話
 かけて売り込んでくるが同じくらいしつこい。
・セミナー集客に使ってもディシジョンメーカーではない人の応募が多い。
・コストパフォーマンスが悪い。

しかしながら、この話を某社のマーケの人にしたところ:
「使い方次第だ。ときどきキャンペーンをやって、登録者を増やしている。
登録者が増えたタイミングだと、反応がよい。また最近は昔と違って、
オラクルの記事を何回クリックした人、みたいな感じで細かな属性で
配信先を選定できるので、マトモになってきた」
とのことだった。
競合とはならない会社のマーケの人との情報交換は役立つと思った。

なお、上記は私見であり、皆に当てはまるものではありません。
集客方法はご自分でご選定ください。

 ※上記は、筆者の発行する「B-zine 第20号/えんたーぷらいず
  IT業界短信 第8回」より抜粋転載させて頂きました。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 筆者プロフィール: 加藤 恭子
 横浜市大卒。青山学院大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。
 アスキー等を経て、ナスダック上場外資系企業のマーケティングを担当、
 また雑誌等でIT系、資格系の執筆を行う(日経BP社、ダイヤモンド社、
 ソフトバンクパブリッシング、翔泳社等)。現在翔泳社DBマガジンにて
 連載中。また400人以上の読者を抱える隔週無料メールマガジンを配信中。
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■=== 【コラム/ヘルシー通信『高齢期の食生活』】 <寄稿>

                    田島 宣彦/ソニー生命保険
                  YOSHIHIKO_TAJIMA@sonylife.co.jp

「年をとってそれ程肉を食べたいと思わなくなった」というお話を耳にし、
高齢期と食生活について少し調べてみました。

確かに歳を重ねると、一回の食事の量が少なくなり、肉や野菜を好まなくなる
傾向があるようです。しかし、そのために低栄養状態になりがちにもなり、
場合によっては栄養素の欠乏から食欲不振を招き、食欲の低下により
さらに栄養状態が悪くなるという悪循環に陥ってしまうこともあるそうです。

高齢期には基礎代謝や活動量が低下するため、エネルギー所要量も低くなり
ますが、一般に60代で20代の8〜9割、70代で7〜8割、80代以降
でも6〜7割程度は必要です。各組織の重量の減少により体重が減り、
生理機能が衰え、消化吸収機能、味覚、嗅覚の低下や、歯の健康による
咀嚼力の低下など、体の変化がみられます。若い時以上に食生活の気配りが
必要なようです。

低栄養による体重低下に注意し、規則正しい1日3回の食事を守り、調理を
工夫して多様な食生活を心がけて、副食を中心にとるようにします。
また、カルシウムやビタミンは不足しがちなので気をつけ、のどの渇きの
感覚が鈍くなるので、十分な水分摂取にも心がける必要があります。

(財)東京都高齢者研究・福祉振興財団 東京都老人総合研究所
http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/J_index.html
同研究所・トピックス・肉も食べ続ける食生活の大切さ
http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/j_topics/topics_1882_1.html

■=== 【コラム/「県民性におけるBSC的考察<No.11>」】 <寄稿>

                   高橋 義郎/日本フィリップス
                   yoshiro.takahashi@philips.com
     〜〜 山形県の巻 〜〜

一昨年8月に、山形市の北に隣接している天童市に伺ったことがある。
日本一の将棋駒の生産地としても有名であり、その生産は全国の95%を
占めるというから驚く。マーケットから相当高い評価を得、かつ長期に
亘って保つ戦略を持ち合わせているからであろう。
ここには著名な映像音響機器メーカーの製造関連会社があり、
今回はその会社でセミナーを開催する目的の業務出張の旅であった。

ところで、筆者にとって山形は身近な土地ではない。
むしろほとんど知るところがなく、わずかに、亀井勝一郎の「大和古寺
風物誌」薬師寺の章に「春」と題した良い随筆があり、その冒頭部分に、
亀井が高等学校の頃を過ごした山形の思い出が紹介されているのを読んだ
ことがあるばかりである。山岳の重苦しさと同時に、山形で緑の本当の
美しさを味えたようで、そこにはやはり美しい川がなければならない。

芭蕉が「五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上川」と詠んだように、
山形の風土は「母なる川」(歌人の斎藤茂吉がこう命名した)である
最上川によってはぐくまれて来た。この川は日本三大急流のひとつで、
全県の実に86%の流域を潤している。
他の多くの川はいくつかの県をまたいで流れるのに対して、最上川は
ただ山形県だけを流れて海に通じている。言い換えればその流域全体が
ひとつの県におさまっているわけで、県民が「母なる川」と呼んでいるのも、
こうしたところから特別の愛着を抱いている県民の心を、よく反映している
のだと言える。

山形県は、酒田や鶴岡を中心とした雪の少ない日本海側の庄内地方と、
我が国有数の多雪地帯である内陸地方とに分かれている。
庄内人は比較的明るく、のびやかであるのに対して、
内陸人は盆地型の内向性と忍耐強さとが際立っていると言われる。

そこでまず庄内地方について考えてみると、庄内人が明るくのびやかで、
その暮らし振りも豊かなようであった。特に酒田は最上川の河口に位置し、
江戸時代には日本海有数の港町として栄え、1000戸を越す人家があって
回船問屋でにぎわっていた。この酒田は江戸時代から続いた大阪方面との
交易の影響で、土地の方言にも大阪弁の影響があり、早口で、すぐ近くの
鶴岡では非常にゆっくり話すのと対照的だと言われるし、住民の性格も
酒田の動に対して鶴岡は静だと言われている。こうした庄内地方に対して、
内陸部は内向性と忍耐強さとが際立っていることは先にも述べた通りである。

二つの地域におけるこうした性格の相違はあるのだが、山形県全体としての
特徴となると、人情が深く、人あたりのよい穏やかな性格だと言ってよい
だろう。山形出身のある学生は「山形の人情深さは日本一だ」と記していた
が、たしかにここでは人間関係を大切にする気持ちが強く、争いごとは
嫌いで、万事丸くおさめるのがうまい。
他人に対しても、疑いの気持ちなど持とうとしない。だから「泥棒も山形
では落ち着いて暮らせる」という冗談さえあるくらいだ。但し、人情深さ
が裏目に出ると、多少おせっかいな印象を与える場合も少なくない。
他の東北諸県と同じく、自己主張はあまりしないのだが、誠実なところが
逆に押しつけがましく感じられる場合もあると言われている。

その反面、山形では歩行者の酔っ払いに関する交通事故が全国で最も多い
のであって、それというのも山形では酒を飲んで、真っ暗な道路に寝込んで
しまうひとが多いからなのだそうだ。
たしかにかつての清酒の消費量を見ると、新潟、秋田に次いで山形は
全国で第2位なのだ。つまり先にあげた誠実とかおせっかいなどの性格が
強すぎないよう、適度のバランスを保つ安全弁の役を果たすのがお酒だ
ということになるのかも知れない。

NHK放送文化研究所の全国県民意識調査において、「家庭生活では、
ひとりひとりが好きなことをして過ごすよりも、家族の団らんを大切に
したいと思いますか」の問に対して、「はい」の答えは山形が第1位で
あったことがあり、その後第31位に下がっている。
また「他人にウソをつくことは、どうしても許せない悪いことだと思いますか」
の問に対する肯定の答えは、山形が第1位だったが、やはり
その後第10位となっている。考えかたにおける最近のこの大きな変化は
秋田の場合とよく似ているが、何が原因なのかよく考えてみる必要が
ありそうだ。

以上のような県民性に鑑みて、バランス・スコアカードの重要成功要因を
考えてみると、以下のようになるのではなかろうか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<財務の視点>
  ・県内の経済レベルの向上と維持
<顧客の視点>
  ・安全で人情味のある県のイメージのアピール向上
  ・県内の自然環境資源や産業資源の活用
<プロセスの視点>
  ・自然資源や産業資源の活性化プログラムの実践
  ・酒に依存しないコミュニケーションプロセスやスキルの向上
<学習と成長の視点>
  ・倫理やモラル向上への意識改革
  ・母なる川の理念共有
  ・コンセンサスビルディングの向上と教育
  ・命の尊さを再認識する意識向上
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

となるのではないだろうか。ちなみに同県出身の有名人としては、丸谷才一、
井上ひさし、渡部昇一、藤沢周平、無着成恭、渡辺えり子、斎藤茂吉、などが
いる。いずれも個性的な著名人ばかりである。

   (参考と引用:「県民性人間学」祖父江孝男・新潮OH文庫、
              「大和古寺風物誌」亀井勝一郎・新潮文庫)

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  第6回『3時間で再考する:
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   お問い合わせ、参加申込は ==> Open_seminar.JPN@philips.com
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■=== 【海外視察/「インドのIT企業を視察見聞する旅」】

F+Sの皆様、たいへんお世話になっております。
最近は少しご無沙汰となっておりますが
近況のお知らせとお願いがあり掲載させて頂きました。

この度「日本語で行う日本ーインド間事業を支援する会」という
大それた名称のNPOを設立いたしました。
そこで先ずは日本語環境で行うインドIT企業を見聞していただきたく
以下のようなツアーを企画いたしました

高品質、廉価なインドITの活用が叫ばれて久しいものの、言語、商慣習、
文化等の違いから一向にはかばかしい進展を見ることができず、情報システム
のコスト軽減が未だ遅々としております。これらインドIT活用上の阻害要因
を少しでも解決できればとの一念からNPOの設立に至りました。

気が向きましたら、その気になっていただきたく
ご検討の程宜しくお願い申し上げます。

                  石井 宇一郎 u.ishii@nifty.com
                  アンナプルナ 前記NPO代表

     【 インドのIT企業を視察見聞する旅 】

渡航期間: 2004年7月4日(日)〜10日(土) 7日間

旅行代金: 219,800/人

訪問都市: ムンバイ、プネ、バンガロール、デリー
訪問企業: ・Vertex社、・MANAS社、・NIIT社
      ・BPL Telecom社、・日印ソフト社、
      ・Infosys社、ほか

主催旅行: 日本エアービジョン株式会社
旅行企画: NPO法人「日本語で行なう日本−インド間事業を支援する会」
 東京都千代田区三崎町2−15−2−201
           TEL:03−5275−1460
             (090−4940−1030)

■=== 【セミナー/「ECサイト活性化手法と成功事例のご紹介」】

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を向上させたサイト運営とサイトでの決済と物流までを提供することが
ビジネスの成功の鍵となっております。
本セミナーでは、当社が今までに培ってきたWebサイト構築技術に加え、
ECサイトへのSEO適用成功事例や決済、物流サービス等をご紹介
いたします。

日 時: 2004年6月25日(金)  13:30〜17:00

会 場: 株式会社日立システムアンドサービス 
       東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル 20F
参加費: 無料

主 催: 株式会社 日立システムアンドサービス
協 賛: ECジャパン株式会社、株式会社イーコンテクスト 

申込/お問合わせは、下記メールアドレスへ:
      m-okano@hitachi-system.co.jp
      http://www.hitachi-system.co.jp
定員(50名)になり次第申し込みを締切らせて頂きます。
 (株)日立システムアンドサービス ソリューション営業統括本部
  東京第1営業本部 第3営業部  岡野、伊地知
  TEL:03−6718−5802

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JUASでは、常に最新のテーマにのったセミナーを企画しております。
情報満載のセミナーに是非ご参加ください。
各詳細は http://www.juas.or.jp/seminar/index.html をご覧ください。
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ITC知識認定ポイント対象セミナ 好評、一日でわかるBSC!
★「第10回バランス・スコアカード体験講座」
講師:高橋義郎氏 日本フィリップス(株)
   西嶋陽一氏 (株)TRUソリューションズ
日時:体験講座 2004/6/4(金) 9:30-17:30
―――――――――――――――――――――――――
大好評 他ではない、中堅社員の異業種交流の場!
★「第19回 中堅SE勉強会」
講師:岩田 好廣氏  アイエックス・ナレッジ(株)
   アプリケーション事業本部 副本部長
日時:2004/6/16,6/30,7/14,7/28,8/6-7 5日間 18:00-20:00
―――――――――――――――――――――――――
個人情報保護法対応準備セミナ!
★「個人情報保護法総合的対応策準備実践セミナ」
講師:羽田 卓郎氏  リコーヒューマンクリエイツ(株)
日時:2004/6/25(金)、26(土)
2日間 10:00〜17:00
―――――――――――――――――――――――――
第5弾! ITC知識認定ポイント対象セミナ
★「IT投資対効果とその評価方法 実践モデル構築体験講座」
講師:前橋 雅夫氏 前橋システムコンサルティング(株) 代表取締役
日時:2004/7/15(木)、16(金) 2日間 9:30〜18:00
―――――――――――――――――――――――――

※お問い合わせ等は下記へ。
社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
担当:近田(chikada@juas.or.jp)、石川 (ishikawa@juas.or.jp)
電話:03-3249-4102  http://www.juas.or.jp/

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1)アステム: http://www.astem.jp/
   システムコンサルタント、Network/Security/各種サーバー関連
   技術者を募集中!!(名古屋勤務)
   詳細はアステム/植田さんまで、ueda@astem.jp
2)日本カルチャーソフトサービス: http://www.culture-soft.co.jp
   東京営業+SE部長+高松事業所SE部長ほかを募集中!!
   詳細はNCS/高井さんまで、takai@culture-soft.co.jp
3)クオリカ: http://www.qualica.co.jp
   営業、PM、SEほか各種職種経験者
   詳細はクオリカ/氏部さんまで tatsuo_ujibe@qualica.co.jp
4)NTTヒューマンソリューションズ http://www.ntt-hs.co.jp/
   若手の技術者派遣コーディネータ(25歳〜35歳)を募集中!!
   詳細はNTT-HS/岩本さんまで iwamoto@ntt-hs.co.jp
5)ブロード: http://www.broad-corp.co.jp/
   大阪営業所での営業担当を急募(年齢性別不問)!!
   詳細はブロード/姫野さんへ LDA01657@nifty.ne.jp

■=== 【F+S Forum/開催日程】

・月例会開催予定:  <最新日程はHPをごらんください>

  名古屋:【第12回】 6月10日(木)@名駅エスカイヤ
  大 阪:【第27回】 6月11日(金)@梅田エスカイヤ
  福 岡:【第15回】 6月18日(金)@博多メンバー推薦の店
  熊 本:<特別企画> 6月19日(土)〜20日(日)@阿蘇近辺
  東 京:【第86回】 6月23日(水)@六本木「センチュリーコート」
  名古屋:【第 1回】 6月26日(土)@「キス釣り」名古屋近郊
  ゴルフ:【第22回】 7月 9日(金)@千葉『源氏山GC 』

・月例会開催報告:

  東 京:【第84回】 4月28日(水)@46名参加
  東 京:【第85回】 5月26日(水)@47名参加

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  「人が創る」を合い言葉に、「F+S Forum」を通じてより良い社会へ
       http://www.TRU-Solutions.jp/F+S_Forum.htm
   参加者のご紹介や【F+S Flash】のバックナンバーは上記URLで
  各種有益な情報提供やイベント等の告知があればお知らせください
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編集後記: もう梅雨入りですね!蒸し暑いです。先週のF+S東京@赤坂「
イル・サーレ」において初めて東京音大の方々による弦楽四重奏を入れてみま
した。参加者は美人4人にウットリ(失礼!演奏にウットリでした)。いよい
よF+Sイベントが盛りだくさんの1ヶ月に入ります。熊本も17名の参加者
が集まりました。心配ネタの大阪へ新規参加者のご紹介を重ねてお願いします。

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